3月の新刊:ザ・プレイ――流れの彼方《現代美術スタディーズ》

2025年 2月 25日

ザ・プレイ=カバー.inddザ・プレイ
流れの彼方
《現代美術スタディーズ》
橋本梓(著)

判型:A5判上製
頁数:197頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0857-1 C0070
装幀:宗利淳一
3月中旬発売!

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目的を越えた、人間の本質としての〝遊び〟
発泡スチロールのイカダで川を下る《現代美術の流れ》。10年も夏ごとに山で落雷を待ち続ける《雷》。1960年代の前衛美術を起点としながら、今やその文脈を遥かに越え、50年以上活動を続ける特異な集団の全貌を描き出す。

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イベントのお知らせ:人文研アカデミー2024 シンポジウム「落語と学問する!」

2025年 2月 25日

来たる3月20日、京都大学人文科学研究にて、小社新刊『落語と学問する』(森本淳生・鈴木亘編)の刊行を記念し、人文研アカデミー2024 シンポジウム「落語と学問する!」が開催されます。
多種多様な問題がうごめく豊饒な落語の世界から出発し、落語に寄り添いつつ考えるアマチュアリズムの実践として、さまざまな分野から本書を執筆された皆様に語っていただきます。
ぜひ、この機会にご参加ください。
イベント_チラシ_落語と学問する

日時:2025年3月20日(木・祝)14時~17時
会場:京都大学人文科学研究所 本館4階 大会議室 + Zoomオンライン (ハイブリッド開催)
司会:森本淳生(京都大学人文科学研究所)
コメンテーター:藤原辰史(京都大学人文科学研究所)
参加方法:会場参加/ライブ配信(Zoom ウェビナー) 入場・視聴無料
参加方法・プログラムをはじめ、詳細は、以下の京都大学人文科学研究所のページをご覧ください。
https://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/symposium/zinbun-academy-2025-03-20.html

 

3月の新刊:落語と学問する

2025年 2月 25日

落語と学問する_書影落語と学問する
森本淳生・鈴木亘(編)

判型:46判並製
頁数:268頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0848-9 C0076
装幀:西山孝司
3月中旬発売!

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落語的思索のすすめ
落語は、世の習いに潜むおかしさを明かし、聴く者に問いを投げかけているのではないだろうか? 言葉と身ぶりが生み出す融通無碍の世界とともに、文学、美学、映画学、文化人類学、歴史学、パフォーミング・アーツを介して、考える楽しみへと誘う、異色のエッセー集!

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3月の新刊:理性の周縁——古典主義時代と近代の再考

2025年 2月 14日

理性の周縁_書影データ理性の周縁
古典主義時代と近代の再考
鈴木球子(編)

判型:A5判上製
頁数:213頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0850-2 C0098
装幀:西山孝司
3月上旬頃発売!

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豊饒な周縁へ
理性による認識を越えるものを、人間はどのように捉えようとしてきたのか。啓蒙に対して反啓蒙を対置することなく、改めて理性を称揚するわけでもなく、近代を推し進めてきた理性主義を再考し、理性の埒外にある豊饒なものを掬い上げる試み。
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2月の新刊:J・M・クッツェー 命をめぐる思索

2025年 2月 12日

J.M.クッツェー_書影J・M・クッツェー 命をめぐる思索
『夷狄を待ちながら』から『恥辱』へ
川村由美(著)

判型:A5判上製
頁数:218頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0767-3 C0098
装幀:宗利淳一
2月中旬発売!


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歌い継がれる《不死の願い》
南アフリカ出身のノーベル文学賞作家、J・M・クッツェー。難解とされてきたその作品世界の根幹をなすメカニズムとは? 創作ノートを精査することで、内容・舞台、そして発表時期のまったく異なる代表作『夷狄を待ちながら』『恥辱』に続編関係を見出し、立体的に精読する、クッツェー研究の新たなる到達点。

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イベントのお知らせ:ACUT 2024 × ソノ アイダ #東京大学 talk_07《美学と感性術のあいだ——エステティクス再考2》

2025年 2月 12日

来る2月21日、東京大学アートセンター(本郷キャンパス)で開かれるトークイベント「ACUT 2024 × ソノ アイダ #東京大学 talk_07《美学と感性術のあいだ——エステティクス再考2》」に、小社刊行『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』(マシュー・フラー+エヤル・ヴァイツマン著)の訳者、中井悠先生がご登壇されます。

中井先生のほか、『芸術の逆説』、『西洋美学史』などの著作で長年日本の美学研究を牽引してきた小田部胤久先生と、2人の研究室で学ぶ有吉玲氏との3名で、エステティクスの2つの訳語のあいだに潜む「学」と「術」の交差・すれ違いや、そこから浮かび上がる美と感性をめぐる思考における翻訳の影響について語りあいます。

当日は対面(先着20名)+オンラインでの配信となります。奮ってご参加ください。

調査的感性術_書影


ACUT 2024 × ソノ アイダ #東京大学 talk_07《美学と感性術のあいだ——エステティクス再考2》
日時:2025年2月21日(金)17時00分~18時30分
会場:東京大学アートセンター 01_ソノ アイダ(本郷キャンパス・通信機械室)
参加方法:対面+オンライン配信(入場無料、要事前申込み、対面は先着20名)
登壇者:小田部胤久(美学者、東京大学名誉教授、日本学士院会員)、有吉玲(東京大学文学部4年、美学芸術学専修)、中井悠(東京大学総合文化研究科准教授、副産物ラボ主催)。
主催:東京大学芸術創造連携研究機構(ACUT)
共催:ソノ アイダ

詳細・お申し込みは、下記のGoogleフォームを参照してください。
https://rb.gy/c9ujaj

 

イベントのお知らせ:ACUT 2024 × ソノ アイダ #東京大学 talk_04《記憶と再生のあいだ——エステティクス再考1》

2025年 1月 29日

来る2月3日、東京大学アートセンター(本郷キャンパス)で開かれるトークイベント「ACUT 2024 × ソノ アイダ #東京大学 talk_04《記憶と再生のあいだ——エステティクス再考1》」に、小社刊行『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』(マシュー・フラー+エヤル・ヴァイツマン著)の訳者、中井悠先生が登壇されます。

中井先生のほか、「ヒロシマ・アーカイブ」や「記憶の解凍」など、出来事の記憶をテクノロジーによって追体験可能にするプロジェクトを手がけてきた渡邉英徳先生と、2人の研究室で学ぶ冨田萌衣氏との3名で、個人的な記憶と社会的な記録が交差する場におけるリアリティの創出・再生や、その過程で浮かび上がる感性/美的判断の共有について語りあいます。

当日は対面(先着20名)+オンラインでの配信となります。奮ってご参加ください。

調査的感性術_書影


ACUT 2024 × ソノ アイダ #東京大学 talk_04《記憶と再生のあいだ——エステティクス再考1》
日時:2025年2月3日(月)17時00分~18時30分
会場:東京大学アートセンター 01_ソノ アイダ(本郷キャンパス・通信機械室)
参加方法:対面+オンライン配信(入場無料、要事前申込み、対面は先着20名)
登壇者:渡邉英徳(工学者、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授)、冨田萌衣(東京大学文学部3年、考古学専修)、中井悠(東京大学総合文化研究科准教授、副産物ラボ主催)。
主催:東京大学芸術創造連携研究機構(ACUT)
共催:ソノ アイダ

詳細・お申し込みは、下記のGoogleフォームを参照してください。
https://rb.gy/fdkmo7

 

2月の新刊:リベラルアーツと芸術

2025年 1月 22日

リベラルアーツと芸術_書影リベラルアーツと芸術
石井洋二郎・鈴木順子(編)

判型:四六判並製
頁数:259頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0846-5 C0070
装幀:宗利淳一
2月上旬発売!

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芸術こそ、真のリベラルアーツである
常識を揺さぶり、日常生活に埋もれた感性を目覚めさせる芸術作品は、自由を見つけるリベラルアーツの実践そのものではないだろうか? 社会を映す作品を通じて世界の見方を問いなおす、芸術教育/リベラルアーツ教育のあり方を探る。
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1月の新刊:コモン・グラウンドの倫理――デュラス、フーコー、シャールの文学空間《言語の政治》

2025年 1月 17日

コモン・グラウンドの倫理_書影コモン・グラウンドの倫理
デュラス、フーコー、シャールの文学空間
《言語の政治》
ロバート・ハーヴェイ(著)
中川真知子(訳)

判型:A5判上製
頁数:439頁
定価:6500円+税
ISBN:978-4-8010-0840-3 C0098
装幀:中山銀士(協力=金子暁仁)
1月下旬頃発売!

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想像力が開く共感の空間
「パルタージュ(共有/分断)」を鍵として、デュラス作品における災厄の痕跡へ肉薄し、シャールの詩作のうちに不朽の希望を探る。フーコー、アガンベン、ディディ゠ユベルマンとともに、フランス文学に刻まれた生政治の記憶を浮上させる試み。

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12月の新刊:エリック・ロメール ある映画作家の生涯

2024年 12月 17日

エリック・ロメール_書影エリック・ロメール
ある映画作家の生涯
アントワーヌ・ド・ベック、ノエル・エルプ(著)
坂巻康司、寺本成彦、寺本弘子、永田道弘(訳)

判型:A5判上製
頁数:760頁+別丁16頁
定価:10000円+税
ISBN:978-4-8010-0826-7 C0074
装幀:宗利淳一
12月下旬発売!

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あたかも複数の人物であるかのように
映画作家と教師。批評家と小説家。リアリズムと夢想。ロメールとシェレール。同時に二つであろうとした、ヌーヴェル・ヴァーグの旗手の特異なる生。批評、書簡、証言、未刊行資料を縦横に結び、ロメールを現代に解き放つ初の本格評伝。

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12月の新刊:グリルパルツァー戯曲選——リブッサ/夢は人生

2024年 12月 17日

グリルパルツァーグリルパルツァー戯曲選
リブッサ/夢は人生
フランツ・グリルパルツァー(著)
城田千鶴子(訳)

判型:四六判上製
頁数:336頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0834-2 C0074
装幀:齋藤久美子
12月下旬発売!

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19世紀オーストリア最高の劇作家の代表作2編を収録
現世の<愛>を超克し、死を前に予見者としての天命をとりもどす女領主を描く悲劇『リブッサ』。
古代ペルシャを舞台に王に成り上がろうとした若者の<権力>と<夢>をめぐる『夢は人生』。

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12月の新刊:コリーヌ あるいはイタリア

2024年 12月 12日

コリーヌ _ジャケ入稿_修正コリーヌ あるいはイタリア
スタール夫人=著 
佐藤夏生=訳

判型:A5判上製
頁数:456頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0845-8 C0097
装幀:齋藤久美子
12月下旬発売!

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桂冠詩人コリーヌは、恋人の英国軍人オズワルドとともに、ローマ、ナポリ、遠くヴェネツィアまでも旅する。硬直した社会と、祖国への義務に阻まれ揺れ動く恋と苦悩を描く傑作小説。  

《私の中には、書くことによっても表現しきれない苦痛があります。私にはその力がありませんが、愛だけが、その謎の深淵を探り当てることができるでしょう。》(本文より) Read the rest of this entry »

 

12月の新刊:点描の美術史――印象派から現代アートまで

2024年 12月 9日

点描の美術史_書影点描の美術史
印象派から現代アートまで
加藤有希子(著)

判型:四六判並製
頁数:250頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0831-1 C0070
装幀:木村稔将
12月中旬発売!

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〈点描〉という症候
世界を断片化する多焦点の表象――点描。鮮やかな色片に秘められた近現代の暴力性を、ダイナミックに描き出す。

《本書に登場する画家たち》
モネ/スーラ/ゴッホ/セザンヌ/マティス/ピカソ/ポロック/リキテンスタイン/ハースト/草間彌生  ほか

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12月の新刊:マヤ・デレン――眼差しは何を見ていたのか

2024年 12月 9日

マヤ・デレン書影マヤ・デレン
眼差しは何を見ていたのか
石井達朗(著)

判型:四六判上製
頁数:298頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0837-3 C0070
装幀:宗利淳一
12月中旬発売!

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ヴードゥーに魅入られた〈実験映画の女神〉
トロツキスト、ダンサー、実験映画作家、ヴードゥーの研究者にしてその根っからの信奉者……
現実と夢幻のはざまを鏡像のようにゆらめく激しい生のなかで、何を見つめ、何を求めていたのか。代表作『午後の網目』から人類学的な著作『聖なる騎手たち』までを含む全作品を網羅し、知られざる全貌を明らかにする。

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12月の新刊:〈現実〉論序説――フィクションとは何か? イメージとは何か?

2024年 11月 29日

現実論_書影〈現実〉論序説
フィクションとは何か? イメージとは何か?
塚本昌則・鈴木雅雄(編)

判型:A5判上製
頁数:506頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0836-6 C0098
装幀:宗利淳一
12月中旬発売!

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イメージとフィクションは〈現実〉を変容させ、〈真実〉を再創造する
人文学のラディカルな再編のさなか、イメージと言語、身体と表象の関係を再定義する、16名の倦むことなき横断的思考。人文知の地勢図を描きなおし、来たるべき〈現実〉論への途を示す前人未到の試み。

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12月の新刊:バルザック『あら皮』研究——ダンテとラブレーから読み解く複合的構想

2024年 11月 29日

あら皮研究 _ジャケバルザック『あら皮』研究
ダンテとラブレーから読み解く複合的構想
吉野内美恵子(著)

判型:A5判上製
頁数:256頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0844-1 C0098
装幀:齋藤久美子
12月上旬発売!

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『あら皮』の結末から、天国を透かし見る
ダンテとラブレーの精読を経て、悪魔に魂を売った破滅の物語の『あら皮』は、罪の浄化というもう一つの物語に反転する――
「風俗研究」と「哲学的研究」の架橋をもくろむバルザックの広大な構想が明らかに。

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11月の新刊:マルグリット・ド・ヴァロワ——一人の女性の物語、一つの神話の歴史

2024年 11月 27日

マルグリットドヴァロワ_書影マルグリット・ド・ヴァロワ
一人の女性の物語、一つの神話の歴史
エリアーヌ・ヴィエノ(著)
鍛治義弘(訳)

判型:A5判上製
頁数:448頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0818-2 C0022
装幀:齋藤久美子
11月下旬発売!

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詩人、弁護人、フェミニストとしての王妃マルグリット 
兄弟との恋愛関係、退廃した生活、政敵の暗殺……ヴァロワ朝最後の王妃から悪女〈マルゴ〉のイメージを払拭すべく、回想録と書簡、後世の歴史家たちの著作を精査し、フランスの女性貴族をめぐる歴史的文脈とフェミニスト運動の展開を辿りながら、〈マルゴ伝説〉誕生の経緯と、神話の裏に隠された王妃の実像を明らかにする。

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12月の新刊:君自身のアートへ

2024年 11月 21日

君自身のアートへ_書影君自身のアートへ
小林康夫(著)

判型:四六判並製
頁数:167頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0835-9 C0070
装幀:宗利淳一
12月上旬発売!

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迷える若きアーティストへ
苛烈なカタストロフィーの時代のただ中にあって、今、〈アーティスト〉であることに何の意味があるのか?
半世紀にわたってアートと並走した哲学者が贈る、過激な挑発!

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イベントのお知らせ:『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』読書会

2024年 11月 20日

『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』読書会

来る11月27日、東京藝術大学において、『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』(マシュー・フラー+エヤル・ヴァイツマン著、中井悠訳、2024年10月小社刊)の読書会が開催。本書の訳者である中井悠先生の報告が行われます。当日はオンラインでの配信のみとなりますが、ふるってご参加ください。

調査的感性術_書影

『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』読書会
報告:「プレテクスト――感性術の翻訳/翻訳の感性術」|中井悠(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
日時:2024年11月27日(水)19時00分~21時00分
会場:東京藝術大学音楽学部上野キャンパス国際交流棟4階GA講義室
参加方法:ライブ配信
配信方法:Zoom
主催:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 毛利嘉孝研究室+清水知子研究室、ポストメディア研究会(Post-Media Research Network)

詳細・お申し込み・お問い合わせは、下記の東京藝術大学HPを参照してください。
https://ga.geidai.ac.jp/2024/11/19/investigative-aesthetics/


 

11月の新刊:歌、燃えあがる炎のために《フィクションの楽しみ》

2024年 11月 8日

歌、燃えあがる炎のために書影歌,燃えあがる炎のために
《フィクションの楽しみ》
フアン・ガブリエル・バスケス(著)
久野量一(訳)

判型:四六判上製
頁数:265頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0833-5 C0097
装幀:宗利淳一
11月上旬発売!

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物語は誰かの手によって語り直される、慰めのために、励ましのために、そして真実のために……
数奇な運命を辿り作家の手元に届いた物語――忘却された真実を捉える写真、愛憎極まった読者からの手紙、匿名の暴力に晒される失踪劇、理由なき殺人を生き延びた男の撮る映画、伝説的ヴォーカリストの最後の録音、自由を求めて生きた女性の評伝――こぼれ落ちた記憶に息吹をあたえ、物語を歌いあげる9作品。

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