2月の新刊:言語の中動態、思考の中動態

2022年 2月 24日 コメントは受け付けていません。

書影_言語の中動態言語の中動態、思考の中動態
小野文・粂田文(編)

判型:四六判上製
頁数:257頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0629-4 C0080
装幀:宗利淳一
2月下旬頃発売!

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中動態のひらく視座
言語と主体と認識の枠組みをゆさぶり、思索を誘発してやまない概念、「中動態」――近年、再注目されるこの異質な概念をめぐって、言語、心理、哲学、思想、文学、芸術の観点から迫り、中動態概念の軌道と圏域を見極めようとする意欲的な試み。



目次
はじめに

バンヴェニストにおける中動態――その来し方と行方を辿って
小野文

ドイツ語の再帰的表現と態に関する意味論的再考――身体運動および精神活動の分節表象とその言語化を中心に
北條彰宏

中動態は〈主体・客体〉構造の突破口になるのか?――ラトゥールの「出来事に超過された行為」を手掛かりに
荒金直人

〝もう一つの〟芸術、〝もう一つの〟哲学
熊倉敬聡

中動態と非人称――「書く」は中動態か?
郷原佳以

心理療法と中動態――治療者が参与する主体の変容/生成の過程
藤巻るり

思い出しながら語る、語りながら思い出す――マルセル・バイアー『カルテンブルク』における中動態らしきもの
粂田文

謝辞――「あとがき」に代えて

編者/執筆者について
小野文(おのあや)
1973年生まれ。パリ第10大学大学院博士課程修了。博士(言語学)。現在、慶應義塾大学准教授。専攻、言語思想史。主な著書に、La nation d’énonciation d’Emile Benveniste(Lambert-Lucas、 2009)、『21世紀のソシュール』(共著、水声社、2018年)などがある。
粂田文(くめだあや)
1972年生まれ。上智大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、慶應義塾大学准教授。専攻、現代ドイツ文学。主な訳書に、アルフレート・デーブリーン『たんぽぽ殺し』(共訳、河出書房新社、2016年)などがある。

北條彰宏(ほうじょうあきひろ)
1957年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学准教授。専攻、心理言語学。
荒金直人(あらかねなおと)
1969年生まれ。ニース大学大学院博士課程修了。博士(哲学)。現在、慶應義塾大学准教授。専攻、哲学。主な著書に、『写真の存在論』(慶應義塾大学出版会、2009年)、主な訳書に、ブリュノ・ラトゥール『近代の〈物神事実〉崇拝について』(以文社、2017年)などがある。
熊倉敬聡(くまくらたかあき)
1959年生まれ。パリ第七大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現在、芸術文化観光専門職大学教授。専攻、芸術学。主な著書に、『藝術2.0』(春秋社、2019年)、『GEIDO論』(春秋社、2021年)などがある。
郷原佳以(ごうはらかい)
1975年生まれ。パリ第七大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学准教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『文学のミニマル・イメージ』(左右社、2011年)、主な訳書に、モーリス・ブランショ『文学時評1941-1944』(共訳、水声社、20二一年)などがある。
藤巻るり(ふじまきるり)
1972年生まれ。上智大学大学院博士前期課程修了。博士(京都大学、教育学)。現在、埼玉工業大学准教授。専攻、臨床心理学。臨床心理士・公認心理師。主な著書に、『発達障害児のプレイセラピー』(創元社、2020年)、『セラピストの主体性とコミットメント』(共著、創元社、2020年)などがある。

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