12月の新刊:ある感傷的な小説《フィクションの楽しみ》

2019年 12月 10日

感傷的な小説 書影ある感傷的な小説
《フィクションの楽しみ》
アラン・ロブ=グリエ(著)
的場寿光(訳)

判型:四六判上製
頁数:226頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0459-7 C0098
装幀:宗利淳一
12月下旬頃発売!

大人のためのおとぎ話
少女に対する偏愛! 強迫的なまでにサディスティックな性癖!!
常軌を逸した過激で暴力的な描写によって、少女たちの監禁や虐待の場面をはじめ、露骨なまでに作家に取り憑いた妄想を描き出す、遺作となった〈大人のためのファンタジー〉。
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12月の新刊:気まぐれニンフ《フィクションのエル・ドラード》

2019年 12月 6日

気まぐれニンフ_書影気まぐれニンフ
《フィクションのエル・ドラード》
ギジェルモ・カブレラ・インファンテ(著)
山辺弦(訳)

判型:四六判上製
頁数:353頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0271-5 C0397
装幀:宗利淳一
12月下旬頃発売!

ユーモア、言葉遊び、映画、そしておそらくは一度も存在しなかった街への絶え間ないノスタルジーこそ、この作家の本質である。マリオ・バルガス・ジョサ

言葉と記憶の迷路
《もう40年以上も前のことなのに、いまだに彼女の姿をまさにいま見ているかのように思い出せる。その時以来、わたしはただの一日も彼女を思い出さない日はなかった。》
魅力あふれる16歳の少女エステラとの運命的な出会いから愛の逃避行におよぶ主人公。ハバナの街を巡るひと夏のアヴァンチュールの終着点とは? 永遠なる《ニンフ》との思い出を言葉遊びに溢れた軽妙洒脱な会話で描き出す、言葉の曲芸師カブレラ・インファンテの快作。
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11月の新刊:ジカ熱――ブラジル北東部の女性と医師の物語

2019年 11月 25日

ジカ熱ジカ熱
デボラ・ジニス(著)
奥田若菜/田口陽子(訳)

判型:四六判上製
頁数:251頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0456-6 C0039
装幀:宗利淳一
11月下旬頃発売!

世界の女性たちへ
2015年ブラジルで流行し、新生児を襲った未知の感染症――ジカ熱。当事者となった女性や医師はなにを信じ、どのような行動を取ったのだろうか。ウイルス特定までの過程を描くなかで、ブラジルの地域格差、リプロダクティブ・ヘルス、孤立する家族といった多角的な問題を浮かび上がらせながら、あらたなケアや連帯を想像させるフェミニスト民族誌。
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11月の新刊:ステファヌ・マラルメの〈世紀〉

2019年 11月 25日

マラルメの世紀ステファヌ・マラルメの〈世紀〉
原 大地(著)

判型:四六判並製
頁数:457頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0452-8 C0098
装幀:滝澤和子
11月下旬頃発売!

マラルメとは誰か? 
ロマン派の影響を受け詩作をはじめ、その「新しい詩」によって象徴主義の若者たちを魅了した詩人マラルメ。激動の時代を生き、生涯にわたり心に大きな虚無を生むこととなる幼い息子の死を経て、どのように変容をしたのか? 伝記的事実や作品を詳細に追うのみならず、文化史的側面から詩人の本質を問うモノグラフィー。
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11月の新刊:なぜ学校でマンガを教えるのか?

2019年 11月 22日

なぜ学校でマンガなぜ学校でマンガを教えるのか?
大手前大学比較文化研究叢書15
石毛弓・小林宣之(編)

判型:A5判上製
頁数:234頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0449-8 C0370
装幀:宗利淳一
11月15日頃発売!

学校でマンガを教えることはできるのか?
大学でマンガの描き方が学べるようになって20年、いまや大学でマンガを学んでデビューすることも、海外から日本の大学へマンガを学びに留学することも珍しくなくなってきた。しかし一体、どのようにして大学でマンガを教える/身に付けることが可能になったのか? 単に描き方を学ぶことに留まらない教育のあり方とは? 日本以外ではどのような教育が行われているのか?……これからのマンガと教育を考えるための必読書!
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11月の新刊:ガリツィアの森――ロシア・東欧比較文化論集

2019年 11月 15日

書影_ガリツィアの森ガリツィアの森
ロシア・東欧比較文化論集
伊東一郎(著)

判型:A5判上製
頁数:400頁+カラー別丁4頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0399-6 C0098
装幀:宗利淳一
11月下旬発売!

スラヴ民族の文化の淵源へ
森のように広大で多彩な住人に満ちたロシア・東欧文化を文学、民衆文化、音楽の観点から逍遥し、東欧各国、そしてドイツや日本、様々な民族と言語の交流が拓く文化の新地平を追い求める、東欧比較文化論考集。
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11月の新刊:21世紀のスペイン演劇①

2019年 11月 8日

21世紀のスペイン演劇121世紀のスペイン演劇①
田尻陽一(編)
田尻陽一・岡本淳子・矢野明紘(訳)

判型:A5判上製
頁数:328頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0455-9 C0374
装幀:滝澤和子
11月上旬発売!

最前線の現代スペイン戯曲を紹介する新シリーズ、始動!
息子はかつて父親に恋をした男と語り合い、娘は母親という存在に抱く嫌悪感を滔々と述べ立てる。恋人を、友人を喪い、心に傷を抱えて生きる人々――21世紀という時代と切り結ぶ7人の作家たちが、おのおのの多彩な手法で生の混沌を剔出する戯曲7編。

犬の毛をすくのはいい。美しい。犬の毛をすく音、撫でてやる。死んでいくあいだ撫でてやる。目を瞬くのを見る。死ぬ直前の瞬き。魂が昇っていくのを見る。〔……〕わしらは消え去る。モーツァルト、わしらは消え去るんだ。これは美しくないか? ここにあるすべてのものはずっと残っていく。そう気づくことは美しいことだ。映画、犬、花、皮膚、女、畑、そうだ、モーツァルト、畑だ。『わが心、ここにあらず』第5幕より

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「ヘンリー・ミラー・コレクション」完結記念イベント開催のお知らせ

2019年 10月 31日

「ヘンリー・ミラー・コレクション」全16巻完結記念
鹿島茂さんトークイベント
〜ヘンリー・ミラーとパリ〜

水声社刊行の「ヘンリー・ミラー・コレクション」全16巻は、2004年に第一巻が刊行されて15年後の本年10月、めでたく完結することになりました。これを記念し、神保町ブックセンターでは、水声社および日本ヘンリー・ミラー協会と共同して、パリ時代のミラーに造詣の深いフランス文学者の鹿島茂さんをお招きし、トークイベントを開催します。ニューヨーク時代、あらゆる点で失敗者だったヘンリー・ミラーは、1930年代のパリで、「ぼくには金がない、資産も希望もない。ぼくはだれよりもしあわせな男だ」という自覚に導かれ、デビュー作『北回帰線』を書き上げました。この「花の都」で、彼は何を見出し、どのような変容をとげ、そのデビュー作に見られるようなパリを描き出すに至ったのか? 彼にとってパリとは何だったのか? これらの点を中心に鹿島茂先生にインタビューし、ヘンリー・ミラーとパリの魅力について縦横に語っていただきたいと思っています。
聞き手/松田憲次郎(ヘンリー・ミラー・コレクション編集委員)

日時:2019年11月23日(土)
場所:神保町ブックセンター 東京都千代田区神田神保町2-3-1 岩波書店アネックス1F
開場:17:30~19:00 (17:00開場)
参加費:1,000 yen

※参加をご希望の方は、こちらをご覧ください。
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10月の新刊:冷暖房完備の悪夢《ヘンリー・ミラー・コレクション⑫》

2019年 10月 31日

冷暖房完備の悪夢冷暖房完備の悪夢
《ヘンリー・ミラー・コレクション⑫》
金澤智(訳)

判型:四六判上製
頁数:320頁
定価:3100円+税
ISBN:978-4-8010-0001-8 C0398
装幀:宗利淳一
10月下旬発売!

ヘンリー・ミラー・コレクション(第1期10巻、第2期6巻)全16巻完結!
第二次世界大戦前、1940年にニューヨークから西海岸まで1年がかりでアメリカ横断の旅にでたミラー。実利優先社会のアメリカにおいて、芸術作品は自然の営みによって作られ、ヨーロッパ、アジア、エジプトなどにある信仰と愛、情熱によって作られた不朽の記念碑などはない、と綴った現在にも通じる先見的アメリカ文明批評。
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ソル・ケー・モオ『穢れなき太陽』(吉田栄人訳)、日本翻訳家協会翻訳特別賞を受賞

2019年 10月 18日

小社より2018年8月に刊行した、ソル・ケー・モオ『穢れなき太陽』(吉田栄人訳)が、2019年度日本翻訳家協会翻訳特別賞を受賞しました。訳者の吉田栄人さん、おめでとうございます。また、選考委員の皆様をはじめ、このたびの選考に関わられた皆様に感謝申し上げます。

 

10月の新刊:福永武彦の詩学

2019年 10月 18日

福永武彦の詩学
福永武彦の詩学
《水声文庫》
山田兼士(著)

判型:四六判上製
頁数:229頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0450-4 C0095
装幀:宗利淳一
10月下旬発売!

冥府を越え出て――没後40年
若き日のボードレール体験や「マチネ・ポエティク」の活動を通じて得た詩の富を小説においても展開すべく、作中で様々な実験を重ね、散文詩や音楽に限りなく接近した独自の文学世界を構築した福永武彦。代表作である『風土』や『海市』、「塔」「冥府」「廃市」などの短篇、そして作家最大の到達点『死の島』を読み解き、そこに結晶化した詩学の相貌を探る。
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フェリスベルト・エルナンデス『案内係』刊行記念イベントのお知らせ

2019年 10月 10日

浜田和範×柴田元幸
フェリスベルト・エルナンデス『案内係』刊行記念イベント
〜フェリスベルト・エルナンデスへの案内係〜

日時:2019年11月6日(水)
場所:本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
開場:19:00~21:00 (18:00開場)
参加費:1,500円+1 drink 500

※参加をご希望の方は、本屋B&Bのウェブサイト(http://bookandbeer.com/event/20191106/)をご覧ください。

案内係 書影《1950年にフェリスベルト・エルナンデスを読んでいなかったら、私は今日のような作家にはなっていないだろう》とガルシア・マルケスに言わしめたウルグアイの作家、フェリスベルト・エルナンデスをご存知でしょうか。今年6月に『案内係』(浜田和範訳、水声社)として作品集が翻訳されたことにより、日本ではじめて本格的に紹介されることになりました。
親密で謎めいた独自の世界をどこまでも追い求めるその作風は、ともすれば読者を戸惑わせる捉えどころのないもの。しかし一方でこの「誰とも似ていない作家」(イタロ・カルヴィーノ)が、数々の作家を魅了し、熱狂的なファンを獲得してきたのも確かです。
今回のイベントでは、本書の訳者・浜田和範氏と、翻訳が刊行される前からwebマガジン『考える人』でフェリスベルトを紹介されていた柴田元幸氏をお迎えして、この作家の魅力を存分に語っていただきます。
フェリスベルト・エルナンデスを読まれていない方も、すでに読まれている方も、最高の案内人たちによる本イベントに、ぜひ足をお運び下さい。
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10月の新刊:詳解ポーランド語文法

2019年 10月 8日

ポーランド語文法詳解ポーランド語文法
川井正彦(著)

判型:A5判上製
頁数:744頁
定価:10000円+税
ISBN:978-4-8010-0398-9 C3087
装幀:齋藤久美子
10月1日発売!

難解なポーランド語文法を体系的に整理し理解する
ポーランド語文法の音声論、形態論、統語論の体系的な理解を目指し、夥しい例文と名詞、数詞、動詞の活用変化表を挙げながら、なかでも複雑なその形態論の解明に重点を注いだ、最も詳細なポーランド語文法の解説書。
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【全文公開】座談会*文学としての人文知

2019年 10月 1日

2019年夏〜2021年冬にかけ、東京大学文学部と早稲田大学文学部で開催される研究座談会『文学としての人文知』は、再編されつつある人文科学との対話のなかで、〈文学〉が〈人文知〉と取り結ぶ新たな関係を描き出そうという試みです。発表内容は小社から単行本として刊行する予定ですが、本ページでは、刊行に先駆けて座談会の内容を公開していきます。

第1回 【座談会】文化人類学と文学 〈イメージの人類学〉をめぐって
① 「不可量部分」と「イメージ」② 多元性・複数性③ 幻覚体験をめぐって④ 「フレーム」をめぐる体験

第2回 精神分析と文学(予定)
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『オイディプスの墓』刊行記念イベントのお知らせ

2019年 9月 20日

対談:横山義志×森本淳生
ギリシア悲劇から〈演技〉を考える
〜『オイディプスの墓』刊行記念イベント〜

オイディプスの墓 書影オイディプスの墓――悲劇的ならざる悲劇のために
ウィリアム・マルクス著/森本淳生訳

「ギリシア悲劇」――誰しも名前は知っているけれど、実際に作品を読んだり舞台を見たりした方はそう多くないのではないでしょうか。西洋文化の基底をなすこのギリシア悲劇については、そのほとんどの作品が喪失していることがわかっており、現存しているものは古代ギリシアで制作された悲劇の5%にも満たないと考えられています。しかし、これまでの思想家たちはこのごくわずかな作品群から無謀にも悲劇の全体を考えていき、彼らが示した道は現在まで続いているといってよいでしょう。
このたび水声社から刊行されたウィリアム・マルクスの『オイディプスの墓――悲劇的ならざる悲劇のために』(森本淳生訳)は、ギリシア悲劇が被った大きな喪失に真正面から向き合い、これまでなされたギリシア悲劇にたいする誤解を丁寧に紐解いていきます。そうして新たに描き出されるギリシア悲劇は、こんにち理解されているものとはおよそ異なる驚くべき結論に達していきます。
古代ギリシア悲劇はどのように演じられ、どのように観られていたのか、その一端にふれる今回の刊行イベントでは、〈演技〉の歴史に詳しい東京芸術祭/SPAC-静岡県舞台芸術センターの横山義志さんをゲストにお迎えして、本書の訳者でフランス文学研究者の森本淳生さんと『オイディプスの墓』を繙きながら対談していただきます。25世紀前から残る人類の遺産を考えるこの機会に、ぜひ足をお運びください。

参加を希望される方は、神楽坂モノガタリのウェブサイト(https://peatix.com/event/1329502/)をご覧ください。

場所:神楽坂モノガタリ 東京都新宿区神楽坂6-43 K’s Place 2F
日時:2019年10月8日(火)
開場:19:00~: 21:00 (18:30開場)
参加費:1,500円+1 drink付/(学生)1,000円+1 drink付(要学生証)
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9月の新刊:ラブレーとセルバンテス

2019年 9月 20日

ラブレーとセルバンデス書影ラブレーとセルバンテス
中山眞彦(著)

判型:A5判上製
頁数:357頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0453-5 C0095
装幀:宗利淳一
10月3日発売!

《ロマン》は歴史を批判する!
近代の劈頭に現れ、「この世界に秩序と意味」を与えると同時に解体した《ガルガンチュア》/《パンタグリュエル》と《ドン・キホーテ》。そのふたりの偉大な作家と作品の深い今日性を極限にまで問いつめる強力な思考。《ロマン》(小説)についての理論の到達点。
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9月の新刊:コルティジャーナ――宮廷生活《イタリアルネサンス文学・哲学コレクション》

2019年 9月 13日

コルティジャーナコルティジャーナ
宮廷生活
《イタリアルネサンス文学・哲学コレクション④》
ピエトロ・アレティーノ(著)
栗原俊秀(訳)

判型:A5判上製
頁数:224頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0404-7 C0397
装幀:西山孝司
9月下旬発売!


欲望渦巻く都市ローマを嗤う傑作喜劇
宮仕えを夢見て田舎から上京してきた若者と、人妻に密かに思いを寄せる宮廷人に、ローマに蠢くペテン師たちが手の込んだ悪ふざけを企んで……諷刺の鋭さで名だたる王侯が恐れた雑文家(ポリグラフォ)アレティーノが、洗練された宮廷生活の幻想を猥雑なパロディによって貶め、人々の虚栄と虚無を笑いに包んで描き出す、五幕の喜劇。

早い話、宮廷人になるというのは、妬み屋、野心家、けち、恩知らず、おべっか使い、毒舌家、卑怯者、異端者、偽善者、盗人、大喰らい、無礼者、嘘つきになるのと同じことです。宮廷で見かけるもっともささやかな悪徳が裏切りであるとしたら、もっともささやかな罪もまた裏切りだと言えるでしょう。〔……〕やつらがくすねていくなかで、いちばん些細な盗品といえば、あなたが従者として宮廷に捧げた十年、二十年という歳月です。(本文より)

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9月の新刊:ドゥルーズ 魂の技術と時空・生起–動

2019年 9月 11日

ドゥルーズドゥルーズ 魂の技術と時空・生起–動
〈意味〉を現働化する
中田光雄(著)

判型:A5判上製
頁数:320頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0446-7 C0010
装幀:宗利淳一
9月中旬発売!

「存在」はいかにして「行為」となるか?
カントは近代的な理性能作の基底に「魂の奥底に作働する隠れた技術」を垣間見た。ドゥルーズはマイモンによるカント批判から出発してカント的ア・プリオリを能力論・微分論・差異論をもって発生論的に捉え直し、「時間–空間」を成立させる「時空-生起動」(dynamisme spatio-temporel)の『差異と反覆』から「ロゴスの下のドラマ」としての「第四人称」動態の分析・開削を通じて『意味の論理学』という「第四次元」の現働化に向かう。
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9月の新刊:ソニック・ユース

2019年 9月 11日

ソニックユースソニック・ユース
デイヴィッド・ブラウン(著)
岡田正樹(訳)

判型: A5判並製
頁数:377頁
定価:3800円+税
ISBN:978-4-8010-0413-9 C0073
装幀:宗利淳一
発売中!

ソニック・ユースという伝説
二十世紀の音楽シーンを駆け抜け、アート/ノイズ/ロックの垣根をぶっ壊した、オルタナティヴ・ロックの先駆者ソニック・ユース。ニルヴァーナを発掘したことでも知られる伝説のバンドの、たくさんのオリジナルインタビューと詳細な調査をもとに書かれた決定版評伝。
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9月の新刊:ハンナ・ヘーヒ——透視のイメージ遊戯

2019年 9月 5日

ヘーヒ書影ハンナ・ヘーヒ
透視のイメージ遊戯
香川檀(著)

判型:A5判上製
頁数:309頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0442-9 C0070
装幀:間村俊一
9月中旬頃発売!

イメージの表層を裂く、漂うアイロニーと遊戯性
ベルリン・ダダ唯一の女性メンバー、ハンナ・ヘーヒ(1889-1978)。「反芸術」を掲げた前衛運動に参加しながらも、フォトモンタージュをはじめ終生つねに実験的な作品をつくりだしていく背景には、驚くべきヴィジョンに貫かれた創作意識があった。波乱万丈のその生涯とともに、再評価が著しい女性美術家のうちにあるイメージ思考を解きほぐす、初のモノグラフ。図版多数収録。

視覚経験の可能性を追究した作家人生――
《本書は、ダダ以後に粘りづよく紡がれた彼女のイメージ思考を解き明かすべく、生涯を最晩年にいたるまで追いかけ、時々の主要作品をとりあげて吟味していく。それによって、この往年の女性ダダイストが、その後に展開した芸術上の探求と、一貫して持ち続けた造形的感性とを見届けようとするものである。》(「まえがき」より)
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