6月の新刊:テクストとイメージ――アンヌ=マリー・クリスタンへのオマージュ

2018年 6月 21日

書影テクストとイメージ
アンヌ=マリー・クリスタンへのオマージュ
マリアンヌ・シモン=及川(編)

判型:A5判上製
頁数:272頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0352-1 C0070
装幀:宗利淳一
6月30日頃発売!

テクストとイメージはいかなる創造を可能にするのか? ボードレールとマネ、ベーコンとレリスの結びつきに見られる〈作家と芸術家〉の関係(第Ⅰ部)、マンガや映画、そして美術館に見られる〈イメージと表象空間〉の関係(第Ⅱ部)、文字と図像、そして音に見られる〈記号と音〉の関係(第Ⅲ部)から、テクストとイメージの関係を明らかにする。この分野の嚆矢となった故アンヌ=マリー・クリスタンに捧げる論文集。
Read the rest of this entry »

 

6月の新刊:ハイチ女へのハレルヤ《フィクションの楽しみ》

2018年 6月 14日

書影_ハイチ女ハイチ女へのハレルヤ
《フィクションの楽しみ》
ルネ・ドゥペストル(著)
立花英裕・後藤美和子・中野茂(訳)

判型:四六判上製
頁数:230頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0339-2 C0097
装幀:宗利淳一
6月20日頃発売!


太陽のエロティスム
古くから伝わる《少女と魚の悲恋》の逸話をなぞるように絶世の美女の叔母に惹かれゆく少年を捉えた表題作をはじめ、規範と差別、偏見に苦悶するなかで邂逅するエロスを晴れやかに描く、現代ハイチ文学の傑作短編集。
Read the rest of this entry »

 

5月の新刊:アイルランドの創出――現代国家の文学

2018年 6月 5日

アイルランドの創出アイルランドの創出
現代国家の文学
デクラン・カイバード(著)
坂内太(訳)

判型:A5判上製  
定価:8000円+税
ISBN:978-4-8010-0345-3 C0098
装幀:齋藤久美子
5月25日発売!


アイルランドを創出したければ、まず最初にアイルランド人を作り出さねばならない。
植民地化、ジャガイモ飢饉、アイルランド語の衰退、文芸復興、イースター蜂起、異境流浪……。ジェイムズ・ジョイス、サミュエル・ベケット、オスカー・ワイルドそしてスウィフト、イェイツ、グレゴリー夫人、ボウエンらの作品を読み解き、アイルランドの成り立ち、あり方、その未来を歴史、政治、社会、宗教、文学、演劇など多角的に捉えた斬新な考察。
Read the rest of this entry »

 

5月の新刊:チェーホフとサハリン島――反骨ロシア文人の系譜

2018年 5月 30日

チェーホフとサハリン島チェーホフとサハリン島
反骨ロシア文人の系譜
糸川紘一(著)

判型:四六判上製
頁数:343頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0840-8 C0098
装幀:滝澤和子
5月25日発売!

なぜチェーホフは危険を冒し、極東の流刑地サハリンへの旅行を企てたのか。
文壇での確固たる地位を築き、既に円熟期を迎えていたチェーホフが、突如として帝都モスクワを後にし、危険な流刑囚の島サハリンを目指したのはなぜか。その「謎」を「シベリア」とロシア文学の関わりの中に追いながら、ドストエフスキーやソルジェニツィンをはじめとする〈流刑文学〉の系譜にチェーホフを位置づけ、しばしば〈無思想的〉とも解されてきたその作品が秘める思想性を闡明する。
Read the rest of this entry »

 

5月の新刊:最初の物語《ブラジル現代文学コレクション》

2018年 5月 18日

最初の物語最初の物語
《ブラジル現代文学コレクション》
ジョアン・ギマランイス・ホーザ(著)
高橋都彦(訳)

判型:四六判上製
頁数:271頁
定価:2200円+税
ISBN:978−4−8010−0294−4 C0397
装幀:宗利淳一
5月下旬発売!

ブラジル文学界の巨匠が放つ珠玉の短篇集!
古代から現代の言葉にいたるまで広範な語彙を駆使し、新語の創造、あるいは語順の転倒や独特な電報的な構文など、さまざまな言語的革新に挑む「ブラジルのジェイムス・ジョイス」が描く、〈死〉と〈不滅〉についての21の物語。
Read the rest of this entry »

 

5月の新刊:詩人大使ポール・クローデルと日本

2018年 5月 18日

書影詩人大使ポール・クローデルと日本
アルバム・クローデル編集委員会(編)

判型:A5判並製
頁数:136頁オールカラー
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0347-7 C0090
装幀:齋藤久美子
5月25日頃発売!


5月に神奈川近代文学館で開催される「詩人大使ポール・クローデルと日本」展に合わせて刊行する図録アルバム。大正時代に仏国大使として来日して以来、日本の虜となった類まれな詩人・劇作家の肖像を貴重な資料から明らかにする。
渡邊守章氏をはじめとしたエッセイも多数収録。

関連イベント
本書は、2018年5月19日(土)〜7月16日(月・祝)まで神奈川近代文学館で催される展覧会「詩人大使ポール・クローデルと日本展」の関連書籍です。本展覧会では、他にもポール・クローデル関連の催し物が多数開催されます。ぜひこの機会に足をお運びください。

*詳細は下記URLをご覧ください。
神奈川近代文学館:http://www.kanabun.or.jp/
所在地・連絡先:公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
TEL: 045-622-6666 FAX: 045-623-4841
Read the rest of this entry »

 

5月の新刊:『悪の華』を読む《水声文庫》

2018年 5月 18日

書影_『悪の華』を読む『悪の華』を読む
《水声文庫》
安藤元雄(著)

判型:四六判上製
頁数:249頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0336-1 C0098
装幀:宗利淳一
5月10日頃発売!

時代を宿した詩がこだまする
「同時代の詩」を書くとは、どういうことなのか。継父への反発と母への愛憎、政治への期待と落胆、芸術家の使命の標榜、権力への反抗、恋慕と挫折、都市の移ろいと陰、老いと病、そして虚無……近代人の矛盾と動揺を「悪」のうちに結実させた詩集への《さそい》。
Read the rest of this entry »

 

5月の新刊:涙《パスカル・キニャール・コレクション》

2018年 5月 10日

涙(キニャール) 書影
《パスカル・キニャール・コレクション》
パスカル・キニャール(著)
博多かおる(訳)

判型:四六判上製
頁数:178頁
定価:2400円+税
ISBN:978-4-8010-0226-5 C0397
装幀:滝澤和子
5月16日頃発売!

言語の起源をめぐる幻想曲
「ストラスブールの誓い」に立ち会った年代記作者ニタール、見知らぬ女の顔を探し求め彷徨するアルトニッド。反復する誕生、鏡像のような双子。カロリング朝を舞台に、史実と虚構を断章形式で織り交ぜ、フランス語の起源に肉薄する謎めいた小説。
Read the rest of this entry »

 

5月の新刊:落馬する人々〈最後の王国7〉《パスカル・キニャール・コレクション》

2018年 5月 10日

書影_落馬する人々落馬する人々〈最後の王国7〉
《パスカル・キニャール・コレクション》
小川美登里(訳)

判型:四六判上製
頁数:335頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0225-8 C0397
装幀:滝澤和子
5月11日頃発売!

起源への転落、再生へのエセー
馬が嘶き、手綱は千切れ、地面にたたきつけられる。生死の境をさまよった末、血だまりのなかで息を吹き返した人間がみた世界――人馬一体の命運を転覆させ、戦争/平和、動物/人間、言語/イメージ、社会/自由の根幹を問い、起源を生き直すための忘我=脱自(エクスターズ)!
Read the rest of this entry »

 

5月の新刊:中村真一郎手帖⑬

2018年 5月 8日

中村真一郎手帖13中村真一郎手帖⑬
中村真一郎の会(編)

判型:A5判並製
頁数:88頁
定価:1000円+税
ISBN:978-4-8010-0332-3 C0091
装幀:齋藤久美子
好評発売中!


生誕100年

戦後文学の旗手・中村真一郎の業績を顕彰する研究・活動を続けている〈中村真一郎の会〉の機関誌第13号。中村真一郎の文学世界への誘いとなる荒川洋治、尾崎真理子の講演録の他、真一郎の小説、エッセイ、文学論、さらには映画脚本までを多角的に考察する論考やエッセイを収録。
Read the rest of this entry »

 

5月の新刊:午前四時のブルー/Ⅰ 謎、それは自分

2018年 4月 27日

午前四時 書影午前四時のブルー
Ⅰ 謎、それは自分
小林康夫(責任編集)

判型:A5判並製
頁数:128頁
定価:1500円+税
ISBN:978-4-8010-0341-5 C0370
装幀:宗利淳一
5月10日頃発売!


水声社の新たな雑誌「午前四時のブルー」(責任編集=小林康夫)刊行開始!!
本誌は、文学、芸術、哲学のフィールドで活躍する執筆者たちに、各特集のテーマに沿って自由に書かれたテクストを寄稿していただく新しい試みです。Ⅰ巻目の特集には、パスカル・キニャールの一文「謎、それは自分である」に導かれた対談、テクストを収録。



本書をお求めの方は、小社に直接ご注文いただけます
ご希望の方は、①氏名 ②発送先 ③電話番号 ④冊数をご記入のうえ、以下のメールアドレスにご連絡ください。なお、発送は代金引換郵便となります(代引手数料は小社負担)。
メールアドレス画像
▶お支払いただく代金は、1冊につき書籍代1,500円+荷造り送料300円を加えた、計1,800円となります。なお、2冊以上お買い上げの場合は、荷造り送料無料とさせていただきます。
▶電話・FAXでのご注文も承ります。Tel 03-3818-6040 / Fax 03-3818-2437
Read the rest of this entry »

 

5月の新刊:プリーモ・レーヴィ――失われた声の残響

2018年 4月 23日

プリーモレーヴィプリーモ・レーヴィ
失われた声の残響
ガブリエッラ・ポーリ+ジョルジョ・カルカーニョ(著)
二宮大輔(訳)

判型:四六判上製
頁数:510頁
定価:4500円+税
ISBN:978−4−8010−0337−8 C0098
装幀:宗利淳一
5月上旬発売!


プリーモ・レーヴィは、過酷なアウシュヴィッツ強制収容所時代をくぐりぬけ、いかにして20世紀を代表する作家になりえたのか?
新聞や雑誌、ラジオやテレビで録音、録画されたテープ、または講演、討論のリポート、学生との対話や個人的な会話の記録……。レーヴィがさまざまな場で語った膨大な記録を巧みに組み立てなおし、いまだ謎につつまれる作家の人物像と、創作の秘密をあらわにする迫真の書。
Read the rest of this entry »

 

4月の新刊:ルパンの世界

2018年 4月 16日

ルパンの書影ルパンの世界
ジャック・ドゥルワール(著)
大友徳明(訳)

判型:四六判上製
頁数:367頁
定価:3000円+税
ISBN:978−4−8010−0338−5 C0098
装幀:西山孝司
4月下旬発売

あきらかになる、ルパンの全貌
怪盗アルセーヌ・ルパンの人間関係や過去への偏愛、そして当時の衣装風俗や社会階層、はたまた乗り物やアクセサリーや武器にいたるまで、多角的かつ詳細な視点からその実像に迫った、ルパン愛読者必携の書。
Read the rest of this entry »

 

4月の新刊:エリュアールの自動記述

2018年 4月 11日

エリュアールの自動記述
福田拓也(著)

判型:四六判上製
頁数:234頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0335-4 C0098
装幀:宗利淳一
4月6日頃発売!


呟きは連なり〈語〉は戯れ群れをなす

何の考えもなしに不意に書きはじめられた語は、なぜ自らを探し求めるように連鎖していくのか?――純粋な思考の表現を目指す一方で言語に頼らざるを得ないという逆説に引き裂かれながら、果敢にも自動記述を実践したエリュアール。解読不能寸前のシュルレアリスム的テクストを解剖し、その原理を露わにする。
Read the rest of this entry »

 

4月の新刊:《図案対象》を読む――夭折のアヴァンギャルド画家、久保克彦とその時代

2018年 4月 10日

図案対象を読む《図案対象》を読む
夭折のアヴァンギャルド画家、久保克彦とその時代
黒田和子(著)

判型:A5判上製
頁数:総159頁(本文143頁+別丁図版16頁)
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0331-6 C0071
装幀:宗利淳一
4月7日発売!

甦る前衛絵画
太平洋戦争下の中国戦線で26歳の若さで戦死した知られざるアヴァンギャルド画家久保克彦の畢生の大作《図案対象》とそれに至るまでの作品と思考の歩みを、シュルレアリスム、構成主義をはじめとする同時代のヨーロッパ美術との関連のうちに位置づける稀有な試み。

画家と世界との間には、呼気と吸気があると言う。すなわち、画家が世界の相貌(かお)を見、世界のある相貌がある画家を要求すると言う。二十世紀初頭の、怒濤のようなヨーロッパの美術界の潮流を受け止め、無謀な戦いに巻き込まれていく中で、それらを自らのものとし、表現し、そして征った久保は、世界の相貌から見つめられてこの作品を残したのに違いない。時代と作家との相関関係なしには、この作品は考えられないのではないだろうか。(本文より)

Read the rest of this entry »

 

4月の新刊:議論して何になるのか

2018年 4月 6日

議論して何になるのか議論して何になるのか
ナショナル・アイデンティティ、イスラエル、68年5月、コミュニズム
アラン・バディウ
+アラン・フィンケルクロート(著)
的場寿光+杉浦順子(訳)

判型:四六判上製
頁数:211頁
定価:2800円+税
ISBN:978−4−8010−0333−0 C0010
装幀:宗利淳一
4月9日頃発売!


対峙すべき本当の敵とは何か?
根本的に相反するふたりの哲学者が、緊張に満ち、火花散るような、時に激昂に達するほどの雰囲気のなかで、ナショナル・アイデンティティ、イスラエル、68年5月、コミュニズムについて、白熱の議論を闘わせる!
Read the rest of this entry »

 

4月の新刊:小説は環流する――漱石と鷗外、フィクションと音楽

2018年 4月 5日

小説は環流する小説は環流する
漱石と鷗外、フィクションと音楽
山本亮介(著)

判型:A5判上製
頁数:274頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0328-6 C0095
装幀:齋藤久美子
4月2日発売!

小説の言葉は傍若無人の動きを見せる。時間を折りたたみ、空間を重ね合わせ、人の心のうちへと立ち入り、言葉の〈世界〉を語り成す。
近代の夏目漱石、森鷗外から現代の奥泉光『シューマンの指』、村上春樹『IQ84』、古川日出男『南無ロックンロール二十一部経』、伊坂幸太郎『魔王』などをとりあげ、複数の世界を越境する小説をめぐる芸術理論的探究。
Read the rest of this entry »

 

3月の新刊:現代女性作家の方法《水声文庫》

2018年 4月 5日

現代女性作家の方法現代女性作家の方法
《水声文庫》
松本和也(著)

判型:四六判上製
頁数:260頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0327-9 C0095
装幀:宗利淳一
3月20日発売!

小説を読むことの魅力はどのような言葉―表現によってもたらされるのか。
江國香織、湊かなえ、青山七恵、小川洋子、多和田葉子、藤野可織、川上弘美ら7人の8作品を詳細に読み解き、小説家が、いかに読者に読ませる工夫をしているかを探る試み。
Read the rest of this entry »

 

4月の新刊:芸術と労働

2018年 4月 2日

芸術と労働芸術と労働
白川昌生+杉田淳(編)

判型:A5判上製
頁数:236頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0325-5 C0070
装幀:宗利淳一
3月30日発売!


芸術は経済を、経済は芸術を欲望してもいる。
現代社会における芸術活動について、美術作家、批評家などが様々な視点(フィールドワーク、作品制作、討議等)から捉え、芸術、労働、社会との関わりを考察し、これからの関わり方、意識、行動を喚起する論集。
Read the rest of this entry »

 

4月の新刊:ヴァレリーの『旧詩帖』――初期詩篇の改変から詩的自伝へ

2018年 3月 23日

ヴァレリーの旧詩帖_書影ヴァレリーの『旧詩帖』
初期詩篇の改変から詩的自伝へ
鳥山定嗣(著)

判型:A5判上製
頁数:464頁+別丁68頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0334-7 C0098
装幀:宗利淳一
4月2日頃発売!


文学を一度放棄し、『若きパルク』で詩作に回帰した詩人ヴァレリー。
約20年におよぶ「沈黙期」に橋を架けたのは、初期の詩集『旧詩帖』だった。
四半世紀にわたる改変の作業を丁寧に辿ることにより、自らの過去を書きかえ続ける作家ヴァレリーの〈詩的自伝〉を問う。『旧詩帖』新訳を併録。

ヴァレリーはどのようにして詩作の業に回帰するに至ったのか。昔の詩を書き改めたのはなぜなのか。約30年の歳月を隔てる旧作と改作にはどのような相違が見られるのか。以上が本書に通底する問いである。(「はじめに」より)


Read the rest of this entry »