12月の新刊:花裂ける、廃絵逆めぐり《福山知佐子画集》

2021年 12月 27日 コメントは受け付けていません。

花裂ける書影花裂ける、廃絵逆めぐり
《福山知佐子画集》
福山知佐子(著)

判型:B5判上製
頁数:192頁(内カラー48頁)
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0598-3 C0070
装幀:coppice
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花とは何か? 花は、生けるものが世界に向けてかくも開かれてあるところ、生けるものが我を忘れているところにある。 ――ジョルジョ・アガンベン
巻頭文「花――福山知佐子の絵画のために」より

枯れゆくチューリップ、しなだれ、衰微するアネモネ…。枯れながら命を終えてゆく植物たち、そしてそこに潜む生命の循環を描いた、鉛筆による素描、水彩、銀箔膠絵。20年以上にわたり、花開き、枯れ、朽ちはてる草花を描き続けた画家の集大成。

テクスト寄稿=ジョルジョ・アガンベン、水沢勉、鵜飼哲、鈴木創士

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目次

No.1~8 銀箔上のドローイング

花ーー福山知佐子の絵画のために ジョルジョ・アガンベン

No.9~123 ドローイング(鉛筆)
No.124,125 膠彩
No.126~195 ドローイング(鉛筆、水彩)
No.196 膠彩
No.197~299 ドローイング(鉛筆)

砂粒の時間ーー福山知佐子作品集に寄せて 水沢勉

もうひとつのリミット 鵜飼哲

裂け目 鈴木創士

おぼえがき

著者について
福山知佐子(ふくやまちさこ)
東京・新宿に生まれる。日本画家・毛利武彦に師事。
著書に『反絵、触れる、けだもののフラボン』(水声社、2012年)がある。
監著に『デッサンの基本』(アトリエ・ハイデ編、ナツメ社、2009年)。
詩集や評論集の装丁・装画なども多く手がける。

関連書
反絵、触れる、けだもののフラボン/福山知佐子/2200円+税

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