4月2018のアーカイヴ

5月の新刊:午前四時のブルー/Ⅰ 謎、それは自分

2018年 4月 27日

午前四時 書影午前四時のブルー
Ⅰ 謎、それは自分
小林康夫(責任編集)

判型:A5判並製
頁数:128頁
定価:1500円+税
ISBN:978-4-8010-0341-5 C0370
装幀:Gaspard Lenski
5月10日頃発売!


水声社の新たな雑誌「午前四時のブルー」(責任編集=小林康夫)刊行開始!!
本誌は、文学、芸術、哲学のフィールドで活躍する執筆者たちに、各特集のテーマに沿って自由に書かれたテクストを寄稿していただく新しい試みです。Ⅰ巻目の特集には、パスカル・キニャールの一文「謎、それは自分である」に導かれた対談、テクストを収録。



本書をお求めの方は、小社に直接ご注文いただけます
ご希望の方は、①氏名 ②発送先 ③電話番号 ④冊数をご記入のうえ、以下のメールアドレスにご連絡ください。なお、発送は代金引換郵便となります(代引手数料は小社負担)。
メールアドレス画像
▶お支払いただく代金は、1冊につき書籍代1,500円+荷造り送料300円を加えた、計1,800円となります。なお、2冊以上お買い上げの場合は、荷造り送料無料とさせていただきます。
▶電話・FAXでのご注文も承ります。Tel 03-3818-6040 / Fax 03-3818-2437
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『メイド・イン・ソビエト』特別講義開催!

2018年 4月 25日

神長英輔+大野斉子
『メイド・イン・ソビエト』特別講義開催!

日時:2018年5月6日(日)
場所:千代田区外神田6-11-14アーツ千代田3331 B104(地下1階)
時間:17:00~19:00
参加費:[前売]1,980yen [当日]2,200yen 
ソ連(ロシア)菓子の定番「アリョンカチョコレート」とロシア紅茶のおみやげ付き。

※詳細はこちら(https://www.facebook.com/events/186426961984512/)をご覧ください。

ヨーロッパ&ソ連・ロシアの雑貨屋Mitteが主催するイベント「SOVIET★EXPO 20世紀ロシアの革命的日常デザイン」において、弊社刊行の『メイド・イン・ソビエト』の訳者、神長英輔先生・大野斉子先生による「特別講義」が行われます。本書で取り上げられたソビエトのグッズにまつわるさらなる裏話、そして取り上げられなかった品々に関しても、存分に語っていただきます。他にも、「SOVIET★EXPO」では数千点に及ぶ社会主義製品、日用品、ポスター、絵本、パンフレット等の展示や、ソビエトカルチャーに関するディープな講演など盛りだくさんですので、ぜひ足をお運びください。
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〈中村真一郎の会〉シンポジウムのお知らせ

2018年 4月 23日

本年2018年に生誕100年を迎えた戦後文学の旗手、中村真一郎。その業績を顕彰する活動・研究を続けている〈中村真一郎の会〉(事務局=水声社)主催のシンポジウムを開催いたします。
今回は、「生誕100年 中村真一郎と福永武彦」と題し、同じく2018年に生誕100年となる福永武彦もあわせて取り上げます。
若き日に芽生えた両者の交流、〈マチネ・ポエティク〉の試みや東宝映画『モスラ』への原作提供などの協力関係を踏まえつつ、二人の巨匠の文学的軌跡をたどり、21世紀の現代に中村文学・福永文学を読み考えることの意味を探ります。

日時:2018年4月28日(土)14:30~
場所:明治大学駿河台校舎リバティタワー1135教室(13階)
プログラム
「生誕100年 中村真一郎と福永武彦」
14:30~ 発表(戸塚学先生・西岡亜紀先生・山田兼士先生)
16:20~ 討論・質疑応答
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5月の新刊:プリーモ・レーヴィ――失われた声の残響

2018年 4月 23日

プリーモレーヴィプリーモ・レーヴィ
失われた声の残響
ガブリエッラ・ポーリ+ジョルジョ・カルカーニョ(著)
二宮大輔(訳)

判型:四六判上製
頁数:510頁
定価:4500円+税
ISBN:978−4−8010−0337−8 C0098
装幀:宗利淳一
5月上旬発売!


プリーモ・レーヴィは、過酷なアウシュヴィッツ強制収容所時代をくぐりぬけ、いかにして20世紀を代表する作家になりえたのか?
新聞や雑誌、ラジオやテレビで録音、録画されたテープ、または講演、討論のリポート、学生との対話や個人的な会話の記録……。レーヴィがさまざまな場で語った膨大な記録を巧みに組み立てなおし、いまだ謎につつまれる作家の人物像と、創作の秘密をあらわにする迫真の書。
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国際シンポジウム「旅、ことばからことばへ――パスカル・キニャールと文学のアトリエ」のお知らせ

2018年 4月 20日

国際シンポジウム
旅、ことばからことばへ
――パスカル・キニャールと文学のアトリエ


来る2018年5月13日(日)、日仏会館にて、国際シンポジウム「旅、ことばからことばへ――パスカル・キニャールと文学のアトリエ」が開催されます。


日時:2018年5月13日(日)10時~17時40分
場所:日仏会館1階ホール
参加費無料。要事前オンライン申し込み(申し込みは日仏会館まで。)
* 詳細はこちらのプログラム(PDF)をご覧下さい。

古代と現代を縦横無尽に往来し、時空を超えたエクリチュールへ読者を誘う、フランスの現代作家パスカル・キニャール氏を迎え、第一線で活躍する研究者との応答、さらには自作朗読、作家・堀江敏幸氏との対談からリサイタルまで、充実したシンポジウムとなります。哲学・文学・歴史・人類学・精神分析の垣根を超えて、人間の思考作用(ノエシス)を探求するキニャール氏の〈最後の王国〉に直に触れる機会となるはずです。ぜひ足をお運びください。
同時に、《パスカル・キニャール・コレクション》からも、『落馬する人々〈最後の王国7〉』『涙』を刊行します。当日会場でも販売いたしますので、この機会にご覧下さい。

また、あわせて以下のイベントが開催されます。こちらにもぜひお越しください。
▶「パスカル・キニャールとの対話」、5月12日(土)15時〜18時10分、東京大学駒場キャンパス18号館ホール、予約不要・参加費無料(詳細はこちらのPDFをご覧下さい
▶「作家50年目の夜――パスカル・キニャール/博多かおる」【コンサート】、5月16日(水)19時〜20時30分、長崎大学文教キャンパス内長崎創楽堂、一般2000円/大学生以下1000円(ウェブサイト

 

今福龍太コレクション〈パルティータ〉完結記念イベント開催!

2018年 4月 20日

今福コレクション〈パルティータ〉完結記念イベント

今福龍太×松浦寿夫
世界の分岐点から

──「パルティータ」に込められた〈思想〉と秘められた〈謎〉に迫る!

日程:2018年4月28日(土)
場所:本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
時間:15:00~17:00 (14:30開場)
参加費:[前売]1,500yen + 1 drink order
 [当日]2,000yen + 1 drink order(当日現金でお支払いの場合のみ)

※参加をご希望の方は、本屋B&Bのウェブサイト(http://bookandbeer.com/event/20180428_partita/)をご覧ください。

〈近代〉的な制度や枠組みを常に乗り越えて思考し、多様な〈世界〉の可能性を探求しつづけてきた今福龍太さんの5巻本コレクション〈パルティータ〉が、本年1月に完結しました。
今福さんの文化理論における主著『クレオール主義』と『群島-世界論』の復刊を皮切りに、新編集の人類学試論集『隠すことの叡智』、アメリカの境界領域を彷徨う傑作紀行『ボーダー・クロニクルズ』、そして批評的な寓話『ないものがある世界』によって構成された〈パルティータ〉。それは、岐路に立つ現代社会から私たちが新たな〈世界〉をめざして果敢に旅立つための刺激的な指針にあふれています。
このコレクションの完結を記念して、著者の今福龍太さんをお呼びしたトークイベントを開催します!
ゲストは、画家であり美術批評家の松浦寿夫さん。西洋絵画史の言説を「感覚の論理学」の立場から検証し、芸術の実践と理論の両面からアートや学問世界を批評してきた松浦さんは、この稀有なコレクションを、どのような書物と捉え、そして読んだのか? 松浦さんにその魅力をたっぷり語っていただきます。
コレクション名として名づけられた〈パルティータ〉(分界=出発=組曲)の来歴をたどりながら、5冊の本に込められた〈思想〉と秘められた〈謎〉に迫ります! Read the rest of this entry »

 

『リメイク映画の創造力』刊行記念イベント開催!

2018年 4月 18日

渡邉大輔×北村匡平
『リメイク映画の創造力』刊行記念イベント
~映画はリメイクがお好き?~

日程:2018年4月27日(金)
場所:本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
時間:20:00~22:00 (19:30開場)
参加費:1,500円+1 drink 500円

※参加をご希望の方は、本屋B&Bのウェブサイト(http://bookandbeer.com/event/20180427_remake-movie/)をご覧ください。

小津・黒澤・溝口からハリウッド映画、さらにゴジラまで多彩に論じた本邦初の本格的リメイク映画論『リメイク映画の創造力』が好評発売中です。本書は、映画研究の最前線を走る執筆陣に加えて、映画監督の塚本晋也さん、東宝プロデューサーの市川南さんへのインタビューも収め、時代/国境を越えて再創造される 映画のダイナミズムをひもとき「映画を観る」という身体経験を問い直す試みです。
このたび、本書に関わった渡邉大輔さんと北村匡平さんをお招きし、「映画の(再)創造力」をめぐって語っていただきます。 Read the rest of this entry »

 

4月の新刊:ルパンの世界

2018年 4月 16日

ルパンの書影ルパンの世界
ジャック・ドゥルワール(著)
大友徳明(訳)

判型:四六判上製
頁数:367頁
定価:3000円+税
ISBN:978−4−8010−0338−5 C0098
装幀:西山孝司
4月下旬発売

あきらかになる、ルパンの全貌
怪盗アルセーヌ・ルパンの人間関係や過去への偏愛、そして当時の衣装風俗や社会階層、はたまた乗り物やアクセサリーや武器にいたるまで、多角的かつ詳細な視点からその実像に迫った、ルパン愛読者必携の書。
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4月の新刊:エリュアールの自動記述

2018年 4月 11日

エリュアールの自動記述
福田拓也(著)

判型:四六判上製
頁数:234頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0335-4 C0098
装幀:宗利淳一
4月6日頃発売!


呟きは連なり〈語〉は戯れ群れをなす

何の考えもなしに不意に書きはじめられた語は、なぜ自らを探し求めるように連鎖していくのか?――純粋な思考の表現を目指す一方で言語に頼らざるを得ないという逆説に引き裂かれながら、果敢にも自動記述を実践したエリュアール。解読不能寸前のシュルレアリスム的テクストを解剖し、その原理を露わにする。
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4月の新刊:《図案対象》を読む――夭折のアヴァンギャルド画家、久保克彦とその時代

2018年 4月 10日

図案対象を読む《図案対象》を読む
夭折のアヴァンギャルド画家、久保克彦とその時代
黒田和子(著)

判型:A5判上製
頁数:総159頁(本文143頁+別丁図版16頁)
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0331-6 C0071
装幀:宗利淳一
4月7日発売!

甦る前衛絵画
太平洋戦争下の中国戦線で26歳の若さで戦死した知られざるアヴァンギャルド画家久保克彦の畢生の大作《図案対象》とそれに至るまでの作品と思考の歩みを、シュルレアリスム、構成主義をはじめとする同時代のヨーロッパ美術との関連のうちに位置づける稀有な試み。

画家と世界との間には、呼気と吸気があると言う。すなわち、画家が世界の相貌(かお)を見、世界のある相貌がある画家を要求すると言う。二十世紀初頭の、怒濤のようなヨーロッパの美術界の潮流を受け止め、無謀な戦いに巻き込まれていく中で、それらを自らのものとし、表現し、そして征った久保は、世界の相貌から見つめられてこの作品を残したのに違いない。時代と作家との相関関係なしには、この作品は考えられないのではないだろうか。(本文より)

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4月の新刊:議論して何になるのか

2018年 4月 6日

議論して何になるのか議論して何になるのか
ナショナル・アイデンティティ、イスラエル、68年5月、コミュニズム
アラン・バディウ
+アラン・フィンケルクロート(著)
的場寿光+杉浦順子(訳)

判型:四六判上製
頁数:211頁
定価:2800円+税
ISBN:978−4−8010−0333−0 C0010
装幀:宗利淳一
4月9日頃発売!


対峙すべき本当の敵とは何か?
根本的に相反するふたりの哲学者が、緊張に満ち、火花散るような、時に激昂に達するほどの雰囲気のなかで、ナショナル・アイデンティティ、イスラエル、68年5月、コミュニズムについて、白熱の議論を闘わせる!
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4月の新刊:小説は環流する――漱石と鷗外、フィクションと音楽

2018年 4月 5日

小説は環流する小説は環流する
漱石と鷗外、フィクションと音楽
山本亮介(著)

判型:A5判上製
頁数:274頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0328-6 C0095
装幀:齋藤久美子
4月2日発売!

小説の言葉は傍若無人の動きを見せる。時間を折りたたみ、空間を重ね合わせ、人の心のうちへと立ち入り、言葉の〈世界〉を語り成す。
近代の夏目漱石、森鷗外から現代の奥泉光『シューマンの指』、村上春樹『IQ84』、古川日出男『南無ロックンロール二十一部経』、伊坂幸太郎『魔王』などをとりあげ、複数の世界を越境する小説をめぐる芸術理論的探究。
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3月の新刊:現代女性作家の方法《水声文庫》

2018年 4月 5日

現代女性作家の方法現代女性作家の方法
《水声文庫》
松本和也(著)

判型:四六判上製
頁数:260頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0327-9 C0095
装幀:宗利淳一
3月20日発売!

小説を読むことの魅力はどのような言葉―表現によってもたらされるのか。
江國香織、湊かなえ、青山七恵、小川洋子、多和田葉子、藤野可織、川上弘美ら7人の8作品を詳細に読み解き、小説家が、いかに読者に読ませる工夫をしているかを探る試み。
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4月の新刊:芸術と労働

2018年 4月 2日

芸術と労働芸術と労働
白川昌生+杉田敦(編)

判型:A5判上製
頁数:236頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0325-5 C0070
装幀:宗利淳一
3月30日発売!


芸術は経済を、経済は芸術を欲望してもいる。
現代社会における芸術活動について、美術作家、批評家などが様々な視点(フィールドワーク、作品制作、討議等)から捉え、芸術、労働、社会との関わりを考察し、これからの関わり方、意識、行動を喚起する論集。
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