5月2023のアーカイヴ

6月の新刊:ロートレアモンとサド《批評の小径》

2023年 5月 25日

書影_ロートレアモンロートレアモンとサド
《批評の小径》
モーリス・ブランショ(著)
石井洋二郎(訳)

判型:四六判上製
頁数:331頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0726-0 C0098
装幀:宗利淳一
6月上旬頃発売!

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批評=臨界点クリティック
への無限運動

作品の読解と批評を創造行為のうちに共鳴させ、批評に新たな地平を切り拓いたモーリス・ブランショ。ロートレアモン/サド作品の分析をとおして、生成過程にある開かれた作品経験を《創造的批評》として実践してみせた画期的著作。

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6月の新刊:文学の政治《批評の小径》

2023年 5月 25日

書影_文学の政治文学の政治
《批評の小径》
ジャック・ランシエール(著)
森本淳生(訳)

判型:四六判上製
頁数:402頁
定価:4200円+税
ISBN:978-4-8010-0707-9 C0010
装幀:宗利淳一
6月上旬頃発売!

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詩人と労働者を
分割=分配 パルタージュ
するもの

「文学の政治」とは、作家が行う政治活動や、その作品の政治的側面をいうのではない。《文学は文学として政治を行う》のである――
エクリチュールの民主主義が成立する近代以降、《文学》によってラディカルな次元で可能となる既存の「
分割=分配 パルタージュ
」への異議申し立てを提示する、メタ・ポリティークの詩学。
《政治的活動によって感性的なものの
分割=分配 パルタージュ
はかたちを変える。公共の舞台に新たな対象と主体が導入され、見えなかったものが見えるようになり、騒々しい動物が話す存在として耳を傾けられるようになる。「文学の政治」が含意するのは、文学は文学として、こうした空間と時間、見えるものと見えないもの、言葉と雑音の切り分けに介入する、ということである。》(本書より)

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6月の新刊:評伝 ポール・ヴァレリー

2023年 5月 15日

評伝ヴァレリー_書影評伝 ポール・ヴァレリー
ミシェル・ジャルティ(著)
恒川邦夫(監訳)

判型:A5判並製・函入3巻本
頁数:1巻:607頁+別丁:16頁/2巻:653頁/3巻:734頁
定価:30000円+税
ISBN:978-4-8010-0706-2 C0098
装幀:宗利淳一
6月上旬頃発売!


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ヨーロッパの知性と評されたポール・ヴァレリーの生涯を描いた浩瀚な伝記、ついに刊行!
詩人の生涯をたどりながら、フランスで起きた歴史的事件(ドレフュス事件、第一次世界大戦、第二次世界大戦)、驚くべき広がりをもった各界の人々との出会いの数々を描き出す。狭義の文学史の枠組みを遥かに超えた、19世紀末から20世紀半ばに至る、ヨーロッパの政治・経済・社会・科学・文明など多岐にわたる時代絵巻。

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5月の新刊:艾未未アート「戦略」——アートが「政治」を超えるとき

2023年 5月 12日

艾未未_書影艾未未アート「戦略」
——アートが「政治」を超えるとき
宮本真左美(著)

判型:A5判上製
頁数:560頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0702-4 C0070
装幀:鳥山晋
5月下旬頃発売!

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艾未未を前にして、もはやわれわれに、「アート」が逃げ込める「聖域」はない。
——福住治夫

艾未未にとってアートとは、その「生きる」現実のただならぬ種々相を、見えるかたちにして残すことだ。本書は、彼に拮抗するばかりの熱量を傾けて、この「全身アーティスト」の全貌に迫った。

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