12月の新刊:アナイス・ニンのパリ、ニューヨーク――旅した、恋した、書いた

2018年 12月 25日

ニンのパリ、ニューヨークアナイス・ニンのパリ、ニューヨーク
旅した、恋した、書いた
矢口裕子(著)

判型:A5判上製
頁数:104頁(全頁カラー)
定価:2200円+税
ISBN:978-4-8010-0382-8 C0098
装幀:滝澤和子
好評発売中!


――ここパリでは、道に迷うこともとびきりの冒険だ。
街は歌い、石は語る。(ヘンリー・ミラー)

パリ近郊で生まれ図書館の本を読みあさった少女時代から、パリでの作家修業時代、そしてアメリカに戻り、日記文学で世界的に知られる作家となったアナイス・ニン。その足跡を、多数の写真と「日記」を交えながら辿り、綴るエッセイ集。
Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:ジゼル・プラシノス――ファム=アンファンの逆説《シュルレアリスムの25時》第2期

2018年 12月 20日

ジゼル・プラシノスジゼル・プラシノス
ファム=アンファンの逆説
《シュルレアリスムの25時》
鈴木雅雄(著)

判型:四六判上製
頁数:312頁+別丁4頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0305-7 C0398
装幀:宗利淳一
12月21日発売!


少女は大人を追い抜いて、文学と絵画を去勢する。
14歳にして完璧な自動記述を披露した天才少女、ジゼル・プラシノス。鮮烈なデビューをよそに黙りこんだかのようにみえた彼女は、次第に奇妙な小説を、そして壁掛けの制作を通じて特異なイメージを産出した。子ども/大人の狭間で、また兄マリオとの複雑な関係のなかで、遅れてやってきたシュルレアリスムと出会いなおす、逆説的な生を追う!

《シュルレアリスムと出会ったものにとって、その出会いが幸運であったか不運であったかをいうのはいつでも難しいが、とりわけプラシノスの場合、その災厄と救済は一つに結びつき、この運動の意外な可能性を照らし出すだろう。彼女の物語はシュルレアリスムを、過ぎ去った時代の記憶から切迫した現在へと引き戻してくれるような、秘められた水路を再発見するための地図なのである。》(「序章」より)
Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:サドと二十世紀

2018年 12月 20日

サドと20世紀サドと二十世紀
エリック・マルティ(著)
森井良(訳)

判型:A5判上製
頁数:488頁
定価:8000円+税
ISBN:978-4-8010-0365-1 C0098
装幀:滝澤和子
12月下旬発売!


「サド」という現実、「サド」という戦場
悪としてのサディズムのみに着目していた19世紀を経て、
20世紀、思想家たちはどのようにサドを捉えたか?
ロラン・バルトの弟子であり、アンドレ・ジッド研究の泰斗による、サドをめぐる20世紀現代思想史。

アドルノから
クロソフスキー
バタイユ
ブランショ
フーコー
ラカン
ドゥルーズ
ソレルス
レヴィナス
バルトまで

サドが行った選択は、19世紀人にとってよりも、我々にとってずっと重要である。--ミシェル・フーコー


Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:静かな小舟〈最後の王国6〉《パスカル・キニャール・コレクション》

2018年 12月 20日

静かな小舟静かな小舟〈最後の王国6〉
《パスカル・キニャール・コレクション》
小川美登里(訳)

判型:四六判上製
頁数:264頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0227-2 C0397
装幀:滝澤和子
12月下旬頃発売!


漂流する、孤独な魂
かつてセーヌ河を往復する運搬船(コルベイユ)があった。実母から乳母へと赤子を運ぶその船は、現在の霊柩車(コルベイヤール)の語源となった――人生の出発点である「誕生」と終着点である「死」を足がかりに、変容しつづける「個」の可能性を描く、新たな小説論。
Read the rest of this entry »

 

アラン・ロブ=グリエ『もどってきた鏡』、朝日新聞に書評掲載

2018年 12月 18日

朝日新聞12/15(土)朝刊に、サンキュータツオさんによるアラン・ロブ=グリエ『もどってきた鏡』(芳川泰久訳)の書評が掲載されました。

 

12月の新刊:ロシア・アヴァンギャルドの宇宙論的音楽論――言語・美術・音楽をつらぬく四次元思想

2018年 12月 14日

ロシア・アヴァンギャルドの宇宙論的音楽論ロシア・アヴァンギャルドの宇宙論的音楽論
言語・美術・音楽をつらぬく四次元思想
高橋健一郎(著)

判型:A5判上製
頁数:224頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0374-3 C0073
装幀:宗利淳一
12月25日発売!


手法分析的研究の限界を打ち破る〈四次元的〉音楽論
〈旧世界の偶像〉破壊の後に、新たなる有機的万物照応の世界を指向するロシア・アヴァンギャルド特有の〈宇宙論的〉哲学は、音楽においても確かに息づいている。
前衛音楽家たちが著した音楽論をひもとき、哲学、絵画、詩との関わりを分野横断的に論じることで、純粋な音楽学的側面からは研究しつくされたとも言われる〈ロシア・アヴァンギャルド音楽〉の新地平を切り開く。
Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:ラサリーリョ・デ・トルメスの人生

2018年 12月 13日

ラサリーリョラサリーリョ・デ・トルメスの人生
著者不明
岡村一(訳)

判型:四六判上製
頁数:184頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0372-9 C0097
装幀:西山孝司
12月下旬発売!


〈ピカレスク・ロマン〉の原点にして頂点
手練手管に長けた盲人、無慈悲な吝嗇漢の司祭、自尊心の強い一文無しの郷士……さまざまな主人のもとを渡り歩きながら下層社会をしたたかに生き抜いてきた若者が、みずからの波乱に満ちた半生を物語る。著者不明にもかかわらず近世ヨーロッパで大流行した、16世紀スペインの生活の現実が息づく書簡体小説。

《ですから正直凡人で聖人君子なんかでないあたしも、やっぱり悪い気はしないでございましょう、お粗末な文章で綴ったこんなつまらない話を少しでも面白いと思う人々がいて、その人々がみんなその世界にはいり込んで楽しんでくださるとすれば。そして、これでもかとばかり襲ってきた艱難辛苦、命の危険を切り抜けて生きているひとりの男がいることを知っていただけるならば。》(本文より)
Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:映画美学入門

2018年 12月 13日

映画美学映画美学入門
《水声文庫》
淺沼圭司(著)

判型:四六判上製
頁数:328頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0380-4 C0074
装幀:宗利淳一
好評発売中!


半世紀を経てなお新鮮! 甦るフィルムの時代
映画美学研究のさきがけともいえる『映画美学入門』(1963年)の待望の復刊。
いまや技術の進歩はめざましく、50年前の映画製作の状況とはかなり変化している。とはいえ、映画の理論的状況をメリエス、リュミエール兄弟、エイゼンシュテイン、アラン・レネ、ベルイマンらの作品をたどり、映画の発生から「映画芸術」の成立を改めて考察する意義があるのではないか。また、テレビの創始期を思い起こし、いまとなっては見過ごされがちなその特性を振り返る。
Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:ポイント・オメガ《フィクションの楽しみ》

2018年 12月 12日

ポイント・オメガポイント・オメガ
《フィクションの楽しみ》
ドン・デリーロ(著)
都甲幸治(訳)

判型:四六判上製
頁数:160頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0010-0 C0097
装幀:宗利淳一
12月下旬発売!

我々は永遠に人類でなければならないのか?
ニューヨークの暗闇の中、超低速で映し出される映画『サイコ』。時間の狭間に落ち込んだかのような眩惑的な空間から一転、舞台は荒涼たる砂漠が広がるサンディエゴへ。戦争、記憶、意識、宇宙をめぐる対話。砂の彼方に消える声。溶けてゆく時間。朧に閃く欲望。そして、少女は消えた……。虚空を領する絶対の静寂が、アメリカの光と闇、人間精神の孤独を穿つ。
鬼才ドン・デリーロの傑作中編、読者の心を摑んで離さない画期的な翻訳でついに登場!
Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:魂について

2018年 12月 11日

書影__魂について魂について
ある女性への七通の手紙
フランソワ・チェン(著)
内山憲一(訳)

判型:四六判上製
頁数:188頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0385-9 C0014
装幀:滝澤和子
12月17日発売!


渇きのはてに ひとくちの水
われわれの存在の基底に横たわり、われわれの生をささえているにもかかわらず、近代合理主義から冷笑され、精神と身体の二元論によって切り捨てられてきた〈魂〉とは何か。ある女性から届いた一通の手紙をきっかけに、〈精神〉とは異なる位相にある〈魂〉の煌めきを、デカルト、パスカル、ヴェイユら西洋の知性と、〈気〉、〈道〉、〈空〉などの東洋の思想とを手がかりに追跡する、美しい七通の手紙。
Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:TANKURI――創造性を撃つ

2018年 12月 10日

tankuriTANKURI
創造性を撃つ
中村恭子+郡司ペギオ幸夫(著)

判型:B5判上製
頁数:フルカラー198頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0389-7 C0070
装幀:中村恭子
12月26日頃発売!


藝術――外部を召喚する装置、いや墓とは?
藝術作品の〈解読〉が〈構想〉になり、〈構想〉が〈解読〉となる。その相互運動は解読と実践の両輪をもたらし、創造とは何かを狙い撃つ。
中村恭子の代表作をフルカラーで一挙掲載。日本画家と、理論生命科学者が、まばゆいばかりに光輝く創造性の本源に鋭く迫る!
Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:ドゴンの光

2018年 12月 10日

ドゴンの光ドゴンの光
小川弘(著)

判型:A5判並製
頁数:フルカラー64頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0391-0 C0072
ブックデザイン:宗利淳一
12月26日頃発売!


神話を生きるアフリカの時間、どこにも似ていない土地ドゴン、造形に現れた無言の形象のみが旅人に何かを刻んで残される。
断崖のどこかに青い狐の足跡が残っていただろうか。
神話は語り継ぐ者だけに許される聖域なのかもしれない――。

1984年から2000年という長い年月をかけ著者が幾度も訪れた、アフリカのマリにある土地ドゴン。今や失われつつあるこれらの風景や建築、そして人々の貴重な姿をおさめた珠玉の写真集。
Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:あけましておめでとう《ブラジル現代文学コレクション》

2018年 12月 10日

あけましておめでとうあけましておめでとう
《ブラジル現代文学コレクション》
フーベン・フォンセッカ(著)
江口佳子(訳)

判型:四六判上製
頁数:256頁
定価:2500円+税
ISBN:978−4−8010−0295−1 C0397
装幀:宗利淳一
好評発売中!


検閲体制への挑戦
リオデジャネイロの大都会を舞台に暴力と性を描き、ブラジル軍事政権から発禁処分を受けた問題作。大晦日を祝うパーティーを憎悪に駆られた貧困者たちが破壊する表題作「あけましておめでとう」他、14篇を収録。
Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:推移的存在論

2018年 12月 5日

推移的存在論推移的存在論
アラン・バディウ(著)
近藤和敬+松井久(訳)

判型:四六判上製
頁数:251頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0384-2 C0010
装幀:宗利淳一
12月14日頃発売!


存在論とは数学である。
「神は死んだ」――もはや宗教の神に出会うのでもなく、形而上学の原理の下に隠すのでもなく、ロマン主義のメランコリーに賭けるのでもなく、存在を思考することはいかにして可能となるのか。主著『存在と出来事』のエッセンスから出発して、集合論と圏論を携えてプラトンからカントまでを一挙に横断し、数学=存在論を宣言したバディウ哲学の転回点!
Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:リフレクション

2018年 12月 3日

書影_リフレクションリフレクション
ヴィデオ・アートの実践的美学
河合政之(著)

判型:A5判上製
頁数:322頁+別丁6頁
定価:3800円+税
ISBN:978-4-8010-0376-7 C0070
装幀:宗利淳一
12月14日頃発売!


待望の包括的ヴィデオ・アート研究!
街中から携帯まで、映像に覆われた時代。だが、それを鋭く批判し続けるヴィデオ・アートの本格的な理論は、今までになかった……技術・メディア・文化の全面的考察からヴィデオの芸術的な可能性を導出し、アナログな電子メディアにおける技術、知性、欲望の様態を明らかにする。今世紀のヴィデオ芸術を牽引する映像作家による瞠目の書!
Read the rest of this entry »

 

11月の新刊:フランス近代小説の力線

2018年 11月 26日

フランス近代小説の力線フランス近代小説の力線
沖田吉穂(著)

判型:A5判上製
頁数:403頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0357-6 C0098
装幀:宗利淳一
11月下旬発売!

〈博物小説〉の変容
バルザックを基点としプルーストに至る19-20世紀フランス小説の展開を、同時代の自然科学の発展や、政治経済の動向との関わりの中で読み解き、自然史・社会史が作用する「場の力学」によって跡づける。 Read the rest of this entry »

 

11月の新刊:起源の物語——クールベの《世界の起源》をめぐって

2018年 11月 21日

テセードル_書影起源の物語
クールベの《世界の起源》をめぐって
ベルナール・テセードル(著)
中畑寛之(訳)

判型:A5判上製
頁数:432頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0373-6 C0071
装幀:齋藤久美子
11月20日発売!

秘められた〈真理〉の襞へ
《世界の起源》が描かれた1868年から,オルセーに寄贈される1995年までのあいだに,この絵画がたどってきた数奇な運命を,オークションの記録,個人の日記,企業の帳簿,雑誌論文,新聞記事,最新の学術論文等,あらゆる資料から綿密に跡づけ,その全貌をあらわにする型破りの“探偵小説”。

エロティシズムの極地を描くスキャンダラスな名画がオルセー美術館に収まるまでの虚実あいまった目眩く歴史絵巻。ラカン、ピカソ、デュシャン、フーコー……みな描かれた性の深淵に引き込まれ、その思想と芸術を躍動させる。「世界の起源」は芸術の起源だ!——宮下規久朗

Read the rest of this entry »

 

『ライオンを殺せ』記念トーク&映画上映

2018年 11月 19日

『ライオンを殺せ』記念トーク&映画上映

小社より今年10月に刊行しました《フィクションのエル・ドラード》シリーズの新刊、ホルヘ・イバルグエンゴイティア『ライオンを殺せ』(寺尾隆吉訳)を原作にした映画がセルバンテス文化センターで上映されます。上映前には訳者の寺尾隆吉氏およびグレゴリー・サンブラーノ氏によるトークセッションもございますので、この機会にぜひ足をお運びください。なお、当日は書籍販売もいたしますので、映画をご覧になられた方もぜひ書籍販売ブースにお立ち寄りください。

記念トーク&映画上映「ライオンを殺せ」(日本語字幕つき)
場所:セルバンテス文化センター東京
日時:11月27日(火)19:00~
入場無料。参加をご希望の方は、以下のURLより予約ください。
https://maten-al-leon.peatix.com/view

 

シンポジウム「川島雄三は二度生まれる」のお知らせ

2018年 11月 16日

シンポジウム
「川島雄三は二度生まれる―日本映画の異端児」のお知らせ

川島雄三生誕100周年&『川島雄三は二度生まれる』出版記念シンポジウム第二弾!

来る11月26日(月)、東京工業大学(大岡山キャンパス)にて、シンポジウム「川島雄三は二度生まれる―日本映画の異端児」が開催されます。
登壇者は、映画『淵に立つ』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞し、ディーン・フジオカ主演の新作『海を駆ける』も注目を集めている映画監督の深田晃司氏と、新刊『川島雄三は二度生まれる』に、現代のメディア状況も視野に入れ川島映画再評価の気運を高める論考を寄せられている渡邉大輔氏。
また、同論集の共編者であり、卓絶した批評眼によって川島雄三の映像空間に新機軸を見出した北村匡平氏が司会を務めます。
大盛況のうちに幕を閉じた明治学院大学でのシンポジウム(11月10日)に引き続き、今回は映画実作者の視点も導入しながら、融通無碍のカワシマ流映画美学を徹底解剖します。

「川島雄三は二度生まれる―日本映画の異端児」
日時:2018年11月26日(月)18:00~20:00
場所:東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館2階 ディジタル多目的ホール
*入場無料、予約不要
*詳細はこちら

 

10月の新刊:市民社会と政治社会のあいだ――インド、ムンバイのミドルクラス市民をめぐる運動

2018年 11月 13日

市民社会と政治社会のあいだ市民社会と政治社会のあいだ
インド、ムンバイのミドルクラス市民をめぐる運動
田口陽子(著)

判型:A5判上製
頁数:291頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0379-8 C0030
装幀:宗利淳一
発売中!


人間と政治の関係について
インド都市部の市民運動を事例に、研究者の論争、活動家の主張、運動の展開を追うことで、「市民」であるとはどのようなことであり、そこではいかなる「政治」が展開されているのかを問う人類学。
Read the rest of this entry »