2011年 12月 12日
小社より絶賛刊行中の〈レーモン・クノー・コレクション〉全13巻の
刊行を記念したイベントが開催されます。
クノーについては一家言あるかたも、このシリーズではじめてクノーに
触れたかたも、ぜひぜひふるって足をお運びください。
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レーモン・クノーってだれ?
豊崎由美(書評家)× 塩塚秀一郎(フランス文学者)
作家? 編集者? ウリピアン? アマチュア数学者? 元シュルレアリスト?
ガリマール社で百科全集の編集を担当し、マルセル・デュシャンやウンベルト・
エーコも参加する秘教的な芸術研究集団《コレージュ・ド・パタフィジック》の
中心的メンバーであり、奇妙キテレツな文学集団《ウリポ(潜在文学工房)》の
発起人でもあり、またその作品もSFから偽名小説、自伝的小説など多岐にわたり、
様々な顔を持つレーモン・クノー。
一つの出来事を99通りのいい方で語った『文体練習』で知られる作家ですが、
日本ではこれまで断片的にしか紹介されてこなかったこのクノーなる人物とは
いったいどんな人なのか? そしてどんな(奇妙な?)作品を書いたのか?
さまざまなジャンルの小説を読破し、フリーライター、ウクレレ奏者、書評家と
あらゆる顔を持つ豊崎由美さんと、普段は穏やかな大学教師でありながら、
不可能な翻訳に挑戦しつづける塩塚秀一郎さん。お二人に、クノーの、
またその作品の魅力について、たっぷりと語っていただきます。
◎ 2012年1月28日(土)19時〜_
◎ 会場:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティ・カレッジ28番教室_
◎ 定員:50名
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参加チケット:1000円(税込)
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チケット販売場所:西武池袋本店 書籍館 地下1階 リブロリファレンスカウンター
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お問合せ:
リブロ池袋本店 03-5949-2910
くわしくはこちらをクリック→(
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【講師プロフィール】
豊崎由美(とよざき・ゆみ)
1961年生まれ。ライター、書評家。主な著書に『そんなに読んで、どうするの?』(アスペクト)、
『どれだけ読めば、気がすむの?』(アスペクト)、『文学賞メッタ斬り!』(共著、パルコ出版)など。
塩塚秀一郎(しおつか・しゅういちろう)
1970年生まれ。パリ第三大学文学博士。現在早稲田大学理工学術院准教授。主な訳書に、
ジョルジュ・ペレック『さまざまな空間』、『美術愛好家の陳列室』、『煙滅』、
レーモン・クノー『あなたまかせのお話』など。