《キューバナイト!》開催のお知らせ

2017年 1月 6日

キューバナイト!〜キューバ文学を語る熱い夜〜
アレホ・カルペンティエール『方法異説』、レイナルド・アレナス『襲撃』刊行記念イベント

好評をいただいてる小社のラテンアメリカ文学シリーズ《フィクションのエル・ドラード》の最新刊、アレホ・カルペンティエール『方法異説』(寺尾隆吉訳)とレイナルド・アレナス『襲撃』(山辺弦訳)の刊行を記念して、トークイベントを行います。

キューバ革命から半世紀たち、カストロが亡くなったいま、キューバは世界でもっとも“熱い国”だといえるでしょう。政治はもとより、文学、音楽シーンで多 くの注目を集めるキューバについて、亡命作家のレイナルド・アレナスの『襲撃』、さらには『方法異説』で独裁者を描いたアレホ・カルペンティエールの文学 をきっかけに、ハバナクラブを片手に語りあう一夜限りの《キューバナイト》開催!! 対談者には、アルゼンチンナイトにひきつづき佐々木敦氏を迎え、翻訳 者の寺尾隆吉氏にキューバの魅力を語っていただきます。

前回好評だった「アルゼンチンナイト」に引き続き、ディープな話が聞けるまたとないチャンスです。ふるってご参加ください!

※ご注文いただく1ドリンクとは別に、この夜だけ、キューバのラム酒「ハバナクラブ」を振る舞います!

参加を希望される方は、本屋B&Bのウェブサイトより直接お申し込み下さい。

場所:本屋 B&B 東京都世田谷区北沢2-12-4 2F
日時:2017年1月26日(木)
開場:19:30/開演:20:00/終了予定:22:00
参加費:1,500 円+1 drink order

講師:

寺尾隆吉(てらお・りゅうきち)
1971年、愛知県生まれ。フェリス女学院大学教授。翻訳家。専攻、現代ラテンアメリカ文学。「フィクションのエルドラード」(水声社)の編者であり、本シリーズ の訳書には、サエール『孤児』をはじめ、フエンテス『ガラスの国境』、コルタサル『八面体』、ドノソ『境界なき土地』などがある。新書に『ラテンアメリカ 文学入門』(中公新書)がある。

佐々木敦(ささき・あつし)
1964年、愛知県生まれ。批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。著書に『ゴダール原論』(新潮社)、『例外小説論』(朝日選書)、『ニッポンの文学』(講談社現代新書)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)などがある。

 

《小島信夫長篇集成》完結記念トークイベントのお知らせ

2016年 10月 18日

〜《小島信夫長篇集成》(全10巻)完結記念〜
春日武彦×小池昌代「小島信夫のオカシナ魅力」

小島信夫長篇集成10近年、若手作家による再評価が進む戦後文学の鬼才・小島信夫。
没後10年にあたる今年、著者の全15長篇を網羅した《小島信夫長篇集成》(全10巻)が完結しました。

これを記念して、本集成に解説をお寄せいただいた、精神科医の春日武彦さん、詩人の小池昌代さんのお二人をお迎えし、代表作『抱擁家族』『別れる理由』をはじめ、「アメリカン・スクール」「馬」「吃音学院」など、小島文学の中でも特にユニークな長篇・短篇を読み解きながら、小島文学を徹底解剖していただきます。
ユーモア、自虐、ズレ、偏執、倒錯……などなど、作品の随所に見え隠れする〈オカシサ〉というポイントに注目し、精神科医vs詩人という異色の視点から小島信夫の急所を探る試みです。
小島信夫を読みあぐねている人も、小島信夫を読み飽きた(?)人も必聴の、小島信夫〈新〉入門!
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【緊急決定!】『《ドン・キホーテ》見参!』出版記念特別対談 第二弾開催!

2016年 8月 28日

『《ドン・キホーテ》見参!』出版記念特別対談 第二弾
桑原聡×清水克衛「《垂直の生き方》を学ぶ」

書影(ドン・キホーテ見参)今年7月30日、江戸川区篠崎駅にある書店「読書のすすめ」にて開催された、第1回対談講演会が大変ご好評をいただいたため、急遽、第2回の開催が決定いたしました。
前回は、「狂気を失った者たちへ」というテーマで「狂気とは何か?」「狂気は必要なのか?」などについて考えました。今回は「《垂直の生き方》を学ぶ」というテーマで、ドン・キホーテの「生き方」を見ていきながら、前回の成果をどう実践していくかを問います。
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岩野卓司氏によるバタイユ講座開催のお知らせ

2016年 8月 26日

岩野卓司
「シリーズ・思想家を知る「バタイユ エロティシズム、共同体、贈与の経済」」

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弊社で刊行し、ご好評をいただいております『ジョルジュ・バタイユ 神秘経験をめぐる思想の限界と新たな可能性』の著者であり、昨年9月に刊行されたドゥニ・オリエ『ジョルジュ・バタイユの反建築――コンコルド広場占拠』の訳者である岩野卓司氏によって、朝日カルチャーセンターにて同テーマの講座が行われます。




講座名】シリーズ・思想家を知る「バタイユ エロティシズム、共同体、贈与の経済」
日程】10/12, 11/9, 12/14
時間】19:00−20:30
カリキュラム
 第一回 エロティシズム
 第二回 共同体
 第三回 贈与の経済

詳細はこちら

資本主義が限界を迎え、原発や環境破壊が告発され、宗教テロが猛威を振るう今日の状況を踏まえ、バタイユの思想を考えていく講座です。

すでにバタイユを読んでいる方も、これからバタイユのことを知りたいという方も、ぜひふるって足をお運びください。

 

『《ドン・キホーテ》見参!』出版記念イベントのお知らせ

2016年 7月 25日

桑原聡×清水克衛「狂気を失った者たちへ」

書影(ドン・キホーテ見参)緊急決定!
今月5日に刊行後、ご好評をいただいている桑原聡著『《ドン・キホーテ》見参!』の出版記念対談講演会が、江戸川区篠崎にある書店「読書のすすめ」にて7月30日(土)に開催されます。対談のテーマは、本書の副題ともなっている「狂気を失った者たちへ」。スペイン古典文学の金字塔『ドン・キホーテ』を中心に、さまざまなトピックに触れながら「狂気とは何か?」「そもそも狂気は必要なのか?」などについて考えます。
※対談講演会の後は、読書のすすめ店内にて著者のサイン会も開催予定です。


登壇者紹介
桑原聡(くわはらさとし)
一九五七年、山口県に生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。八七年、産経新聞社に入社。整理部、新潟支局、文化部、雑誌『正論』編集部(2010年から13年まで編集長)などを経て、現在文化部編集委員。主な著書に、『わが子をひざにパパが読む絵本50選』(産経新聞出版、2005年)、『わが子と読みたい日本の絵本50選』(同、2006年)、『酒とジャズの日々』(共著、医療タイムス社、2010年)などがある。

清水克衛(しみずかつよし)
一九六一年、東京都生まれ。実業家、書店「読書のすすめ」店長、NPO法人「読書普及協会」初代理事長。1995年に書店「読書のすすめ」を東京都江戸川区・篠崎にて開業。全国からお客さまが押し寄せる繁盛書店となる。「読書のすすめ」の売れ筋本から、全国でのベストセラー本が生まれる現象が続出、出版流通業界内で熱い注目を浴び続けている。主な著書に、『まず、人を喜ばせてみよう』(プレジデント社、2015)、『魂の燃焼へ』(イースト・プレス、2015)、『魂の読書』(扶桑社、2016)、『耆に学ぶ』(エイチエス、2016)などがある。 

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■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
予約フォーム

開催日時:2016年7月30日(土)
場所:しのざき文化プラザ 第一講義室
(◎都営新宿線「篠崎駅」西口直結)
時間:開場:13:30(予定)
      14:00–15:30 桑原聡氏×清水克衛対談講演
      15:30–16:00  質問コーナー
〒133-0061
東京都江戸川区篠崎町1-7-5
TEL:03-5666-0969
mail:dokusume@gmail.com
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『テラ・ノストラ』刊行記念イベントのお知らせ

2016年 7月 4日

本田誠二×佐々木敦「『テラ・ノストラ』の小説世界」

ピクチャ 1今年5月に刊行後、ご好評をいただいているカルロス・フエンテス『テラ・ノストラ』(本田誠二訳)のトークイベントがジュンク堂池袋本店にて8月12日(金)に開催されます。外国文学ファンの話題となった作品について理解を深めるチャンスはまたとありません。これから読まれる方、まだ読んでいない方、読み終わった方はぜひお気軽に足をお運びください。

「多くの外国文学ファンにながらく待ち望まれてきたカルロス・フエンテスの大著『テラ・ノストラ』の翻訳が5月に刊行されました。2段組にして1000ペー ジを超えるこの大作を前に、読者はその重厚感に驚き、尻込みしてしまうかもしれません。ですが、ひとたび好奇心と読書欲に駆られて小説のページをめくった 読者は、その驚天動地の小説世界に魅了されることでしょう。
旧世界・新世界・別世界の3部作からなる『テラ・ノストラ』の世界観は、イベロアメリカの歴史全体を小説として登場させ、その背景には『ドン・キホーテ』の影響が見え隠れします。このイベントでは、本書の訳者でスペイン文学がご専門の本田 誠二氏と、批評家の佐々木敦氏をお招きし、この驚くべき書物の魅力を存分に語っていただきます。
よみあぐねている人には格好の入門となり、現在読まれている人には新たな読みの視点を与え、すでに読まれている人にはさらなる理解の手掛かりを与えるイベントとなることでしょう。」

登壇者紹介
本田誠二(ほんだ・せいじ)
1951年生まれ。神田外語大学教授。専攻はスペイン黄金世紀文学。主な著書に、『セルバンテスの芸術』(水声社、2005年)。主な訳書に、フアン・ゴイティソロ『スペインとスペイン人』(水声社、2015年)など。

佐々木敦(ささき・あつし)
1964年生まれ。批評家、HEADZ代表。主な著書に、『ニッポンの文学』(講談社現代新書、2016年)、『例外小説論―「事件」としての小説』(朝日選書、2016年)、『ゴダール言論―映画・世界・ソニマージュ』(新潮社、2016年)など。

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■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。

http://honto.jp/store/news/detail_041000019258.html?shgcd=HB300

開催日時:2016年8月12日(金)
場所:ジュンク堂書店池袋本店
時間:19:00開場 19:30開演 〜 21:00終了予定
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5
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『人形の文化史』刊行記念イベントのお知らせ

2016年 6月 22日

ピクチャ 1香川檀×阿部賢一「ロボットと球体関節人形のルーツへ――ヨーロッパの人形文化を文学・芸術から語る」

今年3月に刊行後、ご好評をいただいている香川檀編『人形の文化史――ヨーロッパの諸相から』のトークイベントを開催します。
近年、日本でもひそかなブームになっている「人形」について、編者の香川檀先生(武蔵大学)と、中東欧の文化に詳しい阿部賢一先生(東京大学)に、その人形文化の奥深い歴史について語っていただきます。人形を制作している方、また人形文化に関心のある方など、お気軽にご参加ください。

「古来より人間が自らの似姿としてつくりだし、様々な関係を結んできた「人形(ひとがた)」。その意義や魅力について、ヨーロッパ、とくにチェコ・ポーランド・ドイツなど、歴史的に豊かな人形文化の土壌を育んできた地域の文学・芸術から考えていきます。
フィギュアやロボットが溢れる現代文化を理解するためには、まずは西洋の奥深い人形芸術に親しむ必要があります。
中東欧の現代文学・芸術の研究者である阿部賢一さんと、ドイツのモダンアート・前衛芸術の研究者である香川檀さんが、『人形の文化史』をもとに、人形に託して表現された人間の歴史と心理のひだを存分に語りあいます。」(B&BのHPより)
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J・G・バスケスを芥川賞作家と読む

2016年 4月 20日

世界が最も注目するラテンアメリカ作家 2冊同時刊行記念
J・G・バスケスを芥川賞作家と読む


主催:東京外国語大学総合文化研究所
登壇者:小野正嗣・柳原孝敦・久野量一
司会:和田忠彦

今年1月に小社より刊行した『コスタグアナ秘史』の著者、フアン・ガブリエル・バスケスについての講演会が催されます。東京外国語大学総合文化研究所が主催している「series 翻訳を考える2016」の第1回目として、小社刊行の『コスタグアナ秘史』の訳者・久野量一先生(東京外国語大学)と、松籟社より刊行の『物が落ちる音』の訳者・柳原孝敦先生(東京大学)の訳者2名と、芥川賞作家・小野正嗣先生とともにJ・G・バスケスの作品を読解します。
 世界が最も注目する作家の作品を、芥川賞作家はいかに読むのでしょうか。外国文学の“今”が分かるイベントに、ぜひ足をお運びください。
詳細は以下のリンクよりをご覧ください。
J・G・バスケスを芥川賞作家と読む


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日時:2016年4月26日(火)18:00〜19:30
会場:東京外国語大学総合文化研究所研究講義棟 4F 422
入場無料
事前予約不要
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「『ヴァルター・ベンヤミンの墓標』刊行記念イベント開催

2016年 4月 5日

管啓次郎×金子遊「マイケル・タウシグの人類学と思想」

マイケル・タウシグはコロンビア大学人類学教室の教授で、英語圏では知らない人のいない人類学者=移動するエッセイストです。大胆にフィクション批評を導入したその哲学的なエッセイは、まるでビートニク小説のようにも読めると評判です。タウシグの著書が日本語に翻訳されるのは、本書が初めてとなります。「文化人類学の巨人」の魅力を存分に味わっていただくため、管啓次郎さん(詩人・比較文学)と、本書の訳者のひとりである金子遊さん(映像作家・民族誌学)のトークイベントを開催します。

管啓次郎(すが・けいじろう)
1958年生まれ。詩人、比較文学者。明治大学理工学部教授。ハワイ大学、ニューメキシコ大学、ワシントン大学などで、文化人類学と比較文学を学ぶ。主な著作に『コロンブス の犬』、『狼が連れだって走る月』(いずれも河出文庫)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)、『本は読めないものだから心配するな』、『ストレンジ オグラフィ』(いずれも左右社)など。カリブ海フランス語圏文学、チカーノ文学などの翻訳でも知られる。主な訳書に、エドゥアール・グリッサン『関係の〈詩学〉』、アントナン・アルトー『手先と責苦』(いずれも河出書房新社)、ル・クレジオ『ラガ』(岩波書店)など多数。

金子遊(かねこ・ゆう)
1974年生まれ。映像作家、民族誌学。慶應義塾大学環境情報学部ほか非常勤講師。著書に『辺境のフォークロア』(河出書房新社)。編著に『フィルムメーカーズ 個人映画のつくり方』、『吉本隆明論集』(いずれもアーツアンドクラフツ)、『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(森話社)、『国境を超える現代ヨーロッパ250 移民・辺境・マイノリティ』(河出書房新社)。共著に『鳥居龍蔵 日本人の起源を探る旅』(アーツアンドクラフツ)、『アイヌ民族否定論に抗する』(河出書房新社)など多数。

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日時:2016年05月17日(火)19:30〜
会場:ジュンク堂書店池袋本店(東京都豊島区南池袋2-15-5)
入場料:1000円(1ドリンク付き)
*イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5
*当日、会場の4F喫茶受付でお支払いください。
*ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願いいたします。(電話:03-5956-6111)
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2月新刊:めずらしい花 ありふれた花

2016年 3月 15日

めずらしい花 ありふれた花
タイトル:めずらしい花 ありふれた花
サブタイトル:ロタと詩人ビショップとブラジルの人々の物語
カルメン・L・オリヴェイラ(著)
小口未散(訳)

判型:四六判上製
頁数:368頁
定価:3500円+税
ISBN:978−4−8010−0131−2 C0098 好評発売中!
装幀者:宗利淳一

内容紹介:
〈魅惑の都市〉に翻弄されて──
フラメンゴ公園造成を発案したロタとアメリカの桂冠詩人ビショップ。そそり立つ岩と雲流れる家,秘めやかな「家庭」,愛の暮し。家は建築賞,詩集はピュリッツァー賞に輝くが,公園事業がふたりの距離を生む。1950-60年代の軍政に向かう不穏な国で,政治的後ろ楯と仲間を失い,ロタは詩人との絆に賭けて渡米するが……。闇に埋もれた先駆的女性の一生を蘇らせ,詩人の飛躍を促したブラジル生活を,親友たちの証言で初めて公にした二人の評伝!

目次:
1章 一九七八年、ボストン/2章 おお、旅人よ/3章 みだらな花柄/4章 昔シナの王さまがおったとさ/5章 一九九四年、リオデジャネイロ/6章 日々の暮らし/7章 八百屋が幸運をつれてくる/8章 美しき椰子の木の国/9章 ドナ・ロタ/10章 ウアーイ――なぜ?/11章 大型倉庫/12章 赤裸の犬/13章 メルドー/14章 まばゆい月明かりの夜/15章 ブブブ・ノ・ボボボ/16章 財団/17章 大きな期待は大きな落胆に通じる/18章 カモンイスの棍棒/19章 ロレーナ産の風狂木/20章 筋を通している暇はない/21章 三流遊園地/22章 落日/23章 一九九四年、リオデジャネイロ/24章 一九七八年、ボストン/訳注/文献/あとがき

著者ついて:
カルメン・L・オリヴェイラ(Carmen L. Oliveira)
リオデジャネイロ生まれ。アメリカ合衆国インディアナ州ノートルダム大学大学院修了、文学専攻。軍政時代に大学での教職を辞し、作家・翻訳家として新聞『グロボ』『エスタード・ヂ・サンパウロ』、雑誌『ブラーヴォ!』などに寄稿。著書に小説Trilhos e quintais (1998)、短編集Diga toda a verdade—em modo oblíquo (2012)、論考にビショップ学会(1998)での発表「輝けるロタ」(”Luminous Lota,” L. Menides /A. Dorenkamp (eds.), In Worcester, Massachusetts, Peter Lang, 1999)、ブラジル国際関係センター学会(2001)で文化のアイデンティティとグローバリゼーションを論じた ” Jack Soul Brasileira — identidade cultural e globalização”(Globalização, democracia e desenvolvimento social, CEBRI, 2001)など。現在サンパウロ州在住。

訳者について:
小口未散(おぐち みちる)
一九五〇年東京生まれ。東京外国語大学フランス科卒、同大学院修了。岩波書店で編集に携わるかたわら詩人ビショップを研究。論考にアメリカの学会(1998)で発表した”The Art of Naming,” L. Menides /A. Dorenkamp (eds.), In Worcester, Massachusetts, Peter Lang,1999)に基づく「名づけるというわざ――夜のポエティックス」(『文学空間』V-No.4、二十世紀文学研究会、風濤社、2007)、「エリザベス・ビショップの家」(『詩と思想』、土曜美術社出版販売、1999)。訳書に『エリザベス・ビショップ詩集』(世界現代史文庫32、土曜美術社出版販売、2001)。ほかに散文「村里にて」(『文学空間』V-No.8、同前、2011)の訳がある。

 

3月の新刊:ヴァルター・ベンヤミンの墓標《叢書 人類学の転回》

2016年 3月 9日

Benjamin
ヴァルター・ベンヤミンの墓標
マイケル・タウシグ(著)
金子遊・井上里・水野友美子訳(訳)


判型:四六判上製
頁数:392頁
定価:3800円+税
ISBN:978−4−8010−0160−2 0010 3月25日発売!
装幀者:宗利淳一


内容紹介:
《叢書 人類学の転回》第3回配本
21世紀の文化人類学界に強烈なインパクトを与えた人類学者であり、現代における最も重要な「移動するエッセイスト」でもある著者の初の邦訳がついに刊行!

ゴンゾー人類学者による、ビートニク小説のようにも読める民族誌的試論集

ベンヤミンが没したフランスと国境を接するスペインの町ポルトボウについてのエッセイにはじまり、コロンビアの農民詩、悪魔との契約、〈海〉が消えていったいきさつ、シャーマンの身体の特質、宗教や道徳上の侵犯、ニューヨーク市警察の横暴、〈花〉と〈暴力〉との関係、について刺激的に語る。


目次:

著者ノート
第一章 ヴァルター・ベンヤミンの墓標――非宗教的な啓示
第二章 アメリカの構築
第三章 太陽は求めず与える
第四章 浜辺(ファンタジー)
第五章 直感性と信仰と懐疑――もうひとつの呪術論
第六章 侵犯
第七章 NYPDブルース
第八章 花言葉


著者・訳者紹介:
マイケル・タウシグ(Michael Taussig) 1940年、オーストラリアのシドニーに生まれる。南米のコロンビアやベネズエラのアマゾン地域を専門とする文化人類学者。現在、コロンビア大学教授。主な著書に『ラテンアメリカの悪魔と商品の物神崇拝』(未訳、1980)、『シャーマニズム、植民地主義、ワイルドマン』(未訳、1986)、『模倣と他者性』(井村俊義訳、水声社近刊、1993)などがある。

金子遊(かねこゆう) 1974年、埼玉県で生まれる。映像作家、批評家、民族誌学者。現在、慶應義塾大学環境情報学部ほか非常勤講師。「弧状の島々 ソクーロフとネフスキー」で三田文学新人賞(評論部門)受賞。著書に『辺境のフォークロア』(河出書房新社、2015)、編著に『吉本隆明論集』(アーツアンドクラフツ、2013)、『国境を超える現代ヨーロッパ映画250 移民・辺境・マイノリティ』(河出書房新社、2015)などがある。
井上里(いのうえさと) 1986年、宮崎県に生まれる。早稲田大学第一文学部総合人文学科卒業。現在、法政大学社会学部非常勤講師。専攻、アメリカ文学。主な訳書に、ジョアンナ・ラコフ『サリンジャーと過ごした日々』(柏書房、2015)などがある。
水野友美子(みずのゆみこ) 1983年、富山県に生まれる。ロンドン大学ゴールスミス・カレッジ・メディア&コミュニケーション学部修士課程、一橋大学大学院総合社会科学専攻人間行動研究科修士課程修了。専攻、アートの人類学・映画学。共訳書に、ニコラス・キャンピオン『世界史と西洋占星術』(柏書房、2012)などがある。

関連書
マリリン・ストラザーン 大杉高司・浜田明範・田口陽子・丹羽充・里見龍樹訳『部分的つながり』3000円+税
エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ 近藤宏・里見龍樹訳『インディオの気まぐれな魂』 2500円+税
アルフォンソ・リンギス 小林徹訳『変形する身体』2800+税
ピエール・クラストル 渡辺公三訳『国家に抗する社会』 3500円+税

 

『『フランケンシュタイン』とヘルメス思想――自然魔術・崇高・ゴシック』刊行記念

2016年 3月 6日

田中千惠子×高山宏「はじめて語られる異貌のフランケンシュタイン像」

『フランケンシュタイン』は、近代の科学的唯物論に対抗するヘルメス〈知〉の復権であり、精神的魔術の文学である――

マッド・サイエンティストといわれてきたフランケンシュタイン博士とは、じつは錬金術を愛する、アグリッパ的自然魔術の継承者であった。彼の錬金術・魔術はヘルメス思想の伝統に深く根ざしている。

『フランケンシュタイン』と錬金術・魔術、ヘルメス思想との深いつながりを、膨大な資料と論証を用いて初めて解明した『『フランケンシュタイン』とヘルメス思想——自然魔術・崇高・ゴシック』が刊行されました。本書は、日本では未紹介のアグリッパ『隠秘哲学について』から薔薇十字主義にいたるまで、『フランケンシュタイン』にまつわるさまざまな魔術的な表象・思潮を丹念に拾いあげながら、フランケンシュタイン博士の人体創造の全貌を明らかにしています。
さらに本書は、欧米の現代エソテリシズム研究を日本で初めて概観・紹介しており、エソテリシズムと文学の関係についても知ることができます。

・錬金術・魔術、神秘主義の視点から『フランケンシュタイン』やロマン主義を見ると何がわかるのか?
・エソテリシズム、ヘルメス思想はどう繋がるのか?
・現代のエソテリシズムの研究はどんな状況なのか?

このようなファウスト的学知をめぐる問題にお答えするため、著者の田中千惠子先生と、その恩師である学魔 高山宏先生をお迎えして、縦横無尽に『フランケンシュタイン』や文学をエソテリックに語りあっていただきます。同時に、現代欧米で盛んに行なわれているエソテリシズム研究の刺激的な現場についても紹介していただきます。

田中千惠子(たなか・ちえこ)
首都大学東京大学院博士後期課程修了。非常勤講師等を経て、ロマン主義文学・現代文学とエソテリシズム思想との関係を研究。主要論文に、‘‘Frankenstein and Hermetism’’、「メアリ・シェリー、孤独な魂の飛翔——The Fields of Fancy におけるプラトン主義的探求」などがある。

高山宏(たかやま・ひろし)
英文学者・批評家・翻訳家。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京都立大学教授、首都大学東京都市教養学部教授、明治大学国際日本学部教授を経て、大妻女子大学比較文化学部教授。マニエリスムから精神史に至るまで、文学・芸術・思想・表象をめぐる分野横断的研究は他の追随を許さない。著書に『アリス狩り』『世紀末異貌』『超人高山宏のつくりかた』『近代文化史入門』、訳書に、バーバラ・M・スタフォード『ヴィジュアル・アナロジー』、エリザベス・シューエル『ノンセンスの領域』、ウィリアム・ウィルフォード『道化と笏杖』など。

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日時:2016年3月26日(土)12:00~14:00(11:30開場)
場所:本屋B&B(世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F)
入場料:1500yen+1drink order
お申込み先:http://bookandbeer.com/event/20160326_frankenstein/
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2月の新刊:オーラルヒストリーとは何か

2016年 2月 2日

オーラル


アレッサンドロ・ポルテッリ/朴沙羅訳

判型:A5判上製
頁数:449頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4801001480 C0021 好評発売中!

装幀者:宗利淳一

 

内容紹介:

語られた記憶を、歴史として書く――。
第二次世界大戦後のイタリアと、戦間期のアメリカの知られざる一面を描きつつ、口述資料の考察に新たな視点と方法をもたらした、オーラルヒストリー研究の基本文献。

【目次】

日本語版への序文
はじめに

第1章 ルイージ・トラストゥッリの死

Ⅰ 方法論をめぐって

第2章 調査 対等な関係を求める実験として
第3章 オーラルヒストリーとは何か
第4章 「私の生きた時代」――オーラルヒストリーにおける時間の役割

Ⅱ 二つの産業文化

第1部 テルニ イタリア、ウンブリア州
第5章 世界の分割――文化が移り行くときの音と空間
第6章 ユークロニアの夢――労働者階級の記憶とありえたかもしれない世界
第7章 町いちばんのゴミ屋さん――労働者ヴァルテロ・ペポローニの人生とその時代
第8章 ある工業都市のスポーツ・労働・政治
第9章 民謡の類型学
第2部 ハーラン アメリカ、ケンタッキー州
第10章 模範的家父長制――企業城下町から組合事業所まで
第11章 中立なんてありえない――ハーラン郡炭鉱労働者のストライキにみる文化的階級闘争

Ⅲ 学際的方法

第12章 法が口述されるとき――「四月七日事件」
第13章 『アブサロム、アブサロム!』――オーラルヒストリーと文学

語り手
原註
訳註
初出一覧

ポルテッリの「オーラルヒストリー」研究と戦後イタリア(伊藤公雄)
訳者あとがき

【著者について】
アレッサンドロ・ポルテッリ(Alessandro Portelli)  一九四二年、ローマに生まれる。シエナ大学、ローマ大学ラ・サピエンツァ校で研究・教育活動に従事。専攻は、アメリカ文学。主な著書に、They Say in Harlan County (New York: Oxford University Press, 2010). The Order Has Been Carried Out (New York: Palgrave Macmillan, 2003). The Battle of Valle Giulia (Madison: University of Wisconsin Press, 1997). The Text and the Voice (New York: Columbia University Press, 1994). Biografia di una città (Torino: Edizioni Einaudi, 1985). Veleno di piombo sul muro (Bari: Edizioni Laterza, 1969)などがある。

【訳者について】
朴沙羅(ぱくさら)  一九八四年、京都府に生まれる。京都大学文学研究科博士後期課程単位取得認定退学。博士(文学)。現在、日本学術振興会特別研究員、京都大学人文科学研究所所属。専攻、社会学・移民研究。主な論文に、「「お前は誰だ!」――占領期における「不法入国」と「朝鮮人」の定義をめぐって」(『社会学評論』第六四巻二号、二〇一三年)などがある。

 

10月新刊:偽りの愛人《バルザック愛の狂気・夢魔小説選集》全5巻刊行開始!

2015年 11月 2日

バルザック書影
バルザック愛の葛藤・夢魔小説選集1  
偽りの愛人  
私市保彦・加藤尚宏・澤田肇・博多かおる(訳)

判型:四六判上製
頁数:352頁
定価:3000円+税
ISBN:978−4−8010−0141−1 C0397 好評発売中



十九世紀前半のフランスにおける人間の情念と社会の裏面のすべてを描きだそうとした、百科全書的な巨人バルザック。その喜びと悲哀と苦悩をふくめ、恋愛のあらゆる局面を描きだした作品を編んだ新シリーズ(全5巻)が始まります。

内容紹介:
戦友であり、命の恩人であるラジンスキ伯爵に仕えるタデ・パス。互いに好意を抱くことを恐れ、伯爵夫人を遠ざけるため、サーカスの女芸人マラガに恋をしているとでっちあげるが……。
表題作を始め、愛と結婚によって狂わされていく女の悲劇を描いた「二重の家庭」「ソーの舞踏会」「捨てられた女」の四篇。

目次:
ソーの舞踏会
二重の家庭
偽りの愛人
捨てられた女
愛の裏切りと悲哀 私市保彦

訳者について:
私市保彦(きさいちやすひこ)  1933年、東京に生まれる。東京大学卒業、同大学大学院修士課程修了。武蔵大学名誉教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『ネモ船長と青ひげ』(晶文社、1976)、『幻想物語の文法』(晶文社/ちくま学芸文庫、1997)、『名編集者エッツェルと巨匠たち』(新曜社、2007)などがある。
加藤尚宏(かとうなおひろ)  1935年、東京に生まれる。早稲田大学卒業、同大学大学院博士課程修了。早稲田大学名誉教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『バルザック 生命と愛の葛藤』(せりか書房、2005)、訳書に、オーウェン『黒い玉』(1993)、バルザック『村の司祭』(1975、ともに東京創元社)などがある。
澤田肇(さわだはじめ) 1952年、北海道に生まれる。上智大学卒業、パリ第3新ソルボンヌ大学大学院博士課程修了(文学博士)。現在、上智大学文学部教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『フランス・オペラの魅惑』(上智大学出版、2013)、『パリという首都風景の誕生 フランス大革命期から両大戦間まで』(上智大学出版、2014)などがある。
博多かおる(はかたかおる)  1970年、東京に生まれる。東京大学卒業、同大学大学院およびパリ第7大学博士課程修了。現在、東京外国語大学大学院准教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『バルザック生誕200年記念論文集』(駿河台出版社、1999、共著)、『テクストの生理学』(朝日出版社、2008、共著)などがある。



*PDF版はこちら→バルザック愛の狂気パンフ

*内容見本は全国の書店にて配布中です。小社へ直接ご請求いただく場合は、郵便切手82円分を同封の上、【〒112-0002 東京都文京区小石川2-10-1 水声社営業部・小島信夫係】までお願いいたします。
【次回配本】
⑤三十女 
 


関連書:
バルザック幻想・怪奇小説選集 《全五巻》 編集=私市保彦+加藤尚宏 
1、百歳の人—魔術師  私市保彦訳 3000円
2、アネットと罪人  私市保彦監訳 澤田肇・片桐祐訳 3500円
3、呪われた子他 私市保彦・加藤尚宏・芳川泰久・澤田肇・片桐祐・奥田恭士訳 3500円
4、ユルシュール・ミルエ 加藤尚宏訳 3000円
5、動物寓話集他 私市保彦・大下祥枝訳 3000円

バルザック芸術/狂気小説選集 《全四巻》 責任編集=私市保彦・加藤尚宏・芳川泰久
1、知られざる傑作 他 【絵画と狂気】篇 私市保彦・芳川泰久・澤田肇・片桐祐・奥田恭士・佐野栄一訳 3000円
2、ガンバラ 他 【音楽と狂気】篇 私市保彦・加藤尚宏・博多かおる・大下祥枝訳 3000円
3、田舎のミューズ 他 【文学と狂気】篇 加藤尚宏・芳川泰久訳 3500円
4、絶対の探求 他 【科学と狂気】篇 私市保彦訳 3500円


神秘の書 私市保彦・加藤尚宏・芳川泰久・大須賀沙織訳 A5判クロス装クロス函入 8000円

 

保坂和志氏・佐々木敦氏トークイベントの抄録が掲載されました

2015年 10月 30日

保坂和志氏・佐々木敦氏トークイベントの抄録が掲載されました


去る10月6日にMARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店にて開催された、保坂和志氏・佐々木敦氏のトークイベントの模様が「週刊読書人」に紹介されました。
来場者を笑いと興奮と感嘆の渦に巻きこんだ、怒濤の1時間半をここに凝縮!
ぜひお手にとってご覧ください。

「週刊読書人」2015年10月23日号、7面
保坂和志・佐々木敦
「読みあぐねている人のための小島信夫入門」
《小島信夫短篇集成》完結+《小島信夫長篇集成》刊行開始記念トークイベント抄録
保坂「文章ってどこか外しちゃいけないタガとか越えちゃいけない一線とかってあるんだけど、その規範に対して小島さんは本当に敢然とそこを踏みにじっていくんだよ。〔……〕みんなそういう拘束のなかに生きているわけ。それを本当にどんどん踏みにじってみせたのが小島さんで、だから何してもいいんだよって小島さんは言ってるんだよね。だけどその真似すらやっぱり出来ないんだよ」(抜粋)

http://dokushojin.shop-pro.jp/?pid=94739187



《小島信夫長篇集成》
①島/裁判/夜と昼の鎖 解説=春日武彦 8000円+税 ☆11月6日発売!
④別れる理由Ⅰ 解説=千石英世 9000円+税 ☆好評発売中
⑤別れる理由Ⅱ 解説=佐々木敦 9000円+税 ☆好評発売中
⑥別れる理由Ⅲ 解説=千野帽子 9000円+税 ☆好評発売中

★内容見本に付属の応募ハガキにて全巻ご予約・ご購入の方にはもれなく、小島信夫の魅力がいっぱいの小冊子『小島信夫の世界』(仮題、非売品)を進呈いたします。
★内容見本は全国の書店にて配布中です。小社へ直接ご請求いただく場合は、郵便切手82円分を同封の上、【〒112-0002 東京都文京区小石川2-10-1 水声社営業部・小島信夫係】までお願いいたします。



《小島信夫短篇集成》
①小銃/馬 解説=千石英世 8000円+税
②アメリカン・スクール/無限後退 解説=芳川泰久 8000円+税
③愛の完結/異郷の道化師 解説=堀江敏幸 8000円+税
④夫のいない部屋/弱い結婚 解説=平田俊子 8000円+税
⑤眼/階段のあがりはな 解説=いとうせいこう 6000円+税
⑥ハッピネス/女たち 解説=中村邦生 7000円+税
⑦月光/平安 解説=保坂和志 7000円+税
⑧暮坂/こよなく愛した 解説=千野帽子 8000円+税

 

〈国際三島由紀夫シンポジウム2015〉開催のお知らせ

2015年 9月 25日

生誕90年・没後45年にあたる本年、今なお世界中で強い関心をもって読まれている三島由紀夫の全体像を把捉することを目指す、本邦初の国際シンポジウムが開催されます。

30名を超える各界の論者や作家陣の講演・ディスカッションによって三島由紀夫の魅力と世界像に迫り、現在そして未来において三島文学を読むことの意義を問いかける、大規模かつ豪華なシンポジウムです。奮ってご来場ください。

また小社では、本シンポジウムの記録論集の刊行を予定しています(2016年春ごろ刊行予定)。ご期待ください。

 

日程:2015年11月14日(土)・15日(日)・22日(日)

場所:東京大学駒場キャンパス講堂900番教室(11/14)

東京大学駒場キャンパス18号館ホール(11/15)

青山学院アスタジオ地下多目的ホール(11/22)

 

*開催概要・登壇者などの詳細は、http://mishimayukio2015.org/ 国際三島由紀夫シンポジウム公式サイトにてご覧いただけます

 

「天命反転トーク 小林康夫×池上高志」

2015年 9月 25日

今春、小社から出版した荒川修作先生との対談本『幽霊の真理』のお相手である小林康夫先生。約10年間に渡るダイアローグの数々に秘められたとっておきのエピソードとは? 荒川先生と親交の深い池上高志先生をお相手に、会場のみなさまと共にランディング・サイトを創造する場へ。
日時:2015年9月27日(日)
開場:14:30/開演:15:00/終了予定:16:30
参加費:3,500 円
定員:30名
講師:
小林康夫(日本の哲学者)
1950年、東京都に生まれる。東京大学大学院博士課程、パリ第十大学(ナンテール)大学院博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授を経て、現在、青山学院大学総合文化政策学部特任教授。専攻、フランス文学、哲学。主な近著に、『こころのアポリア』(羽鳥書店、2013)、『君自身の哲学へ』(大和書房、2015)などがある。
池上高志(複雑系の科学者)
1961年生まれ。大学で教授として教鞭を執る傍ら、複雑系科学研究者として、アートとサイエンスの領域を繋ぐ活動も精力的に行う。音楽家、渋谷慶一郎とのプロジェクト「第三項音楽」や、写真家、新津保建秀とのプロジェクト「MTM」、宮島達男とのプロジェクト、生命体のような動きをするガジェット「LIFE I-model」など、その活動は多岐にわたる。著書:『生命のサンドウィッチ理論』(講談社、2012)、『動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ』(青土社2007)、共著:『複雑系の進化的シナリオ』(朝倉書店、1998)『ゲーム―駆け引きの世界 (東京大学公開講座)』(東京大学出版会、1999)、共訳書:Andy Clark著『現れる存在』(NTT出版、2012)など。

 

《叢書 人類学の転回》まもなく刊行開始!

2015年 9月 25日

かつて、世界各地のエキゾチックな事物を記録し、比較・分析する学問としてあった文化・社会人類学は、一九八〇年代以降、ポストモダニズム/ポストコロニアリズムの流れにもまれるなかで、著しい変貌を遂げてきました。けれども、そこから立ち現れてきた人類学の現代的相貌は、これまで一部の専門家以外にはほとんど知られてきませんでした。
本叢書は、そうした変化を主導してきた人類学者たちを紹介することで、これまでの国内の知的空白を埋め、思想哲学の世界にも新たなビジョンを指し示そうとする野心的な企画です。
第一回配本(10月下旬予定)は、世界の人類学を引っ張っているマリリン・ストラザーンとエドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロの代表作です。いずれも本邦初訳です。ご期待ください。



〈推薦の言葉〉

中沢新一(人類学者)
思想や哲学やアートや実践の現場で、いま求められている最新の知性の形態は、大胆な変容をとげつつある人類学が向かおうとしている「つぎの人類学」と、不思議な共鳴を見せはじめている。人類学はふたたび現代思想の最前線に踊り出そうとしている。この叢書はいま人類学に生まれつつある新しい胎動を、世界に先駆けて紹介しようとしている。

細野晴臣(ミュージシャン)
音楽をやっているときのぼくは、すっかり「原住民」になりきっている。ニューオーリンズの原住民、オハイオの原住民、日本の原住民……音楽の原点がそこにある。ぼくは人類学のすぐそばにいたわけである。いまもそうだけど。

伊東豊雄(建築家)
人類の生み出した建築思考の宝庫は、いつもぼくの創造の源泉だった。この叢書がもたらすインパクトが、ぼくの中に新しい炎を点火してくれるだろう。

田中泯(ダンサー)
僕は、限界村落と称ばれる村に住み一瞬ごとの未来を咬みしめています。毎日、人類の一人である自分の営みを見つめています。新しい人間になろうとしているのです。もう一度、オドリとコトバを心の底から必要とする始原のヒトに成りたいと思うのです。



『部分的つながり』★第一回配本(10月末発売予定)
マリリン・ストラザーン著/大杉高司他訳
今日もっとも大きな影響力をもつ人類学者の一人であるストラザーンの理論的主著にして、著書としては初の邦訳。ストラザーンは、伝統的な人類学への(自己)批判を踏まえ、「われわれ」と「彼ら」の実践の際限のない錯綜の中に新たな民族誌の可能性を垣間見させる、独自のテクストを生み出した。議論の線的な流れを、無数の折り目によって意図的に分断するその実験的なスタイルは、読者をときに戸惑わせ、ときに挑発する。初版の刊行から二〇年余りを経た今日、なおも新たな思考を喚起し続ける記念碑的な一冊。

『インディオの気まぐれな魂』★第一回配本(10月末発売予定)
エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ著/近藤宏・里見龍樹訳
「人類学の存在論的転回」を主導してきたヴィヴェイロス・デ・カストロによる初期の代表作で、著者自ら「もっとも気に入っている論文の一つ」と呼ぶ注目の一書。一六世紀、ブラジル沿岸部に住んでいたインディオ、トゥピナンバは、当時のイエズス会宣教師たちには御しがたく、耐えがたい民であった。他でもなく、彼らが見せる「気まぐれさ(インコンスタンシア)」ゆえに……。本書は、宣教師たちの言葉に耳を傾けながらも、彼らとはまったく別の方法でトゥピナンバの気まぐれさについて考えることで、宣教師の記述の向こうにある、トゥピナンバの社会哲学あるいは〈存在論〉を読み解いていく。

『変形する身体』★第二回配本(12月末発売予定)
アルフォンソ・リンギス著/小林徹訳
軽やかで色彩に富んだ人類学的エッセイの旅――。西洋哲学だけではなく、精神分析・文化人類学・進化論生物学など、あらゆる学問領域を渉猟しながら、われわれの「身体」の輪郭が描き直されていく。動物と人間、男性と女性、西洋と非西洋、古代社会と現代社会などといった、既存の分類法が巧みに越境され、現代における倫理的行為のあり方までもが根底的に問い直される。哲学的な考察に、詩的なイマジネーションが織り交ぜられたリンギスの文体は、読書の快楽をもたらすだけではなく、そこに一貫する「人類」なるものへの問いを、確かな手ごたえと共にわれわれのうちに呼び覚ます。

『模倣と他者性』
マイケル・タウシグ著/井村俊義訳
異なる文化が出遭う際に生じる化学反応について、ヴァルター・ベンヤミンの「模倣」に関する洞察にインスパイアされながら独自の方法で論じた、米国の人類学者タウシグの主著であり、彼の初の邦訳。舞台はコロンビアとの国境に面したダリエン。そこに居住するインディアンと遭遇したヨーロッパ人は、やがて「表象する」ものとされるものという関係から逸脱していく。「模倣とは共鳴する魔術である」と記したタウシグは、「他者(模倣)」に映る「模倣(他者)」に自らの姿を見いだし、読者をその眩暈のなかへと誘う。

『ヴァルター・ベンヤミンの墓標』
マイケル・タウシグ著/金子遊他訳
中南米地域を主な舞台に、植民地主義や資本主義の眩惑的な体験を描き出してきた人類学者タウシグは、同時に、民族誌学、自伝的記述、文化批評を巧みに交差させる、現代におけるもっとも重要な「移動するエッセイスト」でもある。批評家ベンヤミンがナチス・ドイツから逃れようとして自殺したスペインの国境の町を訪れ、境界と墓地についての思索をめぐらせた表題作「ヴァルター・ベンヤミンの墓標」など全八編を収録した、タウシグの代表的なエッセイ集。

『多としての身体』
アンマリー・モル著/浜田明範・田口陽子訳
オランダの大学病院における動脈硬化の診断・治療を事例に、医学、哲学と人類学のあいだを大胆に横断する実験的民族誌。モルは、民族誌と理論的考察という二種のテクストを並置した特異な構成を通じて、アテローム性動脈硬化症と呼ばれる〈一つの〉病が、さまざまな行為や場所、診断と治療の相互作用のなかで、本質的に複数性を帯びて存在していることを説得的に論じる。「実践的存在論」の方向性を示すことで、人類学の存在論的転回に多大な影響を与えてきた名著。

『アートとエージェンシー』
アルフレッド・ジェル著/内山田康他訳
ジェルの遺作『アートとエージェンシー』は、われわれに常識を捨て去ることを迫る。芸術作品とわれわれとの関係は、アートと鑑賞者ではなく、罠と獲物の重層的な相互関係としてある。アートがどう働くのか、あるいはそれにエージェンシーがどう媒介されるのかが問題なのである。パプア・ニューギニアの楯からデュシャンの「大ガラス」まで、さまざまな時間と空間のなかで展開するアートを、「エージェンシー」という観点から捉え直したラディカルな理論書。

『自然と文化を超えて』
フィリップ・デスコラ著/中沢新一・檜垣立哉他訳
フランス人類学におけるレヴィ=ストロースの後継者にして、現代の人類学においてもっとも注目を浴びる理論家デスコラの主著。彼は本書を通じて、「自然」と「文化」という二元論に疑問を投じ、人間と非人間(動植物)が連続的な関係を切り結ぶ、エコロジーの多様な集合体として人間社会を捉える新たな方法、「自然の人類学」を提唱する。それは、これまでの人類学の射程を超え、物心二元論、ひいてはそれを基盤としてきた近代社会や科学技術の在り方をも再考する試みである。

※以後、ロイ・ワグナー、パトリス・マニグリエ、フレデリック・ケック、ミシェル・セールらの著作など続刊



☆四六判上製
☆各巻200〜500頁、予価2500〜5000円+税
☆内容見本呈、ご請求ください。

 

《小島信夫短篇集成》完結+《小島信夫長篇集成》刊行開始記念イベント

2015年 9月 11日

《小島信夫短篇集成》完結+《小島信夫長篇集成》刊行開始記念イベント
読みあぐねている人のための小島信夫入門
保坂和志 × 佐々木敦

小説家・小島信夫の生誕100周年にあたる今年、著者の全187短篇を網羅した《小島信夫短篇集成》(全8巻)が完結し、さらに7月から、伝説的超大作『別れる理由』を皮切りに、全15長篇を一挙に集成する《小島信夫長篇集成》(全10巻)の刊行がスタートしました。
これらを記念して、小島信夫を語らせたら右に出る者はない、数多くの読者を小島信夫の小説世界に導いてきた小島文学の伝道者=保坂和志先生と、現代文学・思想への深い造詣を武器に小島文学をさまざまな角度から論じてこられた佐々木敦先生をお迎えし、小島文学の魅力について語っていただきます。
小説の可能性の限界へと挑戦し続けた小島信夫を既存の枠組みにとらわれない視点から読み直し、小説にとっての〈自由〉とは何かを追究する、最強タッグによる縦横無尽の対話!



講師:保坂和志先生、佐々木敦先生
日時: 10月6日(火)19:00~(18:30開場)
場所:MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店(東急百貨店本店7階)
入場料:1000円(ワンドリンク付き)
★詳細・ご予約方法は、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店のページ()をご覧ください。



保坂和志 1956年生まれ。小説家。「この人の閾」で芥川賞受賞。主な著作に、『季節の記憶』『カンバセイション・ピース』『書きあぐねている人のための小説入門』『小説の自由』『未明の闘争』など。《短篇集成》第7巻、《長篇集成》第8巻(『寓話』)の解説を執筆。
佐々木敦 1964年生まれ。批評家、早稲田大学教授。主な著書に、『映画的最前線』『ニッポンの思想』『文学拡張マニュアル』『未知との遭遇』『あなたは今、この文章を読んでいる』『ニッポンの音楽』など。《短篇集成》5~7巻の月報(連載)、《長篇集成》5巻(『別れる理由Ⅱ』)の解説を執筆。

 

2015年度版『目録』ができました

2015年 8月 25日

以下よりダウンロードの上ご覧ください。

2015度版 目録

目録の郵送をご希望の方は、下記、小社営業部まで、電話、FAX、手紙でお申しつけ下さい。
(代金、送料は必要ありません。また、小社目録は全国の書店でも無料で直接お取り寄せ頂けます)。

〒112-0002 文京区小石川2-10-1-202
水声社営業部・目録係