2019年〈中村真一郎の会〉講演会のお知らせ

2019年 4月 9日 コメントは受け付けていません。

昨年2018年に生誕100年を迎えた戦後文学の旗手、中村真一郎。その業績を顕彰する活動・研究を続けている〈中村真一郎の会〉(事務局=水声社)主催の講演会を開催いたします。
今回は、堀江敏幸先生、富士川義之先生をお招きして、以下の通り記念講演を行なっていただきます。

日時:2019年4月14日(日)14:30~
場所:明治大学駿河台校舎リバティタワー1075教室(7階)
プログラム:
  堀江敏幸先生「ゆき来する人」
  富士川義之先生「中村真一郎と富士川英郎――江戸漢詩をめぐって」
司会:鈴木貞美先生

※聴講1000円、予約不要

講師紹介
堀江敏幸(ほりえ・としゆき)先生
1964年、岐阜県生まれ。2001年に「熊の敷石」で芥川賞受賞。
小説家、早稲田大学教授(フランス文学研究)。
著書に、『熊の敷石』(講談社、2001年)、『雪沼とその周辺』(新潮社、2004年、谷崎潤一郎賞・木山捷平文学賞)、『川岸忘日抄』(新潮社、2005年、読売文学賞小説賞)、『その姿の消し方』(新潮社、2016年、野間文芸賞)など、訳書に、パトリック・モディアノ『八月の日曜日』(水声社、2003年)、フィリップ・ソレルス『神秘のモーツァルト』(集英社、2006年)、マルグリット・ユルスナール『なにが? 永遠が』(白水社、2015年)などがある。

富士川義之(ふじかわ・よしゆき)先生
1938年、岡山県生まれ。
文芸批評家、東京大学名誉教授(イギリス文学研究)。
著書に、『風景の詩学』(白水社、1983年)、『幻想の風景庭園――ポーから澁澤龍彦へ』(沖積舎、1986年)、『新=東西文学論――批評と研究の狭間で』(みすず書房、2003年)、『ある文人学者の肖像 評伝・富士川英郎』(新書館、2014年、読売文学賞評論・伝記賞)などがある。ポー、ナボコフ、ワイルドなどの訳書多数。

司会
鈴木貞美(すずき・さだみ)先生
1947年、山口県生まれ。
国際日本文化研究センター名誉教授(日本文芸文化史研究)。
著書に、『戦後文学の旗手 中村真一郎』(水声社、2014年)、『近代の超克――その戦前・戦中・戦後』(作品社、2015年)、『『死者の書』の謎――折口信夫とその時代』(作品社、2017)、『日本人の自然観』(作品社、2018年)などがある。

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〈中村真一郎の会〉会員の方へ

 上記講演会の開始前、14:00より、リバティタワー23階の「サロン燦」にて第14回総会を開催いたします。議題は、新会長・新役員について、決算・予算の承認、などを予定しております。また、講演会終了後の17:00より、懇親パーティーを開催いたしますので、ふるってご参加ください。

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