10月の新刊:福永武彦の詩学

2019年 10月 18日

福永武彦の詩学
福永武彦の詩学
《水声文庫》
山田兼士(著)

判型:四六判上製
頁数:229頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0450-4 C0095
装幀:宗利淳一
10月下旬発売!

冥府を越え出て――没後40年
若き日のボードレール体験や「マチネ・ポエティク」の活動を通じて得た詩の富を小説においても展開すべく、作中で様々な実験を重ね、散文詩や音楽に限りなく接近した独自の文学世界を構築した福永武彦。代表作である『風土』や『海市』、「塔」「冥府」「廃市」などの短篇、そして作家最大の到達点『死の島』を読み解き、そこに結晶化した詩学の相貌を探る。
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10月の新刊:詳解ポーランド語文法

2019年 10月 8日

ポーランド語文法詳解ポーランド語文法
川井正彦(著)

判型:A5判上製
頁数:744頁
定価:10000円+税
ISBN:978-4-8010-0398-9 C3087
装幀:齋藤久美子
10月1日発売!

難解なポーランド語文法を体系的に整理し理解する
ポーランド語文法の音声論、形態論、統語論の体系的な理解を目指し、夥しい例文と名詞、数詞、動詞の活用変化表を挙げながら、なかでも複雑なその形態論の解明に重点を注いだ、最も詳細なポーランド語文法の解説書。
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9月の新刊:ラブレーとセルバンテス

2019年 9月 20日

ラブレーとセルバンデス書影ラブレーとセルバンテス
中山眞彦(著)

判型:A5判上製
頁数:357頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0453-5 C0095
装幀:宗利淳一
10月3日発売!

《ロマン》は歴史を批判する!
近代の劈頭に現れ、「この世界に秩序と意味」を与えると同時に解体した《ガルガンチュア》/《パンタグリュエル》と《ドン・キホーテ》。そのふたりの偉大な作家と作品の深い今日性を極限にまで問いつめる強力な思考。《ロマン》(小説)についての理論の到達点。
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9月の新刊:コルティジャーナ――宮廷生活《イタリアルネサンス文学・哲学コレクション》

2019年 9月 13日

コルティジャーナコルティジャーナ
宮廷生活
《イタリアルネサンス文学・哲学コレクション④》
ピエトロ・アレティーノ(著)
栗原俊秀(訳)

判型:A5判上製
頁数:224頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0404-7 C0397
装幀:西山孝司
9月下旬発売!


欲望渦巻く都市ローマを嗤う傑作喜劇
宮仕えを夢見て田舎から上京してきた若者と、人妻に密かに思いを寄せる宮廷人に、ローマに蠢くペテン師たちが手の込んだ悪ふざけを企んで……諷刺の鋭さで名だたる王侯が恐れた雑文家(ポリグラフォ)アレティーノが、洗練された宮廷生活の幻想を猥雑なパロディによって貶め、人々の虚栄と虚無を笑いに包んで描き出す、五幕の喜劇。

早い話、宮廷人になるというのは、妬み屋、野心家、けち、恩知らず、おべっか使い、毒舌家、卑怯者、異端者、偽善者、盗人、大喰らい、無礼者、嘘つきになるのと同じことです。宮廷で見かけるもっともささやかな悪徳が裏切りであるとしたら、もっともささやかな罪もまた裏切りだと言えるでしょう。〔……〕やつらがくすねていくなかで、いちばん些細な盗品といえば、あなたが従者として宮廷に捧げた十年、二十年という歳月です。(本文より)

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9月の新刊:ドゥルーズ 魂の技術と時空・生起–動

2019年 9月 11日

ドゥルーズドゥルーズ 魂の技術と時空・生起–動
〈意味〉を現働化する
中田光雄(著)

判型:A5判上製
頁数:320頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0446-7 C0010
装幀:宗利淳一
9月中旬発売!

「存在」はいかにして「行為」となるか?
カントは近代的な理性能作の基底に「魂の奥底に作働する隠れた技術」を垣間見た。ドゥルーズはマイモンによるカント批判から出発してカント的ア・プリオリを能力論・微分論・差異論をもって発生論的に捉え直し、「時間–空間」を成立させる「時空-生起動」(dynamisme spatio-temporel)の『差異と反覆』から「ロゴスの下のドラマ」としての「第四人称」動態の分析・開削を通じて『意味の論理学』という「第四次元」の現働化に向かう。
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9月の新刊:ソニック・ユース

2019年 9月 11日

ソニックユースソニック・ユース
デイヴィッド・ブラウン(著)
岡田正樹(訳)

判型: A5判並製
頁数:377頁
定価:3800円+税
ISBN:978-4-8010-0413-9 C0073
装幀:宗利淳一
発売中!

ソニック・ユースという伝説
二十世紀の音楽シーンを駆け抜け、アート/ノイズ/ロックの垣根をぶっ壊した、オルタナティヴ・ロックの先駆者ソニック・ユース。ニルヴァーナを発掘したことでも知られる伝説のバンドの、たくさんのオリジナルインタビューと詳細な調査をもとに書かれた決定版評伝。
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9月の新刊:ハンナ・ヘーヒ——透視のイメージ遊戯

2019年 9月 5日

ヘーヒ書影ハンナ・ヘーヒ
透視のイメージ遊戯
香川檀(著)

判型:A5判上製
頁数:309頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0442-9 C0070
装幀:間村俊一
9月中旬頃発売!

イメージの表層を裂く、漂うアイロニーと遊戯性
ベルリン・ダダ唯一の女性メンバー、ハンナ・ヘーヒ(1889-1978)。「反芸術」を掲げた前衛運動に参加しながらも、フォトモンタージュをはじめ終生つねに実験的な作品をつくりだしていく背景には、驚くべきヴィジョンに貫かれた創作意識があった。波乱万丈のその生涯とともに、再評価が著しい女性美術家のうちにあるイメージ思考を解きほぐす、初のモノグラフ。図版多数収録。

視覚経験の可能性を追究した作家人生――
《本書は、ダダ以後に粘りづよく紡がれた彼女のイメージ思考を解き明かすべく、生涯を最晩年にいたるまで追いかけ、時々の主要作品をとりあげて吟味していく。それによって、この往年の女性ダダイストが、その後に展開した芸術上の探求と、一貫して持ち続けた造形的感性とを見届けようとするものである。》(「まえがき」より)
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9月の新刊:移民の記憶――マグレブの遺産 叢書《エル・アトラス》

2019年 9月 4日

移民の記憶 書影移民の記憶
マグレブの遺産
叢書《エル・アトラス》
ヤミナ・ベンギギ(著)
石川清子(訳)

判型:四六判上製
頁数:227頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0244-9 C0397
装幀:宗利淳一
9月中旬頃発売!

この本は、フランスにおけるマグレブ移民のただなかを旅した私の記録である。

マグレブ諸国からフランスに単身でわたり、悲惨な住環境で働く〈父たち〉。自国の伝統と異国への統合の軋轢に苦しむ〈母たち〉。ふたつの文化のあいだで自らのアイデンティティを問い直す〈子どもたち〉。
 マグレブ移民たちが直面した困難な現実を三部構成のインタビューによって重層的に可視化した傑作ノンフィクション。
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8月の新刊:夢は人生——四幕のメルヘン劇

2019年 8月 23日

夢は人生夢は人生
四幕のメルヘン劇

フランツ・グリルパルツァー(著)
城田千鶴子(訳)

判型:四六判上製
頁数:164頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0447-4 C0074
装幀:宗利淳一
8月末発売!

夢か幻か、はたまた現実か?
古代ペルシャを舞台に繰り広げられる《権力》と《愛》と《夢》をめぐる四幕の戯曲。19世紀オーストリアの最高の劇作家と評される著者が帝都ウィーンを騒然とさせた代表作。

生涯に得られる財貨など、影にすぎない。
人生の多くの喜び、そして
言葉も願望も行動も、影にすぎない。(本文より)

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8月の新刊:15000フランの顚末——フロベール『感情教育』論

2019年 8月 9日

スクリーンショット 2019-08-05 18.19.1815000フランの顚末
フロベール『感情教育』論
川中子弘(著)

判型:A5判上製
頁数:272頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0439-9 C0098
装幀:齋藤久美子
8月上旬発売!

愛はいくらで買えるのか?
ゾラによって要約不可能といわれた小説、ギュスターヴ・フロベール『感情教育』。錯綜とした物語を導く不可視の原理を、金銭と愛憎の貸借から浮かび上がらせる画期的な試み。
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7月の新刊:藤井厚二の和風モダン――後山山荘・聴竹居・日本趣味をめぐって

2019年 8月 5日

藤井厚二藤井厚二の和風モダン
後山山荘・聴竹居・日本趣味をめぐって
谷藤史彦(著)

判型:A5判上製
頁数:195頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0441-2 C0070
装幀:齋藤久美子
7月下旬発売!

環境工学の先駆者
昭和初期に西洋的な椅子の暮らしをとりいれつつ、日本の気候、風土にふさわしい和風住宅のあり方を探究し、環境工学の先駆者となった建築家のモノグラフィー。その集大成として京都・大山崎に「聴竹居」があり、また生地の福山・鞆の浦には「後山山荘」がのこされている。7月13日から9月8日まで目黒区美術館で開催されている「太田喜二郎と藤井厚二――日本の光を追い求めた画家と建築家」展の関連書。
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8月の新刊:午前四時のブルー/Ⅲ 蜻蛉の愛、そのレッスン

2019年 8月 4日

午前四時のブルー3午前四時のブルー
Ⅲ 蜻蛉の愛、そのレッスン
小林康夫(責任編集)

判型:A5判並製
頁数:128頁
定価:1500円+税
ISBN:978-4-8010-0343-9 C0370
装幀:Gaspard Lenski
8月下旬頃発売!

水声社の新たな雑誌「午前四時のブルー」第Ⅲ巻刊行!
本号では、知られざるユダヤ学の泰斗マルク=アラン・ウアクニンによる「だから人は蜻蛉を愛する……」と題された「師から弟子へ」受け継がれる物語を描いた美しくも謎めいたテクストを紹介します。巻頭は《現代のピカソ》と称されるミケル・バルセロによる蜻蛉の絵画、および写真家ルシール・レイボーズが写す舞踏家・工藤丈輝の連作を掲載。



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8月の新刊:イメージで読み解くフランス文学——近代小説とジェンダー《水声文庫》

2019年 8月 3日

イメージで読み解くフランス文学イメージで読み解くフランス文学
近代小説とジェンダー
《水声文庫》
村田京子(著)

判型:四六判上製
頁数:288頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0443-6 C0098
装幀:宗利淳一
8月下旬頃発売!

〈女/男らしさ〉とは何か?
スタール夫人やバルザック、ゾラの文学などに現われる、逸脱者としての女と男。ときに「宿命の女(ファムファタル)」「ヴィーナス」と呼ばれた彼女/彼らは何者なのか? ギリシアの彫刻や、ダヴィッド、ドラクロワ、マネ、モローらの絵画のイメージから文学作品を読み解くことで、近代におけるジェンダー規範を照射する。
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8月の新刊:ドナルド・ジャッド——風景とミニマリズム

2019年 8月 2日

ドナルド・ジャッド 書影ドナルド・ジャッド
風景とミニマリズム
荒川徹(著)

判型: A5判並製
頁数:240頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0444-3 C0070
装幀:宇平剛史
8月上旬頃発売!

《ミニマリズム》という用語がさまざまな領域に浸透している現在、はたして美術における《ミニマリズム》とは何であったのか?
現代アートを代表する美術家、ドナルド・ジャッド(1928-94)の絵画、オブジェクト作品、リノベーション建築から家具制作に至るキャリアを中心に、作品構造と形態の変化を克明に辿りながら、いかにしてミニマリズムの芸術が人工的な風景や工学的構造などに触発されてきたかを追求する。
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7月の新刊:レーモン・クノー伝

2019年 7月 26日

レーモンクノー伝レーモン・クノー伝
ミシェル・レキュルール(著)
久保昭博・中島万紀子(訳)

判型:A5判上製
頁数:445頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0366-8 C0098
装幀:滝澤和子
7月下旬頃発売!

数学者として、作家として、「手のひらの中のわずかばかりの埃」として……
シュルレアリスム影響を受けた青年期から、物書き狂人の研究、コレージュ・ド・パタフィジック参加やウリポの創設などを経て、いかにして規格外の言語遊戯作家になったのか。『文体練習』や『地下鉄のザジ』で知られる作家の、知られざる生涯を描く、伝記研究の泰斗による、決定版評伝。
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7月の新刊:美術・神話・総合芸術――「贈与としての美術」の源へ

2019年 7月 26日

美術神話総合芸術美術・神話・総合芸術
「贈与としての美術」の源へ
《水声文庫》
白川昌生(著)

判型:四六判上製
頁数:270頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0440-5 C0070
装幀:宗利淳一
7月下旬頃発売!

いま、ここの総合芸術
ネアンデルタール人や初期ホモ・サピエンス、さらにはトロブリアンド諸島人の社会における〈アート〉の在り方を探究するとともに、19世紀から20世紀にかけてのヨーロッパを席巻した、モデルネの怒濤のような運動を超え、《総合芸術》へと向かう。現代美術家である著者による、芸術の根源への問い。
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7月の新刊:ルネ・ドーマル――根源的な体験《シュルレアリスムの25時》第2期

2019年 7月 22日

書影_ドーマルルネ・ドーマル
根源的な体験
《シュルレアリスムの25時》
谷口亜沙子(著)

判型:四六判上製
頁数:287頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0306-4 C0398
装幀:宗利淳一
7月25日頃発売!

確信をたどるように生き、確信が灯るように話す。
聖なる山の登攀をめざすユーモラスな冒険小説『類推の山』を書いたルネ・ドーマルは、いかにしてあの清澄な筆致にたどり着いたのか。彼岸体験で得た確信を導きに生と言葉に一切の偽りを許さなかった詩人の歩みから、真に人生を照らすポエジーが立ち現れる!

いつだって難しいのは、いくつもの生を同時に送ることです。というよりも、たったひとつの中心にある生の光に照らされるようにして、一瞬一瞬の、あらゆる小さな生を生きることです。そんなことは、ほとんど不可能です。それでも、この〈ほとんど〉という小さな一語にこそ、人間にとってのあらゆる希望がひそんでいるのです。「序章」より

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7月の新刊:翻訳家たちの挑戦――日仏交流から世界文学へ

2019年 7月 12日

書影_翻訳家たち翻訳家たちの挑戦
日仏交流から世界文学へ
澤田直・坂井セシル(編)

判型:四六判上製
頁数:305頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0428-3 C0098
装幀:宗利淳一
7月22日頃発売!

〈翻訳家は裏切り者〉ではない。決して裏切らないために翻訳するのである。
〈世界文学〉を支える翻訳とはいかにして行われるのか――古典、詩歌、小説、思想、映画、そして創作にいたるまで、ある言語が別の言語と通いあう道なき道を模索し、苦闘の末に言葉を見出した翻訳家たちの冒険の記録!
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6月の新刊:ヴィジョンとデザイン

2019年 6月 26日

ヴィジョンとデザインヴィジョンとデザイン
ロジャー・フライ(著)
蜂巣泉+堀川麗子(訳)

判型:四六判上製 
頁数:336頁 
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0427-6 C0070
装幀:齋藤久美子
6月25日発売!

世紀を超える美術論
セザンヌ! ゴッホ? 当時世間から眼をむけられていなかったポスト印象派のセザンヌ、ピカソ、ゴーガン、マティスらを1910年に初めてロンドンで紹介し、その後のイギリス絵画の近代化担った画家/美術批評家によるエッセイ集。
今ではうもれてしまった作家、作品にも言及し、ブルーブズベリーグループの一員でもある著者によってのこされた、多岐にわたる美術批評。
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6月の新刊:夢うつつ、旅

2019年 6月 21日

夢うつつ、旅夢うつつ、旅
菊池英也(著)

判型:四六判上製
頁数:221頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0436-8 C0093
装幀:宗利淳一
発売中!

ミスティックな恋愛小説
消え去った恋人の残した謎めいた本に導かれて,横浜,伊豆,軽井沢,陰岐,鎌倉,そしてインドへ!
存在と不在の深淵を経巡る魂の旅。
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