8月2018のアーカイヴ

8月の新刊:戯曲集《セルバンテス全集⑤》

2018年 8月 26日

戯曲集戯曲集
《セルバンテス全集⑤》
田尻陽一・三倉康博・野村竜仁・高橋博幸・岡本淳子・本田誠二・井尻直志・樋口正義(訳)

判型:A5判上製
頁数:1072頁
定価:14000円+税
ISBN:978-4-8010-0175-6 C0397
装幀:西山孝司
八月下旬発売!

セルバンテス全集、全七巻完結!
血に彩られた戦場を舞台とする重厚な悲劇、主従、貴賤、異装の男女が入り混じり予想外の展開を見せるコメディア、抱腹絶倒の幕間劇。セルバンテスの芸術哲学が凝縮された、本邦初訳作品を数多く含む現存する彼の全戯曲十八編を収録。
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8月の新刊:穢れなき太陽

2018年 8月 26日

穢れなき太陽穢れなき太陽
ソル・ケー・モオ(著)
吉田栄人(訳)

判型:四六判上製
頁数:242頁
定価:2200円+税
ISBN:978−4−8010−0356−9 C0097
装幀:齋藤久美子
8月下旬発売!


マヤ語による、はじめての「世界文学」
メキシコの先住民社会を取り巻く抑圧的な規範のなかで生きる落伍者や弱者たち。
彼らに差す一筋の光を丹念に描きながら、伝統的なモラルそのものを批判した、「先住民文学」の新しい地平を切り開く、民族誌的ファンタジー。
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NHK・Eテレ『日曜美術館』で画家・久保克彦が取り上げられます

2018年 8月 22日

今週日曜日(8/26)朝9:00よりNHK・Eテレで放映される番組『日曜美術館』にて、第二次世界大戦で26歳の若さで戦死した画家、久保克彦が取り上げられます。

日曜美術館「遺された青春の大作~戦没画学生・久保克彦の挑戦」

弊社では、久保克彦の畢生の作品《図案対象》をめぐる論考『《図案対象》を読む――夭折のアヴァンギャルド画家、久保克彦とその時代』を刊行しており、『日曜美術館』には著者の黒田和子氏も出演されます。戦時下とは思えない異様なこの大作の思想、背景、構成についてより詳しく知られたい方は、ぜひ本書をご覧ください。

 

9月の新刊:ヴァレリーにおける詩と芸術

2018年 8月 22日

ヴァレリー 書影ヴァレリーにおける詩と芸術
三浦信孝・塚本昌則(編)

判型:A5判上製
頁数:362頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0358-3 C0098
装幀:波嵯栄ジェニファ
8月30日頃発売!


ヴァレリー研究の見事な成果
作品よりも作品を作る精神の機能を探求しつづけたポール・ヴァレリー。明晰な批評意識をもつがゆえに〈ヨーロッパ最高の知性〉と呼ばれた詩人は近年、知性と感性の相克に懊悩するその実像が明らかになっている。本書では、ヴァレリーの肖像に迫る第Ⅰ部にはじまり、〈他者とエロス〉の問題に肉薄する第Ⅱ部、そして第Ⅲ部〜第Ⅴ部では芸術論の三つの諸相(絵画、音楽、メディウム)に焦点をあて、新たな読解の道筋を切り開く。

ポール・ヴァレリー(1871-1945)は、フランス文学のなかでも他に例を見ないほど、ある問いを追究した作家として知られている。ものを作る過程を、ひとはどこまで意識できるのだろうか、という問いである。(…)問いは果てしなく、問いの対象も狭い意味での詩をはるかに超え、作るということが関わるあらゆる分野──絵画、建築、音楽、舞踏、演劇、写真、映画等々──におよんでゆく。本書は、ヴァレリーが作ることをめぐって投げかけた疑問にどのような広がりがあるのかを多様な角度から検討することを目指す論集である。「序」より

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2018年度版目録

2018年 8月 17日

小社刊行物の最新の目録、2018年度版が出来ました。
以下からPDFをダウンロードのうえご覧下さい。

2018年度 目録

郵送をご希望の方は、下記、小社営業部まで、メール、電話、FAX、手紙でお申しつけ下さい。代金、送料は必要ありません。
また、全国の書店からも無料でお取り寄せ頂けます。

〒112-0002 文京区小石川2-7-5
水声社営業部・目録係 宛
TEL: 03-3818-6040
FAX: 03-3818-2437

メールアドレス画像



 

7月の新刊: 岸田劉生――実在の神秘,その謎を追う

2018年 8月 6日

岸田劉生岸田劉生
実在の神秘,その謎を追う
ふくやま美術館・豊橋市美術博物館(編著)

判型:B5判変型並製
頁数:160頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0353-8 C0070
ブックデザイン:宗利淳一
7月下旬発売!


没後90年を迎え,ふくやま美術館,豊橋市美術博物館で開催される《岸田劉生展――実在の神秘,その謎を追う》の公式図録。
岸田劉生は39歳という短い生涯ではあったが,日本の近代美術にとり根本的な課題であった西洋の新しい表現と日本の伝統美術との相克に立ち向かった画家であった。風景画《橋》,肖像画《自画像》,《画家の妻》,麗子像《二人麗子図》,《麗子肖像(麗子五歳之像)》などをはじめ青年期から晩年までの作品94点を掲載。岸田夏子のエッセイほか論考3本を付す。
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