9月の新刊:ラブレーとセルバンテス

2019年 9月 20日 コメントは受け付けていません。

ラブレーとセルバンデス書影ラブレーとセルバンテス
中山眞彦(著)

判型:A5判上製
頁数:357頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0453-5 C0095
装幀:宗利淳一
10月3日発売!

《ロマン》は歴史を批判する!
近代の劈頭に現れ、「この世界に秩序と意味」を与えると同時に解体した《ガルガンチュア》/《パンタグリュエル》と《ドン・キホーテ》。そのふたりの偉大な作家と作品の深い今日性を極限にまで問いつめる強力な思考。《ロマン》(小説)についての理論の到達点。


目次
第1部 ラブレー――『パンタグリュエル』『ガルガンチュア』
 第1章 物語を作り、物語を壊す――『パンタグリュエル』『ガルガンチュア』
 第2章 反・物語
 第3章 物語を壊し、物語を呼ぶ――『第三之書』
 第4章 書くこと(エクリチュール)の冒険の果てに――『第四之書』

第2部 セルバンテス――『ドン・キホーテ』
 第1章 騎士道物語が近代と接触する
 第2章 人は言葉によって生きる――主人公ドン・キホーテについて
 第3章 ロマンへの道――テクスト『ドン・キホーテ』について

編注
引用文献一覧

編者あとがき

著者について
中山眞彦(なかやままさひこ)
1934年、京城(ソウル)市に生まれ、2018年、東京に没した。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京工業大学名誉教授。
著書には、『物語構造論 『源氏物語』とそのフランス語訳について』(岩波書店、1995年)、『小説の面白さと言語 日本現代小説とそのフランス語訳を手掛かりに』(新曜社、2004年)、『ロマンの原点を求めて』(水声社、2008年)、『危機のなかの文学――今、なぜ、文学か?』(共著、水声社、2011年)、主な翻訳には、オノレ・ド・バルザック『あらかわ』(『世界文学全集』所収、筑摩書房、1967年)、ミシェル・カズナーヴ『愛の原型 トリスタン伝説』(新曜社、1972年)、アンドレ・モーロワ『私の生活技術』(講談社、1978年、のち、『人生をよりよく生きる技術』講談社学術文庫)、ショワジール編『訴える女たち レイプ裁判の記録』(講談社、1979年)、ミシュリーヌ・ブーデ『よみがえる椿姫』(白水社、1995年)、フィリップ・ヴィガン、ステファヌ・ヴィガン『沈黙を越えて生きる夫と妻……それぞれの愛と戦いの物語』(主婦と生活社、1998年)等がある。

関連書
ロマンの原点を求めて/中山眞彦/4000円+税
危機のなかの文学/中山眞彦・赤羽研三・大鐘敦子・佐々木滋子・立花史他/3800円+税

セルバンテス全集(全7巻)/鼓直=責任編集/全7冊セット定価70000円+税
セルバンテスへ向けて アメリコ・カストロ/本田誠二訳/10000円+税
セルバンテスの芸術/本田誠二/5000円+税
セルバンテスの批評/本田誠二編/6000円+税
《ドン・キホーテ》見参! 狂気を失った者たちへ/桑原聡/2500円+税

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