8月の新刊:文学時評1941-1944

2021年 8月 24日 コメントは受け付けていません。

文学時評文学時評1941-1944
モーリス・ブランショ(著)
郷原佳以・門間広明・石川学・伊藤亮太・髙山花子(訳)

判型:A5判上製
頁数:576頁
定価:8000円+税
ISBN:978-4-8010-0492-4 C0098
装幀:滝澤和子
9月上旬頃発売!

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<ブランショ>以前のブランショ
第二次大戦期に『ジュルナル・デ・デバ』紙に連載された、小説、詩、評伝、比較神話学、歴史言語学、神学、文明論など多岐にわたるジャンルの文学時評。批評家、思想家として本格的に活躍する以前の、ブランショの思想の原点!


著者について
モーリス・ブランショ(Maurice Blanchot)
1907年、フランスのソーヌ゠エ゠ロワール県に生まれ、2003年、ル・メニル゠サン゠ドニで没した。作家、文芸批評家。主な著書に、『謎の男トマ 1941年初版』(1941年。月曜社、2014年)、『踏みはずし』(1943年。筑摩書房、1987年)、『焔の文学』(1949。紀伊國屋書店、1997年)、『来るべき書物』(1959年。ちくま学芸文庫、2013年)、『文学空間』(1955年。現代思潮社、1962年)、『終わりなき対話』Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ(1969年。筑摩書房、2016―2017年)、『明かしえぬ共同体』(1983年。ちくま学芸文庫、1997年)などがある。

訳者について
郷原佳以(ごうはらかい)
1975年、東京都に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。パリ第7大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学大学院准教授。専攻、フランス文学。主な著訳書に、『文学のミニマル・イメージ――モーリス・ブランショ論』(左右社、2011年)、クリストフ・ビダン『モーリス・ブランショ――不可視のパートナー』(共訳、水声社、2014年)などがある。
門間広明(もんまひろあき)
1976年、宮城県に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、北海学園大学法学部准教授。専攻、20世紀フランスの文学・思想。主な著訳書に、モーリス・ブランショ『謎の男トマ 1941年初版』(月曜社、2014年)などがある。
石川学(いしかわまなぶ)
1981年、群馬県に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。パリ第7大学大学院修士課程修了。博士(学術)。現在、慶應義塾大学商学部准教授。専攻、フランス文学・思想。主な著訳書に、『理性という狂気 G・バタイユから現代世界の倫理へ』(慶應義塾大学出版会、2020年)、ドゥニ・オリエ『ジョルジュ・バタイユの反建築』(共訳、水声社、2015年)などがある。
伊藤亮太(いとうりょうた)
1985年、東京都に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専攻、フランス文学・哲学。主な論文に、「『事の次第』を読むモーリス・ブランショ――サミュエル・ベケットにおける分身と演劇」(『演劇映像学 2012』2013年)、「モーリス・ブランショ『文学空間』におけるコミュニカシオンについて」(『日本フランス語フランス文学会関東支部論集』、2014年)などがある。
髙山花子(たかやまはなこ)
1987年、北海道に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。博士(学術)。現在、東京大学東アジア藝文書院特任助教。専攻、表象文化論、思想史。主な論文に、「『瞬間』に耳を澄ますこと――モーリス・ブランショにおける声楽的概念としての『歌』」(『表象』第8号、2014年)、「声が歌になるとき――『苦海浄土』の音響世界」(『EAA Forum9 石牟礼道子を読む――世界をひらく/漂浪く』、2021年)などがある。

関連書
モーリス・ブランショ 不可視のパートナー/クリストフ・ビダン/8000円+税
モーリス・ブランショ 政治的パッション/ジャン=リュック・ナンシー/2000円+税
おしゃべり/子供部屋/ルイ=ルネ・デ・フォレ/2800円+税

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