10月2023のアーカイヴ

11月の新刊:ブランショとともに

2023年 10月 31日

ブランショとともに_書影ブランショとともに

郷原佳以+安原伸一朗+石井洋二郎+髙山花子+伊藤亮太+門間広明+森元庸介+千葉文夫+石川学(著)

判型:四六判アンカット無製本
頁数:80頁
定価:1000円+税
ISBN:978-4-8010-0768-0 C0098
11月上旬発売!

▶直接のご注文はこちらへ◀︎
戦後最大のフランスの文芸批評家モーリス・ブランショへの日本人研究者・批評家たちからの15篇のオマージュ!
《読むのが困難なものこそ読むに価する唯一のものだ。》(M.B.)

Read the rest of this entry »

 

10月の新刊:21世紀のスペイン演劇②

2023年 10月 16日

21世紀のスペイン演劇2_書影21世紀のスペイン演劇②
ライラ・リポイ+フアン・カルロス・ルビオ+フアン・マヨルガ+パチョ・テリェリア+ヘスス・カンポス・ガルシーア+ニエベス・ロドリーゲス+カロリーナ・ロマン(著)
田尻陽一(編)
田尻陽一+岡本淳子(訳)

判型:A5判上製
頁数:278頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0760-4 C0374
装幀:滝澤和子
10月下旬発売!

▶直接のご注文はこちらへ◀︎

スペイン内戦、異端審問、移民問題、資本主義、セクシャル・アイデンティティ…
2019年から2022年の間にスペインで上演された作品を収録。
あるいはスペイン史の悲劇を、あるいは葛藤を抱える現代人の姿を克明に舞台空間に映し出す、気鋭の劇作家による7編の演劇。

人生ってタバコみたいだって思わないか? 火をつける前は、これからだって期待がある。火をつけて命を与える。火がついた先はこれから素晴らしい夜が待ち受けていると言ってるみたいだ。一口目は甘いリンゴの味、ハッカの香り。そうだな、なめらかな白磁の釉薬って感じかな。でも俺たち、妖術師の魔術にコロッとひっかかってる。あっという間にタバコは燃え尽き、唇を火傷するまで火はすぐそこだ。口の中はいがらっぽい。吸殻を床に捨てる。平然と踏みつぶし、あとは忘れる。残るのは煙だけ。で、一巻の……終わり。
『膵臓』より


Read the rest of this entry »

 

『評伝 ポール・ヴァレリー』(恒川邦夫監訳)、日本翻訳出版文化賞を受賞

2023年 10月 11日

小社より2023年6月に刊行された『評伝 ポール・ヴァレリー』(恒川邦夫監訳)が、第59回日本翻訳出版文化賞を受賞しました。監訳の恒川邦夫先生をはじめ訳者の先生方々、おめでとうございます!
また、選考委員の皆様をはじめ、このたびの選考に関わられた皆様に感謝申し上げます。

 

10月の新刊:アラン・バディウ、自らの哲学を語る

2023年 10月 11日

アラン・バディウ_書影アラン・バディウ、自らの哲学を語る
アラン・バディウ(著)
近藤和敬(訳)

判型:四六判上製
頁数:156頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0764-2 C0010
装幀:宗利淳一
10月下旬発売!

試し読み◀▶直接のご注文はこちらへ◀︎

バディウ哲学の総決算
存在と普遍性、諸世界と特異性、出来事と主体と諸真理、無限者と絶対者……。哲学との出会いから、哲学の条件とその役割について、そして主著三部作『存在と出来事』『諸世界の諸論理』『諸真理の〈内在〉』の核心まで、直裁簡明に本人が語る!

Read the rest of this entry »

 

10月の新刊:彫刻の呼び声【新装版】

2023年 10月 4日

彫刻の呼び声_書影彫刻の呼び声【新装版】
峯村敏明(著)

判型:A5判上製
頁数:312頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0742-0 C0070
装幀:滝澤和子
10月下旬発売!


▶直接のご注文はこちらへ◀︎

オブジェ、構成、インスタレーションといった〈類彫刻〉全盛の時代のまっただ中で、真の彫刻はいかにそれらを超え出て輝くことができるか。同時代の彫刻に厳しい眼差しを注ぎながらもその希望の解を求めつづけた稀代の批評、ここに集成。

Read the rest of this entry »

 

10月の新刊:逸脱と侵犯――サラ・ケインのドラマトゥルギー

2023年 10月 4日

逸脱と侵犯_書影逸脱と侵犯
サラ・ケインのドラマトゥルギー
關智子(著)

判型:A5判上製
頁数:352頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0761-1 C0074
装幀:宗利淳一
10月下旬発売!

試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎

〈会ったことがない私自身、その顔は私の心の裏側に貼り付けられている〉
上演不可能なト書き、語り手のいない台詞、錯綜する時空間、社会的タブーの侵犯、タイポグラフィー的実験、そして死――
表象可能性の極限へと迫り、戯曲という芸術形式そのものを根源的な問いに付した夭折の劇作家、サラ・ケイン。激しく変転する作品に通底するテーマを明らかにする、本邦初のモノグラフ!

Read the rest of this entry »

 

10月の新刊:クリストとジャンヌ゠クロードの環境彫刻――「自由」と「愛」と「最良の時間」

2023年 10月 4日

クリスト_書影クリストとジャンヌ゠クロードの環境彫刻
「自由」と「愛」と「最良の時間」
富士栄厚(著)

判型:A5判上製
頁数:176頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0763-5 C0070
装幀:齋藤久美子
10月下旬発売!

▶直接のご注文はこちらへ◀︎

環境彫刻を代表する作家が生涯を通じて追求した「最良の時間」とは何だったのか?
デュシャンやヌーヴォー・レアリスムの作家たちをはじめとする同時代の美術家・批評家との交流や、スミッソン、タレルらの作品との比較から、記号学的手法を用いてその全貌を描き出す。

Read the rest of this entry »

 

10月の新刊:オーバーラップ――飛行あるいは夢見ること

2023年 10月 4日

オーバーラップ_書影オーバーラップ
飛行あるいは夢見ること
加藤有希子(著)

判型:四六判上製
頁数:144頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0762-8 C0093
装幀:滝澤和子
10月下旬発売!

試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎

男は砂漠で葉書を書いた、そこからすべてがはじまる――
アメリカの大学院で美術史を学ぶ千尋と、並行世界を旅する〈飛行機乗り〉の語りが交差する表題作のほか、憎しみの連鎖を断ち切るためのウィットに富んだ短編「ブラックホールさんの今日この日」を収録。



Read the rest of this entry »