7月2022のアーカイヴ

8月の新刊:ゲルハルト・リヒター――絵画の未来へ《現代美術スタディーズ》

2022年 7月 29日

ゲルハルト・リヒター_書影ゲルハルト・リヒター
絵画の未来へ
《現代美術スタディーズ》
林寿美(著)

判型:A5判上製
頁数:164頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0647-8 C0070
装幀:宗利淳一
8月下旬頃発売!

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絵画という希望、希望としての絵画
「絵画の終焉」がささやかれて久しい現代においてなお、絵画を描きつづけること。写真を描きうつす〈フォト・ペインティング〉から、デジタルイメージをもちいた近作〈ストリップ〉まで、多岐にわたる作品を横断し、リヒターの制作理念を明らかにする。

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8月の新刊:かなり緩やかな愛の前進

2022年 7月 29日

かなり緩やかな愛の前進_書影かなり緩やかな愛の前進
ジャン・ポーラン(著)
榊原直文(訳)

判型:四六判上製
頁数:245頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0660-7 C0097
装幀:宗利淳一
8月下旬発売!

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どこにでもいる男になるために?!
内向的な性格を矯正するために3人の女性と愛を試みる男が登場する表題作、戦場で負傷することに世界との繋がりを見出す主人公を描く「ひたむきな戦士」をはじめ、マダガスカル滞在と第一次世界大戦の経験を色濃く残す全5作品を収録。20世紀フランス文壇の中心人物による、知られざる初期短篇小説集。

***

なぜぼくは、今宵、あれらの白い花や、窓縁に透けて見えるまた別の花を、もっと上手く利用できないのだろうか。――またあの遠くの松やゆったりと流れ落ちるあの滝を。こうして押さえられ締めつけられる感覚によって、ぼくは再びあの病に罹ったことを察知する。あまりの快楽に身を委ねると捕らえられるのだ。(本文より)


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7月の新刊:カミングズの詩を遊ぶ[新装版]

2022年 7月 1日

カミングズの詩を遊ぶカミングズの詩を遊ぶ[新装版]
ヤリタミサコ+向山守(編・訳)

判型:A5判並製
頁数:216頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0659-1 C0098
装幀:四釜裕子
7月下旬頃発売!

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「詩絵」の世界への誘い
独自のタイポグラフィを考案し、常套的な詩の書き方を打破したアメリカの詩人E.E.カミングズ。「何を」よりも「どう」表現するのか。ようこそ、その詩空間へ。

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