7月2025のアーカイヴ

イベントのお知らせ:『抽象表現主義』刊行記念トークイベント

2025年 7月 25日

来る8月10日、新宿紀伊国屋3階アカデミック・ラウンジにて『抽象表現主義――戦後ニューヨークの前衛芸術家たちはいかにして自分たちの歴史を自分たちで作ったか』の刊行記念イベントが開催されます。

抽象表現主義_書影

モダンアートを駆動させてきた、芸術家たちの知られざる集団活動。『抽象表現主義――戦後ニューヨークの前衛芸術家たちはいかにして自分たちの歴史を自分たちで作ったか』では、美術学校運営や討論会、抗議活動などの集団活動という観点からアメリカ抽象表現主義を読み直し、新たな前衛芸術家像を提示しました。
本イベントでは、村上博哉先生を対談相手にお招きし、芸術家たちによる集団活動という観点から、印象派、キュビスム、ダダ、シュルレアリスム、そして抽象表現主義にまで至るモダンアートの歴史を読み解き、20世紀美術史を新たな観点から描きなおします。

『抽象表現主義』刊行記念トークイベント

日時:2025年8月10日(日)16時00分~
会場: 新宿紀伊国屋3階アカデミック・ラウンジ
登壇者:大島徹也(多摩美術大学教授、多摩美術大学美術館館長)、村上博哉(武蔵野美術大学教授、群馬県立近代美術館特別館長)

イベントの詳細・お申し込みは、下記の新宿紀伊国屋ホームページを参照してください。
https://store.kinokuniya.co.jp/event/1751956279/

 

8月の新刊:戦後初期日本のアートとエンゲージメント

2025年 7月 25日

戦後初期日本のアートとエンゲージメント_書影戦後初期日本のアートとエンゲージメント
ジャスティン・ジェスティ(著)
山本浩貴(訳)

判型:A5判上製
頁数:480頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0875-5 C0070
装幀:木村稔将
8月下旬発売!
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1950年代、ルポルタージュ芸術から九州派、創造美育協会まで、創作活動は社会運動と深く結びついていた─―
特権的なものに抗い、新たな価値体系を樹立せんとした社会関与的な芸術の試み。そのネットワークをたどり、未だ汲みつくされることなき芸術゠社会的実践の可能性に光を当てる。

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8月の新刊:フォレンジック・アーキテクチャー——検知可能性の敷居における暴力

2025年 7月 25日

フォレンジック・アーキテクチャー_書影フォレンジック・アーキテクチャー
検知可能性の敷居における暴力
エヤル・ヴァイツマン(著)
中井悠(訳)

判型:B5変型判上製
頁数:362頁
定価:7200円+税
ISBN:978-4-8010-0871-7 C0036
8月下旬発売!

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傷だらけの現場は証言する。
パレスチナ紛争をはじめとした国家が引き起こす暴力を調査し、記録・記憶・痕跡から見出した証拠を繋ぎ合わせ、責任の所在を浮かび上がらせる。斬新な調査手法で近年注目を浴びる「フォレンジック・アーキテクチャー」のさまざまな実践を記録した、パフォーマンスの断章。

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7月の新刊:スペイン文明論集Ⅱ[歴史・文化篇]

2025年 7月 25日

スペイン文明論集2_書影スペイン文明論集Ⅱ
[歴史・文化篇]
アメリコ・カストロ(著)
本田誠二(編訳)

判型:A5判上製
頁数:734頁
定価:10000円+税
ISBN:978-4-8010-0843-4 C0022
装幀:齋藤久美子
7月下旬発売!

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レコンキスタ、サンティアゴ騎士団、異端審問…
20世紀スペイン屈指の歴史家=文芸批評家が、〈衰退するスペイン〉への危機意識のもと、スペイン民族の核心を把握し直すべく、キリスト教徒・ユダヤ教徒・イスラム教徒の共存と対立の中で編まれたスペインの歴史の独自性を多角的に論じる。

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7月の新刊:スペイン文明論集Ⅰ[文学・言語篇]

2025年 7月 25日

スペイン文明論集1_書影スペイン文明論集Ⅰ
[文学・言語篇]
アメリコ・カストロ(著)
本田誠二(編訳)

判型:A5判上製
頁数:663頁
定価:10000円+税
ISBN:978-4-8010-0842-7 C0022
装幀:齋藤久美子
7月下旬発売!

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セルバンテス、ロペ・デ・ベーガ、サンタ・テレーサ…
20世紀スペイン屈指の歴史家=文芸批評家が、西欧文明とイスラーム文明の狭間で育まれた特異な〈スペイン性〉の輝きを、黄金世紀文学や神秘主義的著作の精読を通じて描き出す。

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イベントのお知らせ:連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」最終回「アンドレ・ブルトンの書簡を読む」

2025年 7月 16日

 7月19日(土)に鈴木雅雄氏コーディネート連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」最終回「アンドレ・ブルトンの書簡を読む」が開催されます。
 最終回は時間枠も拡大し、シュルレアリスム研究を専門とする4人の登壇者が、これらの書簡を足掛かりに、ブルトンとは誰だったかを徹底的に考え直します。初期のパトロンであるドゥーセにブルトンが薦めた作品のリストからは何が読み取れるのか、最初の妻だったシモーヌへの手紙にはいかなる情念が刻み込まれていたのか、最愛の娘への手紙から垣間見える父親としてのブルトンは我々に何を語るのか、そして最大の盟友との、しかし固い友情というイメージには還元できない複雑な関係から読み取れる意外な真実とは何なのか。作品と現実を奇妙にも短絡させる手紙という装置を通じ、シュルレアリスムを語る新たな言説が打ち立てられる !!

連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」
最終回「アンドレ・ブルトンの書簡を読む」


第1部:パトロンとパートナー 13:00~15:10
長谷川晶子(京都産業大学准教授)――ジャック・ドゥーセへの手紙
鈴木雅雄(早稲田大学教授)――シモーヌ・カーンへの手紙

第2部:娘と盟友 15:20~17:30
前之園望(中央大学教授)――オーブへの手紙
齊藤哲也(明治学院大学教授) ――バンジャマン・ペレとの書簡

シュルレアリスム_連続講演会第最終回チラシ

連続講演会「シュルレアリスム、100年後に」最終回「アンドレ・ブルトンの書簡を読む」

日時:2025年7月19日(土)13時00分~17時30分
会場:早稲田大学戸山キャンパス36号館5階582教室
参加方法:会場参加(入場無料・予約等不要)
登壇者:長谷川晶子(京都産業大学准教授)、鈴木雅雄(早稲田大学教授)、前之園望(中央大学教授)、齊藤哲也(明治学院大学教授)
主催:早稲田大学文学研究科フランス語フランス文学コース

お問合せ先:salut@list.waseda.jp(早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース)
http://flas.waseda.jp/french/actualites/2025/06/12/4072

 

7月の新刊:ジョージ・オーウェル『一九八四年』の現在地——文学・思想・メディアの交差点

2025年 7月 15日

1984現在地_ジャケジョージ・オーウェル『一九八四年』の現在地
文学・思想・メディアの交差点
ネイサン・ウォデル(編)
近藤直樹・福西由実子・大木ゆみ(監訳)
佐藤義夫・高橋一馬・中村麻美・前津朋子・渡辺浩(訳)

判型:A5判上製
頁数:453頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0880-9 C0098
装幀:齋藤久美子
7月下旬発売!

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なぜ私たちは、“かつて未来だった時代”と現在との共鳴を探しながら、この小説に向き合おうとするのか。
混迷の21世紀を生き抜くために、歴史、教育、難民、独裁、労働、音楽、ゲームなど多角的な視座から『一九八四年』を論じる最新の論集。

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7月の新刊:ギルゥヘパの懐剣——ツタンカーメンとその系譜

2025年 7月 15日

ギルゥヘパ_ジャケギルゥヘパの懐剣
ツタンカーメンとその系譜
瀧脇千惠子(著)

判型:四六判上製
頁数:270頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0854-0 C0093
装幀:齋藤久美子
7月下旬発売!

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呪われた懐剣の行方
ミタンニ王国からエジプトに贈られた懐剣の謎をさぐり、アメンヘテプ三世の政略婚、アテン神信仰のアケナテン、黄金のマスクで知られる若きツタンカーメンら三代のファラオをとりまく王妃、側室、神官、官吏たちの人間模様を生き生きと描く歴史小説。

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