3月の新刊:ジャン・クリストフ物語

2023年 2月 22日 コメントは受け付けていません。

ジャン・クリストフ物語ジャン・クリストフ物語
ロマン・ロラン(原作)
宮本正清(翻案)
宮本ヱイ子(補訂)

判型:四六判並製
頁数:202頁
定価:1500円+税
ISBN:978-4-8010-0639-3 C0097
装幀:滝澤和子
3月上旬発売!

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《『ジャン・クリストフ』はぼくにとって、読書の喜びに目覚めさせてくれた一冊だ》――野崎歓
音楽家の家系に生まれたジャン・クリストフ。
しかし楽団員の父は酒におぼれ、やがて真面目な祖父が亡くなると、少年は働いて一家を支えなければならなくなる。
つらく退屈な日常の仕事と、思うように上手にならない作曲。彼は音楽家の才能を開花させることができるのか? 
ベートーヴェンの生涯をモデルに書かれた傑作大河小説『ジャン・クリストフ』の少年時代編を、子供たちのために読みやすくコンパクトにまとめた物語。



目次

『ジャン・クリストフ』との出会い 野崎歓

ジャン・クリストフ物語
 あけぼの
 朝

あとがき 宮本ヱイ子

原作者・翻案者について
ロマン・ロラン(Romain Rolland)
1866年、フランスの中部クラムシーに生まれ、1944年に没する。作家、音楽史家。第一次世界大戦中は反戦論を唱え、第二次世界大戦中も反ファシズムをアピールした。文学や芸術の領域で活動するだけでなく、現代社会の不正と戦い、人権擁護と自由を獲得するために政治的・社会的論争を起こし行動した。1915年、ノーベル文学賞受賞。主な作品に、大河小説『ジャン・クリストフ』、『魅せられたる魂』をはじめ、『ベートーヴェンの生涯』や『戦いを超えて』、『インド研究』などがあり、そのほか、小説、戯曲、伝記、自伝、評論、日記、書簡などの膨大な著作がある。

宮本正清(みやもとまさきよ)
1898年、高知県に生まれ、1982年に没する。早稲田大学文学部仏文学科卒業。1927年、関西日仏学館(現アンスティチュ・フランセ関西)設立に参画。1950年、大阪市立大学教授。1969年、京都精華短期大学(現京都精華大学)教授。1971年、財団法人ロマン・ロラン研究所を設立し、初代理事長を務める。主な著書に、詩集『生命の歌』、詩集『焼き殺されたいとし子らへ』、評伝『ロマン・ロラン――思想と芸術』が、ロマン・ロラン作品の訳書に、『魅せられたる魂』、『ピエールとリュース』、『ロマン・ロラン全集』全43巻(共訳)などがある。

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