6月の新刊:バフチン、生涯を語る

2021年 6月 15日 コメントは受け付けていません。

バフチン、生涯を語るバフチン、生涯を語る
M・バフチン+V・ドゥヴァーキン(著)
佐々木寛(訳)

判型:四六判上製
頁数:447頁+モノクロ別丁32頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0500-6 C0098
装幀:宗利淳一
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バフチンの唯一の〈回想録〉
20世紀最大の思想家の一人であり,21世紀にようやくその真価が明らかになりつつあるソビエト・ロシアの哲学者=文芸学者ミハイル・バフチン。晩年におこなった計13時間のインタビュー録音を,詳細な訳注付きで全訳!

回想録を書かなかったバフチンが,文芸学者ドゥヴァーキンを相手に,幼少期,ギムナジウム,大学時代から,ロシア革命,流刑,大粛清の時代を経た激動の半生と,同時代の学者,詩人,画家,音楽家たちの想い出を存分に語る,ソ連崩壊後にはじめて公刊が可能になった非公式のインタビュー。100名を超える関連人物への詳細な訳注を付す。


目次

第1回(1973年2月22日)
1916年頃まで――生家のこと,幼少時,ギムナジウム,オデッサの大学時代

第2回(1973年3月1日)
1916年,1917年――ペトログラード大学時代

第3回(1973年3月8日)
1917年―1924年――ペトログラード,ネーヴェリ,ヴィテプスク,レニングラード

第4回(1973年3月15日)
1924年―1929年――レニングラード時代

第5回(1973年3月22日)
1924年―1929年――レニングラード
1930年以降――クスタナイ,サランスク,サヴョ―ロヴォ,サランスク

第6回(1973年3月23日)
マリヤ・ユージナのこと


原注
訳注

訳者解説/佐々木寛


訳者について
佐々木寛(ささきひろし)
1949年,盛岡市に生まれる。早稲田大学第一文学部露文科卒業。同大学文学研究科露文科専修博士課程満期退学。信州大学名誉教授(ロシア文学,文学理論専攻)。
主な訳書に,『ミハイル・バフチン全著作① 行為の哲学によせて/他』(共訳,1999),『ミハイル・バフチン全著作⑤ 小説における時間と時空間の諸形式/他』(共訳,2001),『ミハイル・バフチン全著作② フロイト主義/他』(共訳,2005,以上水声社),『レーナの日記』(共訳,2017,みすず書房)などがある。

関連書
ミハイル・バフチン全著作

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