7月2019のアーカイヴ

7月の新刊:レーモン・クノー伝

2019年 7月 26日

レーモンクノー伝レーモン・クノー伝
ミシェル・レキュルール(著)
久保昭博・中島万紀子(訳)

判型:A5判上製
頁数:445頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0366-8 C0098
装幀:滝澤和子
7月下旬頃発売!

数学者として、作家として、「手のひらの中のわずかばかりの埃」として……
シュルレアリスム影響を受けた青年期から、物書き狂人の研究、コレージュ・ド・パタフィジック参加やウリポの創設などを経て、いかにして規格外の言語遊戯作家になったのか。『文体練習』や『地下鉄のザジ』で知られる作家の、知られざる生涯を描く、伝記研究の泰斗による、決定版評伝。
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7月の新刊:美術・神話・総合芸術――「贈与としての美術」の源へ

2019年 7月 26日

美術神話総合芸術美術・神話・総合芸術
「贈与としての美術」の源へ
《水声文庫》
白川昌生(著)

判型:四六判上製
頁数:270頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0440-5 C0070
装幀:宗利淳一
7月下旬頃発売!

いま、ここの総合芸術
ネアンデルタール人や初期ホモ・サピエンス、さらにはトロブリアンド諸島人の社会における〈アート〉の在り方を探究するとともに、19世紀から20世紀にかけてのヨーロッパを席巻した、モデルネの怒濤のような運動を超え、《総合芸術》へと向かう。現代美術家である著者による、芸術の根源への問い。
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7月の新刊:ルネ・ドーマル――根源的な体験《シュルレアリスムの25時》第2期

2019年 7月 22日

書影_ドーマルルネ・ドーマル
根源的な体験
《シュルレアリスムの25時》
谷口亜沙子(著)

判型:四六判上製
頁数:287頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0306-4 C0398
装幀:宗利淳一
7月25日頃発売!

確信をたどるように生き、確信が灯るように話す。
聖なる山の登攀をめざすユーモラスな冒険小説『類推の山』を書いたルネ・ドーマルは、いかにしてあの清澄な筆致にたどり着いたのか。彼岸体験で得た確信を導きに生と言葉に一切の偽りを許さなかった詩人の歩みから、真に人生を照らすポエジーが立ち現れる!

いつだって難しいのは、いくつもの生を同時に送ることです。というよりも、たったひとつの中心にある生の光に照らされるようにして、一瞬一瞬の、あらゆる小さな生を生きることです。そんなことは、ほとんど不可能です。それでも、この〈ほとんど〉という小さな一語にこそ、人間にとってのあらゆる希望がひそんでいるのです。「序章」より

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7月の新刊:翻訳家たちの挑戦――日仏交流から世界文学へ

2019年 7月 12日

書影_翻訳家たち翻訳家たちの挑戦
日仏交流から世界文学へ
澤田直・坂井セシル(編)

判型:四六判上製
頁数:305頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0428-3 C0098
装幀:宗利淳一
7月22日頃発売!

〈翻訳家は裏切り者〉ではない。決して裏切らないために翻訳するのである。
〈世界文学〉を支える翻訳とはいかにして行われるのか――古典、詩歌、小説、思想、映画、そして創作にいたるまで、ある言語が別の言語と通いあう道なき道を模索し、苦闘の末に言葉を見出した翻訳家たちの冒険の記録!
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