8月の新刊:ミュージック・アズ・ソーシャルライフ

2015年 9月 25日 コメントは受け付けていません。

ミュージック・アズ・ソーシャルライフ
ミュージック・アズ・ソーシャルライフ 歌い踊ることのめぐる政治
トマス・トゥリノ(著)
野澤豊一(訳)
西島千尋(訳)

判型:A5判上製
頁数:441頁+CD付
定価:6000円+税
ISBN:978−4−8010−0110−7 0073 好評発売中!
装幀者: 宗利淳一

内容紹介:
世界音楽への招待――

音楽家であり、大学で民族学を講ずる教育者として名高い著者が、ペルー、ジンバブエ、アメリカでのフィールドワークで得た経験をもとに、パースやベイトソンなどの理論を用いながら、〈音楽〉の社会性=政治性を鋭く分析する、音楽民族学の理論的入門書。


目次:

はじめに
謝辞

第1章 序論――音楽の何が重要な問題なのか?
第2章 参与型パフォーマンスと上演型パフォーマンス
第3章 レコード音楽――ハイファイ型とスタジオアート型
第4章 自己・アイデンティティ・文化を基礎づける習慣
第5章 ジンバブエにおける参与型・上演型・ハイファイ型音楽
第6章 オールドタイムの音楽=ダンス――文化的仲間集団と文化的組織体
第7章 音楽と政治運動
第8章 愛のため? それともお金のため?

用語解説
参考文献および推奨される文献
付録CDのトラック・リスト
注釈つきディスコグラフィー
索引

訳者あとがき


著者・訳者紹介:
トマス・トゥリノ(Thomas Turino) 1951年、アメリカのニュージャージー州エングルウッドに生まれる。ペルーの高地やジンバブエでフィールドワークを行ってきた民族音楽学者。イリノイ大学アーバナ=シャンペーン校の音楽学部専任教員を経て、現在、同大学名誉教授。

野澤豊一(のざわとよいち) 1978年、富山県に生まれる。金沢大学人間社会環境研究科博士後期課程修了。博士(社会環境科学)。現在、富山大学人文学部准教授。専攻、文化人類学。主な論文に、「音楽と身体の人類学的研究に向けて」などがある。訳書に、クリストファー・スモール『ミュージッキング――音楽は〈行為〉である』(水声社、2011)がある。
西島千尋(にしじまちひろ) 1981年、富山県に生まれる。金沢大学人間社会環境研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、日本福祉大学子ども発達学部准教授。専攻、音楽教育学/音楽文化研究。著書に、『クラシック音楽は、なぜ〈鑑賞〉されるのか――近代日本と西洋美術の受容』(新曜社、2010)がある。訳書に、クリストファー・スモール『ミュージッキング』(水声社、2011)がある。


関連書
クリストファー・スモール 野澤豊一+西島千尋訳『ミュージッキング 音楽は〈行為〉である』 4000円+税

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