8月の新刊:美についての五つの瞑想

2020年 8月 3日 コメントは受け付けていません。

美について_書影美についての五つの瞑想
フランソワ・チェン(著)
内山憲一(訳)

判型:46判上製
頁数:168頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0477-1  C0014 
装幀:滝澤和子
8月上旬発売!

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失われた楽園を喚起し、約束された楽園を呼ぶ
「美は世界を救うだろう」――世界の野蛮さを前に、なおもドストエフスキーの言葉を口にすることはできるのだろうか? カント、メルロ=ポンティをはじめとする西洋思想、〈神韻〉、〈気韻〉を芸術創造の骨子とする東洋思想を手がかりに、倫理的な〈美〉のあり方を問う。



目次

原著刊行者の序文 ジャン・ムタパ

第一の瞑想
第二の瞑想
第三の瞑想
第四の瞑想
第五の瞑想

訳注


訳者あとがき

著者について
フランソワ・チェン(François Cheng)
1929年、中国江西省南昌に生まれる。1948年に渡仏。詩人・作家・書家。2002年にアジア系初のアカデミー・フランセーズ会員に選出される。主な著書に、『中国の詩的エクリチュール』(L’Écriture poétique chinoise, Seuil, 1977)、『死と生についての五つの瞑想』(Cinq méditations sur la mort : Autrement dit sur la vie, Albin Michel, 2013/邦訳、水声社、2018年)、『魂について――ある女性への七通の手紙』(De l’âme : Sept lettres à une amie, Albin Michel, 2016/邦訳、水声社、2018年)、主な小説に、『ティエンイの物語』(Le Dit de Tianyi, Albin Michel, 1998/邦訳、みすず書房、2011年)、『さまよう魂がめぐりあうとき』(Quand reviennent les âmes errantes, Albin Michel, 2012/邦訳、みすず書房、2013年)などがある。

訳者について
内山憲一(うちやまけんいち)
1959年、長野県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、工学院大学教授。専攻、フランス文学。主な訳書に、ミシェル・ビュトール『ポール・デルヴォーの絵の中の物語』(朝日出版社、2011年)、フランソワ・チェン『死と生についての五つの瞑想』『魂について――ある女性への七通の手紙』(共に水声社、2018年)、詩集に、『おばけ図鑑を描きたかった少年』(港の人、2016年)がある。2014年度朝日埼玉文学賞 詩部門正賞受賞。

関連書
死と生についての五つの瞑想/フランソワ・チェン/2000円+税
魂について――ある女性への七通の手紙/フランソワ・チェン/2000円+税

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