12月の新刊『メフィス』

2009年 12月 14日

mephis_coverフロラ・トリスタン/加藤節子訳

メフィス

四六判上製392頁/定価3800円+税
ISBN978-4-89176-758-7  C0097 12月末1月5日頃


《僕の唯一の復讐は……
プロレタリアを、女性を解放することだ……》



ユートピア思想の洗礼を受けたフェミニストにして、
ジョルジュ・サンドのライバル。ブルトンによって、
「フンラス・ロマン主義の心臓部」とまで称された女性作家の
幻の《プロレタリア小説》が世紀をこえて甦る。本邦初訳!

「ジャン・バルジャン」と「共産党宣言」に先駆する《新しい人間》メフィスと、
その恋人マレキータ。19世紀パリの華麗な貴族社会を舞台に、
漁夫の息子と歌手の娘による波乱に充ちた《恋と革命》のゆくえ。

 

12月の新刊『ロラン・バルト 最後の風景』

2009年 12月 8日

barthes_coverジャン=ピエール・リシャール/芳川泰久・堀千晶訳

ロラン・バルト 最後の風景

四六判上製208頁  定価2000円+税
ISBN978-4-89176-756-3  C0098  12月20日頃発売!





バルト、この多幸的存在


波状模様(モアレ)、きらめくもの、ニュアンスといった、
バルトが愛したモチーフのあいだを軽やかに飛翔し、
「変容の思想家」の実像に迫る。
「テーマ批評」の第一人者による、ロラン・バルト入門書。