3月の新刊:ロマンティック・バレエ――女性像・制度・物語構造

2026年 3月 9日

ロマンティックバレエ書影ロマンティック・バレエ
女性像・制度・物語構造
高橋由季子(著)

判型:四六判並製
頁数:360頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-1003-1 C0073
装幀:齋藤久美子
3月下旬発売!

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なぜ、バレエの主役は女性になったのか
かつてバレエのメインダンサーは男性だった――芸術の名のもとに観客の欲望をかきたて、女性を舞台中央に踊り出させた、19世紀のパリ・オペラ座。バレエ史を塗り替えた鮮烈なるパラダイムシフトを多角的に読みとく! Read the rest of this entry »

 

3月の新刊:ヴァレリー、愛の第二章—あるいはカトリーヌ・ポッジ

2026年 3月 9日

ヴァレリー書影ヴァレリー、愛の第二章
あるいはカトリーヌ・ポッジ
松田浩則(著)

判型:A5判上製
頁数:487頁
定価:8000円+税
ISBN:978-4-8010-0960-8 C0098
装幀:宗利淳一
3月下旬発売!

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ヴァレリー最大の事件、「K事件」とは――
「ヨーロッパの知性」と称された詩人の創作活動の影には寡作の文学者カトリーヌ・ポッジの姿があった。
二つの知性は七年の恋愛関係のうちに愛と憎しみを増幅させ、『カイエ』の共同編集、想像妊娠、自殺未遂、盗作疑惑、栄光への嫉妬、エクリチュールによる解放……そして破局へと至る。ヴァレリーとカトリーヌ双方の日記、書簡を読み解く、「血塗られた」二人の評伝。 Read the rest of this entry »

 

3月の新刊:芸術における晩年スタイル《日仏会館ライブラリー》

2026年 3月 3日

芸術における晩年スタイル_書影芸術における晩年スタイル
《日仏会館ライブラリー》
中地義和編

判型:A5判上製
頁数:273頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-1002-4 C0070
装幀:宗利淳一
3月下旬発売!

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時が美しく震える
芸術家の晩年に訪れるのは円熟か、逸脱か――
ピカソ、マティス、フォーレ、大江健三郎など、東西の絵画・音楽・文学を横断し、老いと死の切迫のなかで表現者が開いた新たな境地を探る。

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3月の新刊:翻訳者 堀辰雄――文体のモダニズム

2026年 3月 3日

翻訳者 堀辰雄_書影翻訳者 堀辰雄
文体のモダニズム
戸塚学(著)

判型:A5判上製
頁数:418頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0957-8 C0098
装幀:齋藤久美子
3月上旬発売!

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文学作品(フイクション)の文体を求めて
小説執筆の傍ら堀が生涯にわたり取り組んだ外国文学の翻訳は、創作行為といかなる関係にあったのか。
『風立ちぬ』をはじめとする諸作品の文体に、翻訳という行為がどのように関わったのかを丹念に分析することで、芸術の自律性を追求したモダニストとしての新たな肖像を描き出す、画期的な堀辰雄論。

《堀は翻訳行為を通して新たな文体を創出することで、ただ言葉だけによって開かれる、一種の非在の場所を生み出した。それは、現実の規矩を超え出る、純粋な仮構の領域にほかならない。マラルメの言う「あらゆる花束の中には存在しない花」を、堀は小説において創出したのであった。》(「終章」より)

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3月の新刊:ハロルド・ピンター——〈間〉の劇作家《知の革命家たち》

2026年 2月 26日

【知の革命家たち】ハロルド・ピンター_書影ハロルド・ピンター
〈間〉の劇作家
《知の革命家たち》
小田島創志(著)

判型:四六判上製
頁数:192頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0975-2 C0374
装幀:宗利淳一
3月中旬発売!

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「何も起こらないが、何かが起こる」――生の不安や疎外を、沈黙を通じて抉出した劇作家。演劇における「間」にかつてない重要性を与え、言葉の欠落のなかに「語りえないこと」を響かせる。突如変容する日常や不条理な人間関係を描いた作品を仔細に分析し、謎めいた作品によって社会の現実を捉えるその本質に迫る。

人物紹介
ハロルド・ピンター
1930年にロンドンに生まれ、2008年に同地に没した。つづく世代に大きな影響を与えた、20世紀イギリスを代表する劇作家。主な作品には、『ダム・ウェイター』、『管理人』、『誰もいない国』、『背信』、『灰から灰へ』などがある。

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3月の新刊:モホイ゠ナジ・ラースロー——越境の芸術家《知の革命家たち》

2026年 2月 26日

【知の革命家たち】モホイ=ナジ_書影モホイ゠ナジ・ラースロー
越境の芸術家
《知の革命家たち》
井口壽乃(著)

判型:四六判上製
頁数:172頁+4C別丁4頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0971-4 C0370
装幀:宗利淳一
3月中旬発売!

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ダダイズム、シュプレマティズム、構成主義など同時代の前衛芸術を吸収し、絵画・デザイン・写真・映画の垣根を越えて「光の造形」を探求した芸術家。ハンガリーからドイツ、オランダ、イギリス、そしてアメリカへと国境を越えながら、新しい時代の視覚表現が人間に何をもたらすのかを一貫して問い、作品化・理論化していった。「レオナルド的」とも称されるその多面的活動の全貌を写し出す!

人物紹介
モホイ゠ナジ・ラースロー
1895年にオーストリア゠ハンガリー帝国南部のバーチボルショードに生まれ、1946年にシカゴに没した。前衛芸術家、写真家、デザイナー、タイポグラファー、視覚理論家。バウハウス、ニュー・バウハウス、スクール・オブ・デザイン、インスティチュート・オブ・デザインで教鞭を執り、後進に多大な影響を与えたほか、〈バウハウス叢書〉全14巻を企画して最先端の芸術理論の普及に努めた。主な著書には、『材料から建築へ』、『ザ・ニュー・ヴィジョン』、『ヴィジョン・イン・モーション』などがある。

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3月の新刊:アレン・ギンズバーグ——裸形の生と詩と《知の革命家たち》

2026年 2月 26日

【知の革命家たち】アレン・ギンズバーグ書影アレン・ギンズバーグ
裸形の生と詩と
《知の革命家たち》
ヤリタミサコ(著)

判型:四六判上製
頁数:163頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0973-8 C0398
装幀:宗利淳一
3月中旬発売!

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精神疾患を抱えた母との愛憎、同性愛差別への反対、作品の検閲への抵抗、反戦・反核運動、老い、そして死……。物質主義への反抗を体現するビートジェネレーションの旗手として、権力の暴走や社会の不寛容、そして存在の根源的な不安に詩の力で立ち向かい、「アメリカで最も勇気あるもの」と称賛された詩人の生=詩を読む。

【人物紹介】
アレン・ギンズバーグ
1926年にニュージャージー州ニューアークに生まれ、1997年にマンハッタンに没した。ビートジェネレーションの代表的詩人として口語詩の可能性を切り広げ、反戦運動や人権保護活動で活躍、大学での詩の教育に尽力した。主な詩集には、『吠える、その他の詩』、『カディッシュ、その他の詩』、『白いかたびら』、『アメリカの没落』などがある。

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3月の新刊:ピョートル・ボガトゥイリョフ——民衆文化記号論へ向けて《知の革命家たち》

2026年 2月 26日

【知の革命家たち】ピョートル・ボガトゥイリョフ書影ピョートル・ボガトゥイリョフ
民衆文化記号論へ向けて
《知の革命家たち》
桑野隆(著)

判型:四六判上製
頁数:176頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0972-1 C0339
装幀:宗利淳一
3月中旬発売!

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プラハ言語学サークルの一員として、構造主義的・記号論的分析を民俗衣裳、民衆演劇の研究にいち早く適用した知られざる民俗学者・民族学者。バルトやレヴィ=ストロースにも影響を与えた〈衣裳の記号論〉や〈機能構造主義〉をはじめとする独創的思想に光を当てるとともに、社会に開かれた〈運動としての学問〉の実践者の相貌を描き出す。

【人物紹介】
ピョートル・ボガトゥイリョフ
1893年にロシア、サラトフに生まれ、1971年にモスクワに没した。民俗学者、民族学者。チェコおよびスロヴァキアの民衆文化を〈機能構造主義〉的方法に基づいて研究し、構造民族学の基礎を築いた。主な著書には、『ポトカルパツカー・ルスの呪術・儀礼・信仰』、『モラヴィア・スロヴァキアの民俗衣裳の機能』、『チェコ人・スロヴァキア人の民衆演劇』などがある。

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3月の新刊:マン・レイ——逆光のポートレート《知の革命家たち》

2026年 2月 26日

【知の革命家たち】マン・レイ書影マン・レイ
逆光のポートレート
《知の革命家たち》
木水千里(著)

判型:四六判上製
頁数:172頁+4C別丁2頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0974-5 C0370
装幀:宗利淳一
3月中旬発売!

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鋲が突き出たアイロン、目玉のついたメトロノーム、光を直接捉えた写真……ユーモアに溢れた作品で、シュルレアリスムの発展に貢献した一方、ニューヨークとパリの狭間でもがき、美術界の周縁に追いやられた芸術家は、いわば前衛芸術のネガを体現していたのではないか? 複製とオリジナル、アイデンティティとジェンダーといった問題から知られざる相貌に光を当てる。

人物紹介
マン・レイ
1890年にフィラデルフィアに生まれ、1976年にパリに没した。シュルレアリスムを代表する画家、写真家、映画監督、オブジェ作家。デュシャンとともにニューヨーク・ダダを開始、フランスに渡りシュルレアリスム運動に参加する。特に写真においては革新的な表現技法を発明したほか、モード写真でも知られる。主な作品には、絵画に《天文台の時刻に――恋人たち》、写真に《アングルのヴァイオリン》、映画に『エマク・バキア』、オブジェに《イジドール・デュカスの謎》、自伝に『セルフ・ポートレート』などがある。

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3月の新刊:あの重い足音のにおい

2026年 2月 20日

あの重い足音のにおい_書影あの重い足音のにおい
イブラヒーム・サミュエル(著)
石垣聡子・岡崎弘樹(訳)

判型:四六判上製
頁数:172頁
定価:1800円+税
ISBN:ISBN978-4-8010-0959-2  C0097
装幀:宗利淳一
3月上旬発売!

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独裁体制下の生と愛
すれちがう家族、危険をおかす恋人たち、貧困に追い詰められる女性たち――拘束の恐怖や飢えが日常に影をおとす1970-80年代のシリア。人間らしさを手放さないがゆえに葛藤し、狂気に直面する市井の人びとを、獄中生活を経た作家が静謐なまなざしでとらえた9編。
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3月の新刊:『未来のイヴ』を読みなおす——《水声文庫》

2026年 2月 16日

未来のイヴを読み直す書影『未来のイヴ』を読みなおす
《水声文庫》
福田裕大(編)

判型:四六判上製
頁数:322頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0956-1 C0098
装幀:宗利淳一
3月上旬発売!

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〈時代の知〉と〈物語の知〉の異種格闘技戦
人造人間に夢中な科学者エジソンと、その不気味な存在感にたじろぐ青年エワルドは、現代のわれわれの姿そのものではないだろうか。作中最大の謎であるソワナが生んだ物語の矛盾は、現実世界の多重性をほのめかす特異点であり、〈科学〉対〈文学〉の背反を越えて、二つの論理が並行する物語世界を起動させる仕掛けであった。時を超えてなおアクチュアルな小説を、知の考古学的に読み尽くす!

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2月の新刊:未来のイヴ——《ヴィリエ・ド・リラダン・コレクション》

2026年 2月 16日

未来のイヴ書影未来のイヴ
《ヴィリエ・ド・リラダン・コレクション》
ヴィリエ・ド・リラダン(著)
木元豊(訳)

判型:四六判上製
頁数:469頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0955-4 C0097
装幀:Gaspard Lenski
2月下旬発売!

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空疎な言葉の繰り返しに魂は宿るのだろうか?
野心に燃える発明家エジソンのもとに、恋に幻滅した青年貴族エワルドが訪れる。意のままに操れる機械仕掛けこそが理想の恋人だと唱える発明家と、心をかよわす人間の愛情を求めてやまない青年貴族が、愛の真実をめぐり論戦を繰り広げるなか、人造人間が目を覚ます……時代を予告した形而上学的対話篇の新訳!

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2月の新刊:エル・リシツキー——造形する力《知の革命家たち》

2026年 2月 16日

エル・リシツキー_書影エル・リシツキー
造形する力
《知の革命家たち》
河村彩(著)

判型:四六判上製
頁数:184頁+カラー別丁8頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0969-1 C0370
装幀:宗利淳一
2月中旬発売!

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未来社会のための新たな視覚言語の創造を目指し、ロシア構成主義、フォトモンタージュ、タイポグラフィの技法を用いて、今日の「デザイン」の概念に先駆する独創的な作品を次々と制作した芸術家の、絵画の「平面」を超えて「空間」へと立ち上がる、その「造形する力」のメカニズムを解明する!

【人物紹介】
エル・リシツキー
1890年にロシア、スモレンスク州ポチノク村に生まれ、1941年にモスクワに没した。ロシア構成主義を代表するグラフィックデザイナー、ブックデザイナー。建築や写真も手がけた。主な作品には、絵画に《プロウン》シリーズ、著書に『二つの方形の物語』、『声のために』(マヤコフスキーとの共作)、ブックデザインに『建設のソ連邦』(ソヴィエト連邦国立出版局)などがある。

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2月の新刊:クレメント・グリーンバーグ——趣味の論理/批評の倫理《知の革命家たち》

2026年 2月 16日

グリーンバーグ_書影0216クレメント・グリーンバーグ
趣味の論理/批評の倫理
《知の革命家たち》
大澤慶久(著)

判型:四六判上製
頁数:160頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0968-4 C0370
装幀:宗利淳一
2月中旬発売!

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第二次世界大戦後、アメリカで勃興した抽象表現主義の芸術と伴走し、美術史に変革をもたらした稀代の美術批評家。徹底的に作品と向き合い、自らの「趣味判断」に基礎を置くその批評は、ときに「形式主義」との誹りを受けながらも、まなざしの倫理に貫かれていた。根底を流れるカント美学からその思想を照射することで、語りがたきものを語るその批評の今日的可能性に迫る。

人物紹介
クレメント・グリーンバーグ
1909年にニューヨークに生まれ、1994年に同地に没した。第二次世界大戦後のアメリカにおけるモダンアートの理論的支柱として活躍した美術批評家。後年には広範な批判にさらされるも、現在に至るまで大きな影響を与え続けている。主な著書には、『近代芸術と文化』があるほか、シカゴ大学出版局より著作集が刊行されている。

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2月の新刊:ヴィクトル・セガレン——エグゾティスムの果てに《知の革命家たち》

2026年 2月 16日

セガレン_書影ヴィクトル・セガレン
エグゾティスムの果てに
《知の革命家たち》
渡辺諒(著)

判型:四六判上製
頁数:176頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0967-7 C0398
装幀:宗利淳一
2月中旬発売!

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20世紀初頭、同化=所有を掲げる植民地主義が加速する時代に抗して、分裂する自己の多様性のうちに他者の多様性、世界の多様性と向き合う術を見出す、特異な〈エグゾティスム〉論は、現代のわれわれに何を突きつけているのか。西洋近代の宿痾から脱出し、多様なる世界の差異と対立のうちに生きるための美学!

【人物紹介】
ヴィクトル・セガレン
1878年にフランス、ブルターニュ半島ブレストに生まれ、1919年に同地方ユエルゴワトに没した。医師、考古学者、作家、詩人、旅人。ポリネシアや中国大陸を巡りながら、エッセイ・小説・詩を数多く著した。主な著書には、『〈エグゾティスム〉に関する試論』、『記憶なき民』、『ルネ・レイス』、『碑』、『絵画』などがある。

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2月の新刊:エドゥアール・グリッサン——〈関係の詩学思想〉《知の革命家たち》

2026年 2月 16日

グリッサン_書影エドゥアール・グリッサン
〈関係の詩学思想〉
《知の革命家たち》
中村隆之(著)

判型:四六判上製
頁数:166頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0966-0 C0398
装幀:宗利淳一
2月中旬発売!

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血縁や国家と結びつき、いまなお他者の支配を正当化する〈同一なるもの〉を退け、未知なるもの、不確定なものを称揚する〈関係〉は、西洋の近代知の安定的枠組みを根底から揺るがす。
グリッサンの詩・小説・哲学を横断し、そこに現れる「詩学思想」を通して、来たるべき共同体を構想した作家の全容を明らかにする。

【人物紹介】
エドゥアール・グリッサン(Édouard Glissant)
1928年にマルティニック島の集落ブゾダンに生まれ、2011年にパリに没した。作家・思想家。詩・小説・哲学を横断する多様な作家活動のほか、「マルティニック学院」や「全‐世界学院」を組織し、文化や言語の多様性が相互に関係し合う国際的な思想・文化交流の場を築いた。主な著書には、『カリブ海序説』、『〈関係〉の詩学』、『痕跡』などがある。

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2月の新刊:ロマン・ヤコブソン——詩学の探究者《知の革命家たち》

2026年 2月 16日

ロマン・ヤコブソン_書影ロマン・ヤコブソン
詩学の探究者
《知の革命家たち》
大平陽一(著)

判型:四六判上製
頁数:196頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0963-9 C0398
装幀:宗利淳一
2月中旬発売!

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〈言語に関するものにして我に無縁のものなし〉――言語の基本的機能とは何かを探究し、文学・哲学・人類学などの広範な分野における言語的構造分析を開拓して、レヴィ=ストロースへの影響を通じてフランス構造主義の震源となった言語学者の、革命と東西冷戦に翻弄された波乱の生涯を辿るとともに、その膨大な知的遺産を、なかでも彼の関心の原点にある言語の〈詩的機能〉の分析を中心に読み解く。

【人物紹介】
ロマン・ヤコブソン
1896年にモスクワに生まれ、1982年にマサチューセッツ州ケンブリッジに没した。言語学者。プラハ学派の代表的存在として構造主義音韻論の確立に貢献。一般言語学、スラヴ言語学、言語病理学、記号論などの分野に多くの業績を残したが、最も情熱を傾けた分野は詩学であり、特に詩的機能を含めた〈言語の六機能モデル〉で知られる。主な著書には、『最新ロシア詩』、『ロシア語の音韻進化に関する考察』、『幼児言語、失語症および一般音法則』、『大脳と言語』、『言語音形論』(共著)、論文には、「言語学と詩学」などがある。

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2月の新刊:フローベールと男性社会

2026年 2月 16日

フローベールと男性社会_書影フローベールと男性社会
森本悠人(著)

判型:A5判上製
頁数:364頁
定価:5000円+税
ISBN:ISBN978-4-8010-0954-7 C0098
装幀:宗利淳一
2月下旬発売!

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男らしさにつまずく男たち
19世紀フランスで揺らぎ始めた家父長制と「男らしさ」。『ボヴァリー夫人』『感情教育』を中心に、作家の書簡、草稿、同時代の批評を精査し、男性支配の構造とフローベールがいかにそこから逸脱したかを描く。法や文化史を手がかりに、男性研究の視点からフローベール作品の読み直しを試みる画期的論考!

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2月の新刊:奥の国

2026年 2月 16日

奥の国_書影奥の国
イヴ・ボヌフォワ(著)
小倉和子(訳)

判型:四六判上製
頁数:149頁
定価:2000円+税
ISBN:ISBN978-4-8010-0953-0  C0098
装幀:宗利淳一
2月下旬発売!

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場所をめぐる思索の旅

現実の向こうに開ける「奥の国」。「現前」の詩人はイタリアの風景、クワトロチェントの絵画、遠い記憶の断片をたどりながら、一本の道を選ぶとき、選ばなかった道が通じていたはずのもう一つの国に、永続的な憧れと不確かな予感を抱く。
夢と現実が溶け合い、静謐な迷路を織りなす自伝的エセー。

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2月の新刊:バルザック 《人間喜劇》第4巻 風俗研究︱私生活情景****

2026年 2月 16日

人間喜劇4_書影(修正)バルザック《人間喜劇》第4巻
風俗研究︱私生活情景****
オノレ・ド・バルザック(著)
柏木隆雄・大下祥枝・私市保彦・鎌田隆行・加藤尚宏・芳川泰久(訳)

判型:A5判上製
頁数:788頁
定価:12000円+税
ISBN:978-4-8010-0903-8 C0397
2月下旬発売!

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「さあ、これからお前と俺との勝負だ!」 人間喜劇第4巻 刊行
娘たちにすべてを捧げた老父の悲劇と、野心を胸に社交界へ踏み出す青年の姿を描く『ゴリオ爺さん』、愛した妻から裏切られ、身包み剥がされる『シャベール大佐』……
大義なきあとのパリの社会を描きだした、「私生活情景」の結尾を飾る、《人間喜劇》屈指の名編を収録。

責任編集 私市保彦/柏木隆雄
本巻編集委員 柏木隆雄
装幀:西山孝司

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