2月2023のアーカイヴ

3月の新刊:モーパッサン伝

2023年 2月 28日

書影_モーパッサン伝モーパッサン伝
アンリ・トロワイヤ(著)
足立和彦(訳)

判型:A5判上製
頁数:316頁+別丁16頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0696-6 C0098
装幀:齋藤久美子
3月下旬頃発売!

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小説家の一生
19世紀のフランス文壇において、自由を求め、権威に縛られることなく自立した芸術家として数々の名作を遺したギィ・ド・モーパッサン(1850-1893)。母親から芸術家になるべく育てられた青年時代、フロベールとの邂逅から作家として名を馳せたのち43歳で夭折するまで、短くも激しい生涯を駆け抜けた作家の人生を稀代の伝記作家が描く。

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3月の新刊:ミヤギフトシ 物語を紡ぐ

2023年 2月 27日

ミヤギフトシ_書影ミヤギフトシ
物語を紡ぐ
星野太+浅沼敬子+岩川ありさ+シュテファン・ヴューラー+ミヤギフトシ(著)
浅沼敬子(編)

判型:四六判上製
頁数:188頁+カラー16頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0693-5 C0070
装幀:木村稔将
3月下旬頃発売!

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フェミニズム・クィア理論を援用しながら、写真、映像、インスタレーション、小説まで、様々な手法を横断的に用いて〈物語〉を紡ぎ出すという唯一無二のスタイルで、近年注目を集めている沖縄出身の美術家・小説家、ミヤギフトシ。美術・文学の両側面からミヤギの活動を多角的に描き出し、その全貌に迫る。
気鋭の執筆陣による、待望のモノグラフ!

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3月の新刊:ジャン・クリストフ物語

2023年 2月 22日

ジャン・クリストフ物語ジャン・クリストフ物語
ロマン・ロラン(原作)
宮本正清(翻案)
宮本ヱイ子(補訂)

判型:四六判並製
頁数:202頁
定価:1500円+税
ISBN:978-4-8010-0639-3 C0097
装幀:滝澤和子
3月上旬発売!

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《『ジャン・クリストフ』はぼくにとって、読書の喜びに目覚めさせてくれた一冊だ》――野崎歓
音楽家の家系に生まれたジャン・クリストフ。
しかし楽団員の父は酒におぼれ、やがて真面目な祖父が亡くなると、少年は働いて一家を支えなければならなくなる。
つらく退屈な日常の仕事と、思うように上手にならない作曲。彼は音楽家の才能を開花させることができるのか? 
ベートーヴェンの生涯をモデルに書かれた傑作大河小説『ジャン・クリストフ』の少年時代編を、子供たちのために読みやすくコンパクトにまとめた物語。

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2月の新刊:科学普及活動家ルイ・フィギエ——万人のための科学、夢想としての科学

2023年 2月 13日

科学普及活動家ルイ・フィギエ_書影科学普及活動家ルイ・フィギエ
万人のための科学、夢想としての科学
槙野佳奈子(著)

判型:四六判上製
頁数:252頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0710-9 C0072
装幀:滝澤和子
2月下旬頃発売!

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遍く人に科学を届ける
科学への世間一般の期待が急激に高まった19世紀半ば、日進月歩の科学技術を平明に説く「科学普及活動家」が誕生した。その第一人者ルイ・フィギエは、写真技術の普及に努めて名声を勝ち得たあと、死後の世界を科学的に説明しようと試みる。正しい科学を伝えようとした彼は、なぜ非科学的な言説に魅了されたのか? 科学の「正しさ」をめぐる言説に隠された欲望を炙り出す。

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2月の新刊:フェアな民主主義へ——地方自治のリアル

2023年 2月 13日

フェアな民主主義へ_書影フェアな民主主義へ
地方自治のリアル
奈須りえ(著)

判型:四六判並製
頁数:173頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0709-3 C0031
装幀:宗利淳一
2月下旬頃発売!

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ここに書かれている地方自治の実相は私たちを愕然とさせる。でも、奈須さんは抑制の効いた筆致でその現実を伝え、独力で行政の理不尽に立ち向かっている。奈須さんがいることで大田区民は少しだけ安堵してもよいと思う――内田樹(神戸女学院大学名誉教授)

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2月の新刊:黒でも白でもないものは

2023年 2月 13日

黒でも白で_カバー_20230126_ol黒でも白でもないものは
加藤有希子(著)

判型:四六判上製
頁数:140頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0704-8 C0093X
装幀:かくだなおみ
2月下旬頃発売!

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色彩のない世界
2056年、太陽の異常活動〈シンギュラリティ〉により、人類は色覚と生殖能力を失った。
激変する自然環境、破綻する経済、「色覚の回復」を唱える陰謀者たち……
色彩を失った人びとは、黒と白の世界のなかで、やがて訪れる終焉を静かに待ち続けていた。
滅びゆく世界のなかで、人びとが見出した究極の幸せとは……

*だいまりこの「未来に残したい授業」にて、本書が取り上げられました!
(2023年7月28日追記)


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2月の新刊:グロサ《フィクションのエル・ドラード》

2023年 2月 3日

書影_グロサグロサ
《フィクションのエル・ドラード》
フアン・ホセ・サエール(著)
浜田和範(訳)

判型:四六判上製
頁数:273頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0700-0 C0397
装幀:宗利淳一
2月下旬頃発売!


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フアン・ホセ・サエールは現代アルゼンチン最高の作家だ、という言い方は彼の作品にふさわしくない。より正確には、サエールはあらゆる言語において現在最高の作家の一人だと言わねばならないだろう。――リカルド・ピグリア

《語り》への強迫的衝動
1961年10月23日の朝、二人の青年アンヘル・レトとマテマティコが〈街〉の目抜き通り21ブロックを一時間ほど共に散歩する。両者とも出席が叶わなかった詩人ワシントンの誕生日会の詳細を耳にしたマテマティコは、散歩のさなかその真相をレトに語って聞かせるが……

プラトン、ジョイス、フロベール、ボルヘスら巨人たちの文業を受け止めつつ《同一の場所、同一の
一度 ひとたび
》を語り明かそうと試みる、ひとつの広大な物語世界。

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2月の新刊:リベラルアーツと自然科学

2023年 2月 2日

書影_リベラアルアーツと自然科学リベラルアーツと自然科学
石井洋二郎(編)

判型:四六判並製
頁数:271頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-00697-3 C0010
装幀:滝澤和子
2月中旬頃発売!


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科学教育の未来を問う

「専門性のタコツボ」を越えて、
「他分野へのリスペクト」を涵養する――

理系の学問を学ぶうえで必要なリベラルアーツとはなにか? 第一線で活躍する専門家3名によるシンポジウムに加え、識者8名による論考から理系のためのリベラルアーツを考える。好評の「創造的リベラルアーツ」第3弾。

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