9月2020のアーカイヴ

9月の新刊:プルーストとの饗宴

2020年 9月 10日

書影 プルーストとの饗宴_書影プルーストとの饗宴
中野知律(著)

判型: A5判上製
頁数:469頁
定価:5800円+税
ISBN:978-4-8010-0515-0 C0098
装幀:間村俊一
9月28日頃発売!

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プルーストをめぐる美味しい文学論。
記憶と結びついたマドレーヌ菓子,芸術創造のごときブッフ・モード,舌平目の変身譚,アスパラガスの官能性……さまざまな材料を時をかけて風味豊かにまとめあげられた『失われた時を求めて』において,「文学」と「料理」はいかなる位置をとりうるのか? 食をめぐる文化史を踏まえ,世紀末に溢れた美食言説に逆らう作家の小説美学が託されたテクストを味読していく,壮大な饗宴への誘い。

プルーストと美食――その関係が常に自明視され,おびただしい解釈と伝説が積み上げられてきたこの主題に、新たな角度から踏み込むことはできるのか。本書はその答えを模索しようとしたものである。(…)今此処に対して働くべき感覚は現在時に縛られることなく,また,欲望は物への執着から解放されて,記憶と想像力が織りなす夢想のなかに広がっていく。それをすべて余さず言葉に結晶化させた饗宴に,プルーストは私たちを招き入れてくれるのである。「あとがき」より


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9月の新刊:加藤周一を21世紀に引き継ぐために

2020年 9月 3日

書影_加藤周一加藤周一を21世紀に引き継ぐために
加藤周一生誕百年記念国際シンポジウム講演録

三浦信孝・鷲巣力(編)
判型:A5判上製
頁数:456頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0513-6 C0095
装幀:西山孝司
9月15日頃発売!

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その鋭い眼は時代の核心を衝く
「戦争の世紀」を生きた加藤周一は、人間の生命と自由を侵す戦争に抗し、人間を信じ、言葉を愛し、人間の平等と尊厳を大事にした。どんなに少数者になっても希望を捨てない。このような加藤の思想と行動から出発し、次の時代をいかに歩むのか。それがわれわれの課題である。
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