7月新刊:《ドン・キホーテ》見参! ーー狂気を失った者たちへ

2016年 6月 22日

書影(ドン・キホーテ見参)《ドン・キホーテ》見参!
狂気を失った者たちへ
桑原聡

判型:四六上製
頁数:312頁
定価:2500円+税
ISBN:978−4−8010−0190−9 C0098
装幀:西山孝司
7月5日発売!



「高貴なる人生」を歩むには? 登場人物たちの、魂を震撼させる数々の名言を頼りにスペイン古典文学の金字塔『ドン・キホーテ』を再読、そのヒントを探る。

《不条理の雄叫びが,現代を打つ──「うねる憧れ」が,見事に描き切られている。ドン・キホーテの夢に,著者の生き方が共振しているに違いない。随所にきらめく熱い「祈り」が,この古典を現代に甦らせたのだ。恋する騎士に,わが脳髄は軋(きし)み続けた。》(著述家・執行草舟)
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6月新刊:やっぱりあきらめられない民主主義

2016年 6月 22日

【書影】民主主義やっぱりあきらめられない民主主義
内田樹+平川克美+奈須りえ(著)

判型:四六並製
頁数:163頁
定価:1500円+税
ISBN:978-4-8010-0187-9 C 0036
装幀:齋藤久美子
6月27日発売!




《「やっぱりあきらめられない」ということは、つまり、「かなりあきらめている」ということなんです(笑)。》

昨今、なにかにつけて耳にする「民主主義」とは、そもそも一体どのようなものなのか。民主主義は、ほかの政体とどのように異なり、どのような働きを担い、そしてなぜ重要だと考えられているのか。こうした素朴な疑問に立ち返り、現代日本における民主主義の「実感」を、思想家・文筆家・政治家が探り当てる。これからの民主主義と付き合っていくための、民主主義「再」入門!
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『人形の文化史』刊行記念イベントのお知らせ

2016年 6月 22日

ピクチャ 1香川檀×阿部賢一「ロボットと球体関節人形のルーツへ――ヨーロッパの人形文化を文学・芸術から語る」

今年3月に刊行後、ご好評をいただいている香川檀編『人形の文化史――ヨーロッパの諸相から』のトークイベントを開催します。
近年、日本でもひそかなブームになっている「人形」について、編者の香川檀先生(武蔵大学)と、中東欧の文化に詳しい阿部賢一先生(東京大学)に、その人形文化の奥深い歴史について語っていただきます。人形を制作している方、また人形文化に関心のある方など、お気軽にご参加ください。

「古来より人間が自らの似姿としてつくりだし、様々な関係を結んできた「人形(ひとがた)」。その意義や魅力について、ヨーロッパ、とくにチェコ・ポーランド・ドイツなど、歴史的に豊かな人形文化の土壌を育んできた地域の文学・芸術から考えていきます。
フィギュアやロボットが溢れる現代文化を理解するためには、まずは西洋の奥深い人形芸術に親しむ必要があります。
中東欧の現代文学・芸術の研究者である阿部賢一さんと、ドイツのモダンアート・前衛芸術の研究者である香川檀さんが、『人形の文化史』をもとに、人形に託して表現された人間の歴史と心理のひだを存分に語りあいます。」(B&BのHPより)
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6月の新刊:【ペレック生誕80周年記念刊行】 傭兵隊長 《フィクションの楽しみ》

2016年 6月 22日

傭兵隊長書影傭兵隊長
《フィクションの楽しみ》
ジョルジュ・ペレック(著)
塩塚秀一郎(訳)

判型:四六上製
頁数:232頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0189-3 C0097
装幀:宗利淳一
6月27日発売!


ペレック生誕80周年記念!
実力を認められ、優雅な生活を送っていた贋作者ガスパール。過去の傑作を真に創造すべく、ダ・メッシーナの『傭兵隊長』に挑んだことで、破滅への序曲が始まる……
失われたアイデンティティと殺人、そして地下トンネルからの脱走、縺れゆく無数の糸。
『人生 使用法』『眠る男』といった代表作の原点であり、作家の没後30年に発見された、幻の<処女作>!
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6月の新刊:【ペレック生誕80周年記念刊行】眠る男《フィクションの楽しみ》

2016年 6月 22日

眠る男眠る男
《フィクションの楽しみ》
ジョルジュ・ペレック(著)
海老坂武(訳)

判型:四六上製
頁数:200頁
定価:2200円+税
ISBN:978−4−8010−0185−5 C0010
装幀:宗利淳一
6月25日発売!


ペレック生誕80周年記念!
〈眠る〉ことによって時代の空気に耐えた、ある男の物語ーー
パリを彷徨する一人の青年の日常を細部にいたるまで活写しながら、60年代のフランスにただよう〈空気〉と〈孤独〉を描いた傑作がついに復刊!
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6月の新刊:いつかはみんな野生にもどる――環境の現象学《エコクリティシズム・コレクション》

2016年 6月 22日

野生に戻るいつかはみんな野生にもどる
環境の現象学
《エコクリティシズム・コレクション》
河野哲也(著)

判型:四六上製
頁数:277頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0188-6 C0090
装幀:滝澤和子
好評発売中!



内容紹介
メキシコのチェチェン・イツァ,パタゴニア,モニュメント・バレー,ヨセミテ渓谷,コルシカ島,そしてフクシマを訪れ著者がその地,そこでの時間のなかで経験し,そのうえでエマーソン,ソロー,ミューア,和辻哲郎,串田孫一,林京子らの作品を読み解き自然と文明のあり方を哲学する。

目次
第1章 マヤ文明,チェチェン・イツァの球技
チェチェン・イツァ テオティワカン 球技と生贄
第2章 旅の現象学——アリゾナの「山の身になって考える」
自然の無意味 旅と遊び ウィルダネスへの訪問——「山の身にな
って考える」 生態系と狩猟,市民的不服従 いつでも無となること
第3章 パタゴニア,極大と極小の自然
ホーン岬での環境保護プログラム ダーウィンの足跡をたどって
生物多様性 最後のヤガン人と大統領 生物文化多様性
第4章 水の哲学——ヨセミテからテキサスへ
ひとつの小さき自然——パタゴニア,カナディアン・ロッキー,モニュメント・バレー 水と海の経験——ソローとカーソン
ジョン・ミューアの思想とヨセミテの氷河 ヘッチヘッチー論争——保
護と保全 何を保護するのか―—保存と保全,ディープ・エコロジ
ーとシャロー・エコロジー テキサスでのシェールガス・フラッキ
ング反対運動
第5章 コルシカ島の風土学
コルシカ島でのシンポジウム 環境哲学における東洋思想の影響
和辻哲郎の風土学 『風土』と花鳥風月の植民地主義 ベルクのト
ラジェクションの概念 ウィルダネス,再び 岩への敬意
第6章 放射能の現象学
フクシマの事故 放射能の知覚 林京子の被曝の経験 井上光晴の
原子力発電所小説 生命の無意味な豊かさ

あとがき

著者について
河野哲也(こうのてつや)1963年,東京に生まれる。博士(哲学)。現在,
立教大学文学部教育学科教授。専攻は哲学・倫理学,教育哲学,哲学プラクティス。主な著書に『エコロジカルな心の哲学——ギブソンの実在論より』 (勁草書房,2003),『環境に拡がる心——生態学的哲学の展開』(勁草書房,2005),『エコロジカル・セルフ―—身体とアフォーダンス』(ナカニシヤ書店,2011),『意識は実在しない―—心・知覚・自由』(講談社選書メチエ,2011),『境界の現象学——始原の海から流体の存在論へ』(筑摩選書,2014)などがある。

関連書
失われるのは,ぼくらのほうだ/野田研一/4000円+税
〈故郷〉のトポロジー/喜納育江/2500円+税
ピンチョンの動物園/波戸岡景太/2800円+税
動物とは「誰」か?/波戸岡景太/2200円+税
他火のほうへ/結城正美/2800円+税
水の音の記憶/結城正美/3000円+税

 

6月の新刊:三声書簡 1888-1890

2016年 6月 22日

三声書簡三声書簡 1888-1890
アンドレ・ジッド+ピエール・ルイス+ポール・ヴァレリー(著)
松田浩則+山田広昭+塚本昌則+森本淳生(訳)

判型:A5上製
頁数:695頁
定価:8000円+税
ISBN:978-4-8010-0166-4  C 0097
装幀:西山孝司
好評発売中!


フランス文学を知る上での第一級の資料。
ジッド、ルイス、ヴァレリーというフランスを代表する作家3人が、1888年〜1890年の青春期に交わした189通の往復書簡集。文学青年として早熟したジッド−ルイスの友情にはじまり、早くから才能の片鱗を見せていたヴァレリーがそこに加わる……この3者のやりとりはやがて、互いに文学意識を高めていく類例をみない“トリオ”となっていく。
フランス文学、さらには近代文学一般について考える上での貴重なテクスト。

《ルイスは最初の詩集を完成させようと理論と実作の両面で努力を重ねていた。従姉マドレーヌとの恋愛の中で、ジッドは『アンドレ・ワルテルの手記』の執筆に苦吟していた。モンペリエで先鋭的な文学に飢えていたヴァレリーは、ルイスとジッドに出会いパリの文芸思潮と直接関わるようになるとともに、初期の重要な詩篇を書くことになる。彼らはみな「自己」をきわめて重要な問題として捉え、友人との間にホモソーシャルとでも呼ぶべきナルシスティックな関係を築いていく。(…)それ自体がひとつの作品と言えるほどの充実した彼らの書簡は、彼ら「ナルシスたち」がいかにして文学世界へと出発していったかを生き生きとわれわれに示している。》

目次
訳者はしがき
序文(パスカルメルシエ)
三声書簡 1888-1890
索引

【著者について】
アンドレ・ジッド(André Gide)  1869-1951年。フランスの小説家・批評家。代表作に『背徳者』『狭き門』『田園交響曲』などがある。
ピエール・ルイス(Pierre Louÿs)  1870-1925年。フランスの詩人・小説家。代表作に『ビリティスの歌』『アフロディット』などがある。
ポール・ヴァレリー(Paul Valéry)  1871-1945年。フランスの詩人・批評家。代表作に『若きパルク』『ムッシュー・テスト氏との一夜』などがある。

【訳者について】
松田浩則(まつだひろのり) 1955年、福島県生まれ。神戸大学大学院人文科学研究科教授(フランス現代文学)。著書に、『ポール・ヴァレリー『アガート』訳・注解・論考』(共著、筑摩書房、1994)訳書に、ドニ・ベルトレ『ポール・ヴァレリー』(法政大学出版局、2008)などがある。
山田広昭(やまだひろあき) 1956年、大阪府生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授(フランス文学、精神分析)。著書に、『三点確保――ロマン主義とナショナリズム』(新曜社、2001)、訳書に、『ヴァレリー集成Ⅳ 精神の〈哲学〉』(筑摩書房、2011)などがある。
塚本昌則(つかもとまさのり) 1959年、秋田県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授(フランス近代文学)。著書に、『フランス文学講義――言葉とイメージをめぐる十二章』(中公新書、2012)、訳書に、『ヴァレリー集成Ⅱ 〈夢〉の幾何学』(筑摩書房、2011)などがある。
森本淳生(もりもとあつお) 1970年、東京都生まれ。京都大学人文科学研究所准教授(フランス文学)。編著に、『〈生表象〉の近代――自伝・フィクション・学知』(共著、水声社、2015)、訳書に、J・ランシエール『マラルメ セイレーンの政治学』(共訳、水声社、2014)などがある。

【関連書】
ビリティスの歌/ピエール・ルイス(著) 沓掛良彦(訳)/6000円+税

 

6月の新刊:エクソダス――アートとデザインをめぐる批評

2016年 6月 22日

ピクチャ 5エクソダス
アートとデザインをめぐる批評
暮沢剛巳(著)

判型:四六並製
頁数:331頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0167-1  C0070
装幀:齋藤久美子
好評発売中!



〈越境〉する思考の軌跡
現代アート/デザイン批評の分野で注目されてきた著者が、ながらく新聞・雑誌・展覧会カタログなどに寄せた文章を集成する批評集。
現代美術をエコロジーの観点から考察する第Ⅰ部「アートの中のエコロジー」。長期にわたってデザイン雑誌に書きついだコラムを集めた第Ⅱ部「Inspiration」。フィールドワークのように国内外の展覧会を紹介する第Ⅲ部「現代美術の履歴書+α」。ミュージアムとデザインを論じた第Ⅳ部「アーカイヴとデザイン」。マンガやアニメの批評を集めた第Ⅴ部「ポストモダンの視覚文化」。

目次
はじめに
Ⅰ アートの中のエコロジー
Ⅱ Inspiration
Ⅲ 現代美術の履歴書+α
Ⅳ アーカイヴとデザイン
V ポストモダンの視覚文化
おわりに

著者について
暮沢剛巳(くれさわたけみ)  1966年、青森県生まれ。現在、東京工科大学デザイン学部教授。専攻、20世紀美術・デザイン研究、ミュゼオロジー、万博研究。主な著書に、『現代美術のキーワード100』(ちくま新書、2009)、『自伝でわかる現代アート』(平凡社新書、2012)、『ル・コルビュジエ――近代建築を広報した男』(朝日選書、2009)、『世界のデザイン・ミュージアム』(大和書房、2014)などがある。

関連書
現代美術巷談/中村敬治/4000円+税
想起のかたちーー記憶アートの歴史意識/香川檀/4500円+税
美術・記憶・生/白川昌夫/2500円+税

 

6月の新刊:(不)可視の監獄

2016年 6月 22日

(不)可視の監獄(不)可視の監獄
サミュエル・ベケットの芸術と歴史
多木陽介(著)

判型:四六上製
頁数:372頁
定価:4000円+税
ISBN:978−4−8010−0186−2 0070
装幀:宗利淳一
好評発売中!



内容紹介
これまで深く考察されてこなかったベケットと監獄との親密な関係を探究しながら、現代に生きるわれわれの実存を閉じ込めてきた〈(不)可視の監獄〉を浮き彫りにする、イタリア在住の演出家による渾身のベケット論。

目次
序 歴史的寓話

第一部 ベケットと監獄――平穏な客席ではよく分からない芝居
第一章 監獄での『ゴドーを待ちながら』

第二部 一人目のベケット――破壊的創造力
第二章 道化的破壊性
第三章 戦争という創造力

第三部 二人目のベケット――技術空間の中の道化
第四章 道化の失語症
第五章 歴史の音風景が生む新しい声
第六章 光学的闘争(逃走)の軌跡
第七章 技術の知性が書く歴史
第八章 『クワッド』

第四部 三人目のベケット――歴史の瓦礫に舞い降りた天使たち
第九章 歴史の語り部
第一〇章 神の無関心
第一一章 ゼロの身体を超えて
第一二章 東京でゴドーを待ちながら

あとがき――見えない恐怖のアナトミー

著者について
多木陽介(たきようすけ)  1962年、東京都に生まれる。演出家・アーティスト、批評家。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(演劇)専攻博士課程中退。1988年に渡伊、現在ローマ在住。演劇活動や写真を中心とした展覧会を各地で催す経験を経て、現在は自然環境、社会環境、精神環境においてエコロジーを進める人々を扱った研究を展開。芸術活動、文化的主題の展覧会のキュレーションおよび会場構成、講演、そして執筆と、多様な方法で、生命をすべての中心においた人間の活動の哲学を探究する。著書に『アキッレ・カスティリオーニ――自由の探求としてのデザイン』(AXIS、2007)、訳書にマルコ・ベルポリーティ『カルヴィーノの眼』(青土社、1999)、プリーモ・レーヴィ『プリーモ・レーヴィは語る』(青土社、2002)、アンドレア・ボッコ/ジャンフランコ・カヴァリア『石造りのように柔軟な』(鹿島出版会、2015)などがある。

関連書
ベケット――果てしなき欲望/アラン・バディウ/西村和泉訳/2000円+税
サミュエル・ベケット!――これからの批評/岡室美奈子・川島健・長島確編/3800円+税
ベケットを見る八つの方法――批評のボーダレス/岡室美奈子・川島健編/4500円+税
ベケットのアイルランド/川島健/4000円+税

 

6月の新刊:小島信夫長篇集成⑧ 寓話 

2016年 6月 22日

小島長篇8書影小島信夫長篇集成⑧ 寓話
編集委員=千石英世・中村邦生
編集協力=柿谷浩一
解説=保坂和志
月報=古谷利裕・阿部公彦・吉増剛造・柿谷浩一

判型:A5判上製
頁数:568頁
定価:8000円+税
ISBN:978-4-8010-0118-3 C0393
装幀:西山孝司
好評発売中!

『寓話』は読むこちらがひたすら熱に浮かされるような小説だ、私は読み出すと早々に本を投げて駆け出したくなった、他にそこまで興奮したのは三十になるまで読むのを避けていた『罪と罰』のラストちかく、二人のやりとりの途中私は大阪に向かう新幹線に乗っていたが私は窓を割って飛び降りたくなった。
(保坂和志「解説」より)

著者生誕100年&没後10年記念出版!
小島信夫のすべての長篇小説を網羅するシリーズ、第8回配本。
ある日、かつて書いた長篇『墓碑銘』の主人公から、作者の「私」のもとへ電話がかかってきた。やがて届いた長大な暗号書簡を「私」はひたすらに解読し続けるのだが……。過去の作品、そのモデルとなった人物や物事、古今東西の文学作品、同時代のテレビ番組、実在の小説家や作者の友人知人、手紙、電話、暗号……錯雑と渾沌の渦中へと読者を掻っ攫う、稀代未聞の小説空間。
数多くの作家やアーティストに影響を与え続けてきた問題作、待望の復活!!

次回配本
⑨静温な日々/うるわしき日々 解説=中村邦生 予価6000円+税

小島信夫の本
《小島信夫短篇集成》全8巻 セット定価60000円+税
《小島信夫批評集成》全8巻 セット定価60000円+税

小説の楽しみ 1500円+税
書簡文学論 1800円+税
演劇の一場面 2000円+税

未完の小島信夫 中村邦生+千石英世 2500円+税
小島信夫の読んだ本 小島信夫文庫蔵書目録 昭和女子大学図書館編 5000円+税
小島信夫の書き込み本を読む 小島信夫文庫関係資料目録 昭和女子大学図書館編 5000円+税
水声通信②/小島信夫を再読する 1000円+税

 

5月の新刊:リトル・ボーイ 《フィクションの楽しみ》

2016年 6月 22日

リトルボーイ書影リトル・ボーイ
《フィクションの楽しみ》
マリーナ・ペレサグア(著)
内田吉彦(訳)

判型:四六上製
頁数:248頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0161-9 C0097 
装幀:西山孝司
好評発売中!


本邦初紹介となるスペイン文学の新星が、〈ヒロシマ〉の悲劇を描く問題作!
原爆投下によって被爆し、その後数奇な体験を重ねた女性の半生をめぐる表題作をはじめ、傷つけられ、虐げられ、極限状態で苦悩する人々の不条理な姿を幻想的筆致のうちに描き出し、生の淵源をまばゆく照射する。
ドライで静謐な筆致、アグレッシヴな性描写、痛ましくときにグロテスクな物語世界によって、人間の深奥に隠されたおぞましさに肉迫する13の物語。

目次
日本の読者へ
リトル・ボーイ
海藻

あらし
記念日
ホモ・コイトゥス・オクラリス
ミオ・タウロ

操縦装置
ブランキータ
移植
アウラティカ
ただひとりの人間だけ
訳者あとがき

著者について
マリーナ・ペレサグア(Marina Perezagua) 1978年、セビリア(スペイン)に生まれる。小説家。ニューヨーク在住。主な作品に、本書の他、『深海生物』(Criaturas abisales. Los libros del lince, 2011)、『ヨーロ』(Yoro. Los libros del lince, 2015)などがある。

訳者について
内田吉彦(うちだよしひこ) 1937年、大宮市に生まれる。東京外国語大学スペイン語科卒業。フェリス女学院大学名誉教授。専攻、スペイン、ラテンアメリカ文学。主な訳書に、ボルヘス+ビオイ=カサーレス『天国・地獄百科』(共訳、水声社、1982)、イアン・ギブソン『ロルカ』(共訳、中央公論社、1997)、ガルシア=マルケス『悪い時』(共訳、新潮社、2007)などがある。

関連書
《フィクションの楽しみ》
1914 ジャン・エシュノーズ/内藤伸夫訳 2000円
涙の通り路 アブドゥラマン・アリ・ワベリ/林俊訳 2500円
あなたがこの辺りで迷わないように パトリック・モディアノ/余田安広訳 2000円
地平線 パトリック・モディアノ/小谷奈津子訳 2000円
わたしは灯台守 エリック・ファーユ/松田浩則訳 2500円

 

5月の新刊: マラーナの女たち ≪バルザック 愛の葛藤・夢魔小説選集 3≫

2016年 6月 21日

バルザック3書影マラーナの女たち
オノレ・ド・バルザック(著)
私市保彦+加藤尚宏+大下祥枝+奥田恭士+東辰之介(訳)

判型:四六上製
頁数:400頁
定価:3800円+税
ISBN:978−4−8010−0143−5 C0397 
装幀:滝沢和子
好評発売中!



内容紹介
十三世紀から続く、娼婦の家系のラ・マラーナは、娘ジュアナの将来を憂い、厳しく娘の貞操を守っていた。そこに遊び人のモンテフィオーレ侯爵が現れて……
血に呪縛された女の生き様を描いた表題作ほか、「オノリーヌ」「シャベール大佐」「フィルミアーニ夫人」「徴募兵」の五篇。

訳者について
私市保彦(きさいちやすひこ)  1933年、東京に生まれる。東京大学卒業、同大学大学院修士課程修了。武蔵大学名誉教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『ネモ船長と青ひげ』(晶文社、1976)、『幻想物語の文法』(ちくま学芸文庫、1997)、『フランスの子どもの本』(白水社、2001)、『名編集者エッツェルと巨匠たち』(新曜社、2007)などがある。
加藤尚宏(かとうなおひろ)  1935年、東京に生まれる。2015年、東京で没する。早稲田大学卒業、同大学大学院博士課程修了。早稲田大学名誉教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『バルザック 生命と愛の葛藤』(せりか書房、2005)、訳書に、オーウェン『黒い玉』(東京創元社、1993)、バルザック『村の司祭』(東京創元社、1975)などがある。
大下祥枝(おおしたよしえ)  大阪に生まれる。関西学院大学卒業、同大学大学院博士課程中退、パリ第十二大学大学院博士課程修了。博士(文学)。沖縄国際大学名誉教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『バルザックとこだわりフランス』(恒星出版、2003、共著)、『テクストの生理学』(朝日出版社、2008、共著)などがある。
奥田恭士(おくだやすし)  1954年、長崎県に生まれる。東京外国語大学卒業、青山学院大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)[大阪大学]。現在、兵庫県立大学環境人間学部教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『バルザックとこだわりフランス』(恒星出版、2003、共著)、『バルザック 語りの技法とその進化』(朝日出版社、2009)などがある。
東辰之介(あづまたつのすけ)  1972年に生まれる。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程、パリ第七大学DEA課程修了。博士(文学)。現在、駒澤大学総合教育研究部准教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『バルザック 「脳」と「知能」の小説家』(水声社、2009)、『バルザック生誕二百周年記念論文集』(駿河台出版社、1999、共著)などがある。

関連書
バルザック愛の葛藤・夢魔小説選集
1 偽りの愛人/3000円+税
2 二人の若妻の手記/3500円+税
4 老嬢 近刊
5 三十女/3000円+税

 

5月の新刊:つながりを求めて

2016年 6月 21日

書影(つながりを求めて)つながりを求めて
シャルトルの翡翠
小島俊明(著)

判型:四六並製
頁数:276頁
定価:2500円+税
ISBN:978−4−8010−0147−3 C0095
装幀:齋藤久美子
好評発売中!



内容紹介
《フランスの文芸批評家ジャン・ピエール・ジョシュアから私のフランス語俳句集によせられた評言を読み返すことによって、「過去と現在、自然と人間、東洋と西洋とを仲立ちする詩語」という言葉に目が覚めました。そうして嬉しいことに、ジューヴ、バルチュス、十字架の聖ヨハネ、奥村一郎、武満徹、長谷川等伯……とのつながりが得られました。》(「あとがき」より)

著者について
小島俊明(こじまとしはる)  詩人、俳人(俳号しゅんめい)、フランス文学者。日本文芸家協会会員。主な著訳書として、句集に、『花桐』(2007、ふらんす堂)、フランス語句集に、Le Paulownia en fleurs, éd. Clea. 2010. 詩集に、『組詩 セバスチャン・バッハの朝』(2004、光明社)、『アシジの雲雀』(1998、思潮社)、訳書に、サンテグジュペリ『星の王子さま』(2005、中央公論新社)、アンリ・ミショー『アンリ・ミショー詩集』(1967、思潮社)、ピエール・ジャン・ジューヴ『血の汗・その他』(1964、国文社)などがある

 

5月の新刊:失われるのは、ぼくらのほうだ《エコクリティシズム・コレクション》

2016年 6月 21日

失われる失われるのは、ぼくらのほうだ
《エコクリティシズム・コレクション》
野田研一(著)

判型:四六上製
頁数:381頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0141-4 C0090
装幀:滝澤和子
好評発売中!




内容紹介
自己投影としての自然ではなく,あくまでも他者としての自然。近代文学の流れのひとつを継承するネイチャーライティング(エマソン『自然』,ソロー『ウォールデン』,宮崎駿『もののけ姫』,藤原新也『東京漂流』など)を概観しエコクリティシズムの視点からその〈自然/他者〉と〈自己〉との交感を多面的に考察する。

目次
序論 自然という他者――声と主体のゆくえ
第一部 失われるのは、ぼくらのほうだ
1 世界は残る……失われるのは、ぼくらのほうだ――〈いま/ここ〉の詩学へ
2 〈風景以前〉の発見、もしくは「人間化」と「世界化」
3 都市とウィルダネス――ボーダーランドとしての郊外
4 『もののけ姫』と野生の〈言語〉――自然観の他者論的転回
第二部 自然というテクスト
1 自然のテクスト化と脱テクスト化――ネイチャーライティング史の一面
2 〈風景〉としてのネイチャーライティング
3 エマソン的〈視〉の問題――『自然』(1836年)再読
4 コンコードを〈旅〉するソロー――移動のレトリック
5 いま/ここの不在――発見の物語(ナラテイヴ)としての『ウォールデン』
第三部 交感と世界化
1 遭遇、交感、そして対話――世界/自然とのコミュニケーションをめぐって
2 山犬をめぐる冒険――藤原新也における野性の表象
3 自然/野生の詩学――星野道夫+藤原新也
4 環境コミュニケーション論・覚書――交感と世界化
5 風景の問題圏

引用・参考文献
図版出典一覧
索引
あとがき

著者について
野田研一(のだけんいち) 1950年、福岡県に生まれる。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授。専門はアメリカ文学/文化、環境文学研究、環境コミュニケーション論。主な著書に、『交感と表象――ネイチャーライティングとは何か』(松柏社、2003)、『自然を感じるこころ――ネイチャーライティング入門』(筑摩書房、2007)、編著に、『〈風景〉のアメリカ文化学――シリーズ アメリカ文化を読む 2』(2011)、『〈日本幻想〉表象と反表象の比較文化論』(2015)、『交感幻想――環境と想像力』(近刊、いずれもミネルヴァ書房)などがある。

関連書
〈故郷〉のトポロジーー―場所と居場所の環境文学  喜納育江  2500円
動物とは「誰」か?——文学・詩学・社会学との対話  波戸岡景太  2200円
ピンチョンの動物園  波戸岡景太  2800円
他火のほうへ―—食と文化のインターフェイス  結城正美  2800円
水の音の記憶——エコクリティシズムの試み  結城正美  3000円  〈価格税別〉

 

3月の新刊:戦争・詩的想像力・倫理

2016年 6月 15日

戦争/詩的想像力/倫理戦争・詩的想像力・倫理
アイルランド内戦、核戦争、北アイルランド紛争、イラク戦争
伊達直之/堀真理子/佐藤亨/外岡尚美(著)

判型:A5上製
頁数:399頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0157-2 C0090
装幀:齋藤久美子
好評発売中!


内容紹介:
20世紀以降の世界各地でおこるテロ、民族紛争、内戦。この混迷の時代に芸術、文学はいかに対峙するのか。『オイディープス王』、『勝負の終わり』、『しあわせな日々』、『アルカイダへの旅』ほかギリシア劇にインスパイアされた作品を解読し、〈癒し〉〈倫理〉の視点からも考察する。

目次:
まえがき 伊達直之

1920年代建国期のアベイ劇場 ――ロビンソン、オケイシー、イェイツと戦争の記憶 伊達直之
一 アイルランド――第一次世界大戦・独立戦争・内戦
二 アベイ劇場――戦中から内戦期
三 アベイ劇場――ショーン・オケイシーのダブリン三部作
四 イェイツの英語版ギリシア悲劇

黙示録的時代(アポカリプテイツクタイムズ)を見据えて ――第二次世界大戦後のサミュエル・ベケット 堀真理子
一 「非‐場」に立つベケット
二 ホロコースト、冷戦、核戦争
三 ギリシア神話とベケット
四 黙示(アポカリプス)とトラウマ

北アイルランド紛争とギリシア悲劇 ――シェイマス・ヒーニー『トロイの癒し――ソポクレス「ピロクテテス」一変奏』をめぐって 佐藤亨
一 「北アイルランド紛争」(あるいは「ごたごた」)
二 ギリシア神話とソポクレスの『ピロクテテス』
三 『ピロクテテス』の意味――吉田敦彦とエドマンド・ウィルソンの解釈
四 ヒーニーの『トロイの癒し――ソポクレス――「ピロクテテス」の一変奏』

痛みの唯物性(マテリアリテイ)について――イラク戦争とアメリカ演劇の〈倫理〉を問う 外岡尚美
一 イラク戦争について
二 パフォーマンスの政治学
三 痛みの唯物性――イラク戦争と演劇の倫理

あとがき 佐藤亨

著者紹介:
伊達直之(だてなおゆき) 1961年、武蔵野市に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科英文学専攻博士課程単位取得退学、英国ヨーク大学大学院博士課程修了(英文学Ph.D.)。現在、青山学院大学文学部教授。専攻、イギリス・アイルランド文学・文化。主な著書に、『ギリシア劇と能の再生――声と身体の諸相』(共著、水声社、2009)、『近代国家の形成とエスニシティ』(共著、勁草書房、2014)、『戦争・文学・表象――試される英語圏作家たち』(共編著、音羽書房鶴見書店、2015)などがある。
堀真理子(ほりまりこ) 1956年、東京に生まれる。青山学院大学文学部英米文学科卒業、同大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程満期退学、ロンドン大学演劇科修了(M. A.)。現在、青山学院大学経済学部教授。専攻、英米文学・演劇学。主な著書に、『ベケット巡礼』(三省堂、2007)、『ギリシア劇と能の再生――声と身体の諸相』(共著、水声社、2009年)、Samuel Beckett and Pain(Rodopi, 2012. 共編著)などがある。
佐藤亨(さとうとおる) 1958年、一関市に生まれる。明治大学文学部卒業、青山学院大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、青山学院大学経営学部教授。専攻、アイルランド地域・文化研究。主な著書に、『異邦のふるさと「アイルランド」――国境を越えて』(新評論、2005)、『北アイルランドとミューラル』(水声社、2011)、『北アイルランドのインターフェイス』(水声社、2014)などがある。
外岡尚美(とのおかなおみ) 1960年、水戸市に生まれる。上智大学文学部英文学科卒業、ハワイ大学大学院博士課程修了(演劇学Ph. D.)。現在、青山学院大学文学部教授。専攻、アメリカ演劇。主な著訳書に、『境界を越えるアメリカ演劇』(共編著、ミネルヴァ書房、2001)、『ギリシア劇と能の再生――声と身体の諸相』(共著、水声社、2009)、ボビー・アン・メイソン『エルヴィス・プレスリー』(岩波書店、2005)などがある。

関連書:
ギリシア劇と能の再生 佐藤亨/中條忍ほか 4000円+税

 

5月新刊:テラ・ノストラ

2016年 5月 16日

ピクチャ 1《フィクションの楽しみ》
テラ・ノストラ

カルロス・フエンテス/本田誠二 訳
四六判上製/1091頁/定価= 6000円+税
978-4-8010-0129-9 C0097 好評発売中!
装幀=宗利淳一

《我らの大地》を物語る、ラテンアメリカ文学の金字塔。メキシコを代表する作家が残した畢生の大作、待望の完訳!

征服者スペインによって始まったメキシコ成立の物語を、神話・小説的な想像力をもちいて批判的読解/創造する現代ラテンアメリカ小説の傑作。

スペイン王家のフェリペ2世や狂女フアナなどの実在の人物たちと、ドン・キホーテやドン・フアンなどの架空の登場人物たちを斬新な手法で錯綜させ、イベロアメリカ全体に影響を及ぼす征服者の悲劇を、旧世界・新世界・別世界の3部構成で物語る世紀の叙事詩!

《『テラ・ノストラ』の読者は蠱惑的な鏡の回廊のなかに誘われ、あたかも夢の世界に迷い込んだかのように、内部に引き込まれる。それはハプスブルグ家の霊廟や、アステカの生贄などの夢幻的世界であり、絶えずわれわれの目前で崩れ去っては再び甦るのだ。エクリチュールそのものを豊饒なるかたちで解体し、スペイン語のあらゆる領域における「文化的略奪」を目指す本作は、カルロス・フエンテス最大の作品であるのみならず、スペイン語で書かれた小説の金字塔であることは間違いない》――フアン・ゴイティソロ

【著者について】
カルロス・フエンテス(Carlos Fuentes)   1928年パナマに生まれ、2012年メキシコシティにて没する。父は外交官で、幼少から諸外国を転々とし、1940年代半ばよりメキシコシティに落ち着いてからは雑誌の創刊や小説の執筆など、精力的に文学活動に乗り出す。1960年代以降は「ブームの牽引車」としてラテンアメリカ文学をリードする存在となる。主な作品に、『澄みわたる大地』(寺尾隆吉訳、現代企画室、2010年)、『ガラスの国境』(寺尾隆吉訳、水声社、2015年)、批評に、『セルバンテスまたは読みの批判』(牛島信明訳、水声社、1982年)などがある。

【訳者について】
本田誠二(ほんだせいじ)  1951年、東京に生まれる。東京外国語大学スペイン語学科卒業。同大学大学院外国語研究科修了。現在、神田外語大学教授。専攻、スペイン黄金世紀文学。主な著書に、『セルバンテスの芸術』(水声社、2005年)、主な訳書に、アメリコ・カストロ『スペイン人とは誰か――その起源と実像』(水声社、2012年)、フアン・ゴイティソロ『スペインとスペイン人』(水声社、2015年)などがある。

【カルロス・フエンテスの本】
ガラスの国境 寺尾隆吉訳 3000円+税

セルバンテスまたは読みの批判 牛島信明訳 2000円+税

 

J・G・バスケスを芥川賞作家と読む

2016年 4月 20日

世界が最も注目するラテンアメリカ作家 2冊同時刊行記念
J・G・バスケスを芥川賞作家と読む


主催:東京外国語大学総合文化研究所
登壇者:小野正嗣・柳原孝敦・久野量一
司会:和田忠彦

今年1月に小社より刊行した『コスタグアナ秘史』の著者、フアン・ガブリエル・バスケスについての講演会が催されます。東京外国語大学総合文化研究所が主催している「series 翻訳を考える2016」の第1回目として、小社刊行の『コスタグアナ秘史』の訳者・久野量一先生(東京外国語大学)と、松籟社より刊行の『物が落ちる音』の訳者・柳原孝敦先生(東京大学)の訳者2名と、芥川賞作家・小野正嗣先生とともにJ・G・バスケスの作品を読解します。
 世界が最も注目する作家の作品を、芥川賞作家はいかに読むのでしょうか。外国文学の“今”が分かるイベントに、ぜひ足をお運びください。
詳細は以下のリンクよりをご覧ください。
J・G・バスケスを芥川賞作家と読む


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日時:2016年4月26日(火)18:00〜19:30
会場:東京外国語大学総合文化研究所研究講義棟 4F 422
入場無料
事前予約不要
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5月新刊:中村真一郎手帖⑪

2016年 4月 20日

中村真一郎手帖11
中村真一郎手帖⑪
中村真一郎の会(編)
判型:A5判並製
頁数:96頁
定価:1000円+税
ISBN978-4-8010-0164-0 C0091 4月下旬発売予定
装幀者:齋藤久美子

内容紹介:
堀辰雄、立原道造との関連によって中村真一郎の新たな側面を浮き彫りにするシンポジウム記録「堀辰雄、立原道造、そして中村真一郎」の他、中村真一郎とその周辺に関する論考やエッセイなどを多数収録する、中村真一郎研究の最前線。

目次:
協同作用と堀辰雄 渡部麻実
軽井沢という「故郷」 岡村民夫
中村真一郎《からの・への》堀辰雄・立原道造 竹内清己
他者の視点の獲得 田口亜紀
木洩れ日のなかの写真と鹿 小山正孝と中村真一郎
美しい本を求めて 山村光久
メキシコ雑感 井上隆史
遠望の先に 高遠弘美
中村真一郎に甦るネルヴァル 小林宣之
近況/短信/趣意書/会則

関連書:
【中村真一郎手帖】
*各界の論者による評論やエッセイなどを収める、中村真一郎研究の最前線
*①号〜⑪号まで刊(毎年5月ごろ刊)
*定価1000円+税(⑧号のみ1500円+税)

【中村真一郎の本】
小説構想への試み/2800円+税
続・小説構想への試み/4000円+税
中村真一郎 青春日記/池内輝雄・傳馬義澄編/5000円+税
城北綺譚/解説=菅野昭正/1800円+税
日本古典にみる性と愛/解説=沓掛良彦/2500円+税
全ての人は過ぎて行く/解説=飯島耕一/3000円+税
戦後文学の旗手 中村真一郎/鈴木貞美/2500円+税


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〈中村真一郎の会〉第9回総会のお知らせ

日程:2016年4月23日(土)
場所:明治大学駿河台校舎リバティ・タワー12階1123番教室)
14:00〜 総会
14:30〜16:30 記念シンポジウム
《中村真一郎と東大仏文科》
パネラー=清水徹・菅野昭正
司会=鈴木貞美
17:00〜 懇親パーティー

* 今総会の議題は、①役員改選、②決算・予算の承認、などを予定しています。
* 総会のあと、若き日の中村真一郎にとって戦前・戦後の東大仏文科とはどのような場であったのか、当時の日本文学の状況にも触れながら振り返るシンポジウムを行います。シンポジウムは会員は無料ですが,非会員の方は有料(1000円)です。
* お問い合わせは,事務局(Tel.03-5689-8410 Fax.03-3818-2437 水声社内)にお願いいたします。

 

4月新刊:小島信夫長篇集成⑦ 菅野満子の手紙

2016年 4月 20日

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小島信夫長篇集成⑦ 菅野満子の手紙
編集委員=千石英世・中村邦生
編集協力=柿谷浩一
解説=近藤耕人
月報=吉増剛造・柿谷浩一・宮沢章夫・井出彰

判型:A5判上製
頁数:552頁
定価:定価8000円+税
ISBN:978-4-8010-0117-6 C0393 4月25日頃発売!
装幀=西山孝司

小島はいろいろな腹話術を演じながら最後にその輪の中心の人形を壊してしまう。それは現代人の有り様を暗示しているようで、ぶち壊された小説は現実の人物からも手紙からも自立して、いなくなった作者とともに生き続ける力を得ることになる。満子が死んで五年近くも連載を続けながら、蛇行反復が特徴の小島だが、この小説は均整の取れた詩的構成を持ち、小島信夫の遺書とも言える会心の作であったに違いない。(近藤耕人「解説」より)

著者生誕100年&没後10年記念出版!
小島信夫のすべての長篇小説を網羅するシリーズ、第7回配本。
女流作家・菅野満子と夭折した「私」の兄の恋愛事件をめぐる手紙や対話、実在の人物との交流、そして過去の自作『女流』をも交錯させながら、作品世界は時間と空間の狭間を揺動し、異様な自己増殖を繰り返す。『別れる理由』に引き続き、破格の作品構造によって小説の限界に挑む小島文学の新たな展開。

★内容見本は全国の書店にて配布中です。小社へ直接ご請求いただく場合は、郵便切手82円分を同封の上、【〒112-0002 東京都文京区小石川2-10-1 水声社営業部・小島信夫係】までお願いいたします。

【次回配本】
⑧寓話 解説=保坂和志 予価8000円+税

【小島信夫の本】
《小島信夫短篇集成》全8巻 セット定価60000円+税
《小島信夫批評集成》全8巻 セット定価60000円+税

小説の楽しみ 1500円+税
書簡文学論 1800円+税
演劇の一場面 2000円+税

未完の小島信夫 中村邦生+千石英世 2500円+税
小島信夫の読んだ本 小島信夫文庫蔵書目録 昭和女子大学図書館編 5000円+税
小島信夫の書き込み本を読む 小島信夫文庫関係資料目録 昭和女子大学図書館編 5000円+税
水声通信②/小島信夫を再読する 1000円+税

 

「『ヴァルター・ベンヤミンの墓標』刊行記念イベント開催

2016年 4月 5日

管啓次郎×金子遊「マイケル・タウシグの人類学と思想」

マイケル・タウシグはコロンビア大学人類学教室の教授で、英語圏では知らない人のいない人類学者=移動するエッセイストです。大胆にフィクション批評を導入したその哲学的なエッセイは、まるでビートニク小説のようにも読めると評判です。タウシグの著書が日本語に翻訳されるのは、本書が初めてとなります。「文化人類学の巨人」の魅力を存分に味わっていただくため、管啓次郎さん(詩人・比較文学)と、本書の訳者のひとりである金子遊さん(映像作家・民族誌学)のトークイベントを開催します。

管啓次郎(すが・けいじろう)
1958年生まれ。詩人、比較文学者。明治大学理工学部教授。ハワイ大学、ニューメキシコ大学、ワシントン大学などで、文化人類学と比較文学を学ぶ。主な著作に『コロンブス の犬』、『狼が連れだって走る月』(いずれも河出文庫)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)、『本は読めないものだから心配するな』、『ストレンジ オグラフィ』(いずれも左右社)など。カリブ海フランス語圏文学、チカーノ文学などの翻訳でも知られる。主な訳書に、エドゥアール・グリッサン『関係の〈詩学〉』、アントナン・アルトー『手先と責苦』(いずれも河出書房新社)、ル・クレジオ『ラガ』(岩波書店)など多数。

金子遊(かねこ・ゆう)
1974年生まれ。映像作家、民族誌学。慶應義塾大学環境情報学部ほか非常勤講師。著書に『辺境のフォークロア』(河出書房新社)。編著に『フィルムメーカーズ 個人映画のつくり方』、『吉本隆明論集』(いずれもアーツアンドクラフツ)、『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(森話社)、『国境を超える現代ヨーロッパ250 移民・辺境・マイノリティ』(河出書房新社)。共著に『鳥居龍蔵 日本人の起源を探る旅』(アーツアンドクラフツ)、『アイヌ民族否定論に抗する』(河出書房新社)など多数。

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日時:2016年05月17日(火)19:30〜
会場:ジュンク堂書店池袋本店(東京都豊島区南池袋2-15-5)
入場料:1000円(1ドリンク付き)
*イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5
*当日、会場の4F喫茶受付でお支払いください。
*ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願いいたします。(電話:03-5956-6111)
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