4月の新刊:芸術と労働

2018年 4月 2日

芸術と労働芸術と労働
白川昌生+杉田淳(編)

判型:A5判上製
頁数:236頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0325-5 C0070
装幀:宗利淳一
3月30日発売!


芸術は経済を、経済は芸術を欲望してもいる。
現代社会における芸術活動について、美術作家、批評家などが様々な視点(フィールドワーク、作品制作、討議等)から捉え、芸術、労働、社会との関わりを考察し、これからの関わり方、意識、行動を喚起する論集。
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4月の新刊:ヴァレリーの『旧詩帖』――初期詩篇の改変から詩的自伝へ

2018年 3月 23日

ヴァレリーの旧詩帖_書影ヴァレリーの『旧詩帖』
初期詩篇の改変から詩的自伝へ
鳥山定嗣(著)

判型:A5判上製
頁数:464頁+別丁68頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0334-7 C0098
装幀:宗利淳一
4月2日頃発売!


文学を一度放棄し、『若きパルク』で詩作に回帰した詩人ヴァレリー。
約20年におよぶ「沈黙期」に橋を架けたのは、初期の詩集『旧詩帖』だった。
四半世紀にわたる改変の作業を丁寧に辿ることにより、自らの過去を書きかえ続ける作家ヴァレリーの〈詩的自伝〉を問う。『旧詩帖』新訳を併録。

ヴァレリーはどのようにして詩作の業に回帰するに至ったのか。昔の詩を書き改めたのはなぜなのか。約30年の歳月を隔てる旧作と改作にはどのような相違が見られるのか。以上が本書に通底する問いである。(「はじめに」より)


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3月の新刊:〈ニグロ芸術〉の思想文化史

2018年 3月 12日

ニグロ芸術 書影〈ニグロ芸術〉の思想文化史
フランス美術界からネグリチュードへ
柳沢史明(著)

判型:A5判上製
頁数:376頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0330-9 C0070
装幀:山崎登
3月23日頃発売!


支配と抵抗のポリティクス
フランス美術界で創出され、文化史上のトピックとなった〈ニグロ芸術〉。間大陸的な文化摩擦を被ってきたこの概念は一方で、ハーレム・ルネサンスやネグリチュードといった黒人文化運動において自らのアイデンティティを示す「抵抗のための武器」にもなりえた……。同時代の文脈から諸言説を読み解き、支配と抵抗の歴史を反省的に再構築する。
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『自叙の迷宮』公開合評会開催のお知らせ

2018年 3月 12日

『自叙の迷宮―近代ロシアにおける自伝的言説』
公開合評会開催のお知らせ


本月刊行された中村唯史+大平陽一編『自叙の迷宮―近代ロシアにおける自伝的言説』の公開合評会が、以下の要領で開催されます。予約不要です。ご関心のある方はぜひお気軽にお越しください。

日時:2018年3月16日(金)13時30分〜17時30分
場所:早稲田大学戸山キャンパス39号館6階第7会議室
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公開シンポジウム『日本映画の現在/日本映画研究の現在――国際的な視座から』開催

2018年 3月 8日

公開シンポジウム
日本映画の現在/日本映画研究の現在
――国際的な視座から

来る2018年3月28日(水)、東北大学にて、公開シンポジウム『日本映画の現在/日本映画研究の現在――国際的な視座から』が開催されます。

日時:2018年3月28日(水)14:00〜17:40
場所:東北大学川内北キャンパス マルチメディア教育研究棟6F大ホール
予約不要、入場無料です。詳細はこちらのフライヤー(PDF)をご覧ください。

「日本映画の現在/日本映画研究の現在」というテーマで、3人の登壇者が発表する公開シンポジウムです。登壇者である川崎公平さんは、小社より『黒沢清と〈断続〉の映画』を刊行しております。また、小川佐和子さんは、川崎公平さんとともに、小社刊行の『リメイク映画の創造力』(北村匡平・志村三代子編)にもご寄稿いただいております。日本映画研究の最前線に触れる本シンポジウムに、ぜひ足をお運びください。
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ホセ・ドノソ『夜のみだらな鳥』刊行記念イベントのお知らせ

2018年 3月 8日

鼓直×寺尾隆吉
ホセ・ドノソ『夜のみだらな鳥』刊行記念イベント
〜異形の世界を堪能する! 一夜限りのドノソ祭り!!〜

日時:2018年3月28日(水)
場所:本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
開場:19:00~21:00 (18:00開場)
参加費:1,500円+1 drink 500円

※参加をご希望の方は、本屋B&Bのウェブサイト(http://bookandbeer.com/event/el-obsceno-pajaro-de-la-noche/)をご覧ください。

ラテンアメリカ文学の中でも読者を魅了してやまない傑作『夜のみだらな鳥』。破格の文体で描かれる「異形の世界」はどのようにして生まれたのか? 畸形児ばかりの邸宅、老婆と孤児が棲む廃墟の修道院など、異様な舞台で繰り広げられる数々の物語、そして謎多き語り手《ムディート》の存在とは……? 謎多き本作をさらに堪能するためのドノソ祭りを開催します!
今回は、本書の訳者であられる鼓直氏と、同じくドノソの代表作『別荘』を翻訳した寺尾隆吉氏を対談相手としてむかえ、長らく復刊が待ち望まれていた『夜のみだらな鳥』の魅力をたっぷり語っていただきます。名翻訳者どうしの翻訳にまつわる逸話も? ラテンアメリカ文学ファン必見、一夜限りのドノソ祭りを見逃すな!
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公開シンポジウム『引用の文化史』開催

2018年 3月 2日

引用の文化史
――フランス中世から20世紀文学における書き直し(リライト)の歴史

来る2018年3月23日(金)に、白百合女子大学にて、公開シンポジウム『引用の文化史――フランス中世から20世紀文学における書き直し(リライト)の歴史』が開催されます。

日時:2018年3月23日(金)9:20〜18:00
場所:白百合女子大学 1号館3階1308教室
予約不要、入場無料です。詳細はこちらのフライヤー(PDF)をご覧ください。

フランス中世から20世紀までの文学において、書き直し=リライトという営為は歴史・文化的な文脈といかなる関わりをもってきたのか? 「引用」をキーワードに個別的な事例から広く検討していく、これまでにない視点のシンポジウムです。またとないこの機会に、ぜひ足をお運び下さい。

 

シンポジウム「クロード・カーンとその時代」開催

2018年 2月 28日

シンポジウム「クロード・カーンとその時代」開催のお知らせ

日時:2018年3月10日(土)13時~17時
会場:アンスティテュ・フランセ関西ー京都稲畑ホール
主催:関西シュルレアリスム研究会
* 「関西シュルレアリスム研究会」のウェブサイトをあわせてご覧ください。

1980年代後半に再発見され一躍脚光を浴びた、写真家・作家・思想家クロード・カーアンについてのシンポジウムが開催されます。小社から『クロード・カーアン 鏡のなかのあなた』(《シュルレアリスムの25時》、2010)を刊行された永井敦子先生をはじめ、フランス本国の研究者や映像作家を交えた発表が予定されており、写真・著作・演劇をとおしてジェンダーの規範をゆるがすこの特異な人物が、どのように1920年代のパリを生きたのかを知る絶好の機会です。ご関心をお持ちの方は、ぜひ足をお運びください。
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3月の新刊:メイド・イン・ソビエト――20世紀ロシアの生活図鑑

2018年 2月 27日

メイド・イン・ソビエトメイド・イン・ソビエト
20世紀ロシアの生活図鑑
マリーナ・コレヴァ+タチヤナ・イヴァシコヴァ他(著)
神長英輔+大野斉子(訳)

判型:46判並製
頁数:252頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-322-4 C0030
装幀:宗利淳一

共産主義国家の奇妙な日常
レトロかつ未来的なデザインの電化製品、不便な暮らしの中で発案された独特な日用品……1920年代から80年代まで、ソビエト連邦の歴史の変遷を刻んだ生活雑貨、人気商品、党の行事に関する知られざるエピソード、にやりとするアネクドートの数々を紹介し、ソ連崩壊とともに消失した、今やロシア人にとっても懐かしい世界の日常風景を豊富な図版とともに追想する。
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3月の新刊:自叙の迷宮――近代ロシア文化における自伝的言説

2018年 2月 27日

自叙の迷宮自叙の迷宮
近代ロシア文化における自伝的言説
中村唯史+大平陽一(編)
三浦清美+奈倉有里+武田昭文+梅津紀雄(著)

判型:A5判上製
頁数:288頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-321-7 C0098
装幀:西山孝司


自伝、自伝的小説、回想、日記、手紙。過去の出来事を現在の表象によって書き換え、再構成する〈自叙〉のなかに、〈事実〉はどこまで残されているのか?
ロシア文化における自叙はロマン主義の時代に興隆し、続くリアリズムの時代には減退した。しかし19世紀末、いわゆる「銀の時代」の始まりとともに、再び事実性への志向が強まり、創作の手法としての自叙や、作家の伝記への関心が高まりを見せるようになる。
現在と過去の錯綜の中に生起し、虚実入り混じる多様な〈自叙〉の実相を、革命前後の時代を中心とする近代ロシア文化の中に追う。
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2月の新刊:ジャン=クロード・シルベルマン――フィギュールの危険な誘惑《シュルレアリスムの25時》第2期

2018年 2月 26日

書影 シルベルマンジャン=クロード・シルベルマン
フィギュールの危険な誘惑
《シュルレアリスムの25時》第2期
齊藤哲也(著)

判型:四六判上製
頁数:283頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0303-3 C0398
装幀:宗利淳一
2月28日発売!


フィギュールはキャンバスから飛び立ち、謎めいた言葉を囁く。
50-60年代のパリ・グループの一翼を担い、ブルトンの死、五月革命そしてグループ解体を経て、いまもなお〈シュルレアリスト〉であるジャン=クロード・シルベルマン。タブローを切り抜いて「看板」を作り、デッサンに詩をつけて「絵本」を書く画家・詩人の生き様を通して、シュルレアリスムの〈現在〉を捉える!
《ひとりの人間の生にここまで深く介入し、そのあり様を決定的に変えてしまう「シュルレアリスム」なるものとはいったい何か。いや「何か」とはけっして問わないでおこう。本書で語りたいのは、このいわく語りがたい何ものかに、亡霊のようにとり憑かれてしまったひとりのおとこの物語である。》(序章より)
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2月の新刊:『北回帰線』物語――パリのヘンリー・ミラーとその仲間たち

2018年 2月 26日

北回帰線『北回帰線』物語
パリのヘンリー・ミラーとその仲間たち
本田康典(著)

判型:四六判上製  
頁数:486頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0316-3 C0098
装幀:齋藤久美子
2月25日発売!


1930年代、パリ。ヘンリー・ミラーの苦闘の日々を追う。
『北回帰線』誕生にまつわるエピソードをブラッサイ、ルイス・ブニュエル、エズラ・パウンド、バーニー・ロセットらとの交友を軸に、アメリカでの発禁本がいかに世界的なベストセラーとなっていったかを縦横に綴る〈書物〉の伝記。
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2月の新刊:惑星のハウスダスト

2018年 2月 14日

ハウスダスト書影
惑星のハウスダスト

福田拓也(著)

判型:A5判変型上製
頁数:79頁
定価:2500円+税
ISBN:978−4−8010−0326−2 C0092
装幀:宗利淳一
2月28日頃発売!


第32回現代詩手帖賞を受賞した詩人であり、文芸批評家でもある著者による第7詩集。自動記述的な散文詩作品。

ぼくはぼくとして入りそびれの沼地、裏返された旧相模川橋脚、脚なずみ空飛ぶ白鳥の空白、失神の浜辺に横たわる骸を食んだ永遠の白い歯の星空までめまいの螺旋がゆっくりと、あるいは急速に、ちりぢりになった空を食べながらぼく、宇宙の青くなった肉のつぶつぶ、惑星の塵埃(ハウスダスト)!

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2月の新刊:意味と脱–意味

2018年 2月 8日

意味と脱意味
意味と脱–意味
ソシュール、現代哲学、そして……
中田光雄(著)

判型:A5判上製
頁数:288頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0324-8 C0010
装幀:齋藤久美子
2月25日発売!


意味はいかにして可能となるか?
哲学は「真理」の探究だが、20世紀哲学は、人文・文化・歴史科学とともに、「真理」に先立つ「意味」の次元を開闢した。ソシュール(「言語」)とハイデガー(「真理」)の間から広がり、フランス20世紀思想史の中軸を貫き、これからのグローバル・デモクラシーの普遍的媒介項となる「意味」の地平。すでに始まっている「意味」批判の思惟をも包摂しつつ、この「第四の地平」の開削に着手する。
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水声社公式ツイッターアカウント オープン!

2018年 2月 8日

ツイッターをはじめました。
新刊情報、イベント情報などを発信していきます。
よろしくお願いいたします。
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2月の新刊:夜のみだらな鳥《フィクションのエル・ドラード》

2018年 2月 6日

夜のみだらな鳥夜のみだらな鳥
《フィクションのエル・ドラード》
ホセ・ドノソ(著)
鼓直(訳)

判型:四六判上製
頁数:586頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0267-8 C0397
装幀:宗利淳一
2月26日頃発売!

これは傑作である。狂暴な雰囲気、執拗きわまりない反復、作中人物の変身、純粋にシュルレアリスム的な物語構造、不合理な観念連合、限りなく自由な想像力、美醜の原則の侮辱的な無視に、度肝を抜かれてしまった。

――ルイス・ブニュエル


望まれない畸形児《ボーイ》の養育を託された名家の秘書ウンベルトは、宿痾の胃病で病み衰え、使用人たちが余生を過ごす修道院へと送られる。尼僧、老婆、そして孤児たちとともに暮しながら、ウンベルトは聾啞の《ムディート》の仮面をつけ、悪夢のような自身の伝記を語り始める……。
延々と続く独白のなかで人格は崩壊し、自己と他者、現実と妄想、歴史と神話、論理と非論理の対立が混じり合う語りの奔流となる。『百年の孤独』と双璧をなすラテンアメリカ文学の最高傑作。
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マリオ・バルガス・ジョサ『マイタの物語』刊行記念イベントのお知らせ

2018年 2月 2日

寺尾隆吉×山形浩生
マリオ・バルガス・ジョサ『マイタの物語』刊行記念イベント
〜ノーベル賞作家が描くトロツキー〜

日時:2018年2月9日(金)
場所:本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
開場:20:00~22:00 (19:30開場)
参加費:1,500円+1 drink 500

※参加をご希望の方は、本屋B&Bのウェブサイト(http://bookandbeer.com/event/20180209_historia-de-mayta/)をご覧ください。

ノーベル賞作家マリオ・バルガス・ジョサによる『マイタの物語』(寺尾隆吉訳)が1月に刊行されました。本作は、1958年にトロツキーを信奉する若者がペルーで実際に起こした反乱を題材に、作家が事件の真相を知る者たちにインタビューして小説を書くという、一種のメタ・フィクションとなっております。
本書が刊行された当時は、「イデオロギー色の強い作品」と評された作品ですが、この作品から読み取れるものはもっと深いのではないでしょうか。なぜ、ペルーでトロツキーを信奉する若者が反乱を起こしたのか? なぜ作家は三面記事のようなこの反乱を題材にしたのでしょうか?
今回のイベントでは、訳者寺尾隆吉氏と、トロツキーの伝記を翻訳し、自身もラテンアメリカ文学の読者である山形浩生氏をお迎えして、本作の魅力を語っていただきます。
トロツキーとラテンアメリカの意外な結びつきを知る絶好の機会です。ぜひ足をお運び下さい。
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1月の新刊:21世紀のソシュール

2018年 1月 29日

21世紀のソシュール
21世紀のソシュール

松澤和宏(編)

判型:A5判上製
頁数:340頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-00323-1 C0010
装幀:宗利淳一
1月27日発売!


ソシュールの〈ためらい〉
ラング/パロール、シニフィアン/シニフィエ、〈言語論的転回〉……フランス現代思想の潮流とともに喧伝された「ソシュールの思想」とは、膨大な草稿を残した言語学者の企図にかなっていたのだろうか。『講義』成立の背景とその功罪、理論的虚構としての〈ラング〉の限界と〈パロール〉の可能性、神話・伝説研究にみられる歴史観、アウグスティヌスからデリダまでの言語思想史上のメルクマール、認知言語学との類縁性、日本語学との邂逅……言語によって世界を整理区分するのではなく、むしろどこまでも曖昧になってしまうことに遅疑逡巡するソシュールが浮かび上がってくる。
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1月の新刊:反復のレトリック――梨木香歩と石牟礼道子と

2018年 1月 29日

反復のレトリック
反復のレトリック
梨木香歩と石牟礼道子と
《エコクリティシズム・コレクション》
山田悠介(著)

判型:四六判上製  
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0317-0 C0095
装幀:滝澤和子
1月25日発売!


環境文学の〈かたち〉
梨木香歩の『西の魔女が死んだ』、石牟礼道子の『苦海浄土』、リチャード・ネルソンの『内なる島』をはじめ日米の著名な環境文学作品を、「反復」という〈あや〉を糸口に読み解くエコクリティシズムの新しい試み。環境文学はもとより、文体論、コミュニケーション論への入門書としても最適。
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クロソウスキーをめぐるシンポジウムが開催

2018年 1月 15日

「多様」と「特異」の作家
――いまクロソウスキーを(よ)みなおす

Relire Klossowski Aujourd’hui

来る2018年2月4日(日)に、東京藝術大学にて、公開シンポジウム『「多様」と「特異」の作家――いまクロソウスキーを(よ)みなおす』が開催されます。

日時:2018年2月4日(日)10:30〜17:45(開場10:00)
場所:東京藝術大学 音楽学部 5号館109教室
予約不要、入場無料です。詳細はこちらのフライヤー(PDF)をご覧ください。

近年ますます注目される「特異」な作家クロソウスキーについて、Ⅰ―神(々)との対峙、Ⅱ―倒錯と政治性、Ⅲ―イメージをめぐって、の3つのセッションから作家の「多様」な思考を解きほぐそうと試みる日本初のシンポジウムです。またとない本シンポジウムにぜひ足をお運び下さい。

作家、思想家、小説家、翻訳家、画家、さらには俳優など、さまざまな顔をもつピエール・クロソウスキー(1905-2001)。神学、宗教学、神話学、哲学、文学、美学、芸術学などにまたがる、広範かつ多様な関心に貫かれたその特異な作品群は、20世紀のフランス文学・思想においてきわめて分類の難しい、独特の位置を占めている。しかし、本シンポジウムの目的は、そうした分類を新たに試みるものではないし、この人物の何らかの全体像を提示することでもない。その活動の多様なありようを踏まえたうえで、そこで複雑に絡み合った糸のようなものをいったん解きほぐし、その作品から出発してどのような思考の局面を切り開いていくことができるのかを考えてみたい。この作家を単独で扱ったものとしてはおそらく日本で初となるこのシンポジウムをきっかけに、クロソウスキーをめぐる言説がこれまでよりいくらか風通しのよいものになっていくのならば幸いである。(フライヤーより)