2011年 11月 18日
波戸岡景太
コンテンツ批評に未来はあるか
四六判上製232頁/2500円+税
ISBN978-4-89176-882-9 C0095
11月21日頃発売
ここから世界を書き換えろ!
データベース化が進行し、人間と社会とが
ますます乖離してゆく現在、
《コンテンツ》はどのように語りうるのか?
村上春樹や『シュタインズ・ゲート』、エミネム、
『もののけ姫』にいたる多彩な表現を通して、
この《21世紀》を新たに読み直すための果敢な実践。
*
《実体と記憶と起源。およそすべての文化的営みは、
これら抜きでは語れない。そして、コンテンツという概念は、
これら三者の結びつきが欠落した世界の可能性を示唆する。
はたして、その世界は私たちの「未来」なのか。
コンテンツ批評のこれからを考えることは、
私たちの世界を再考することを意味するのだ。》——本文より
*
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会場……
ジュンク堂書店池袋本店 4階喫茶にて。入場料1,000円(ドリンク付)
定員……40名
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TEL. 03-5956-6111/ FAX.03-5956-6100
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk.html#20111020ikebukuro
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■ 波戸岡 景太『コンテンツ批評に未来はあるか』(水声社)刊行記念
コンテンツ批評とはなにか?
波戸岡 景太(アメリカ文学者)×
大澤 真幸(社会学者)
2011年12月8日(木)19:30~
「コンテンツ」は、デジタル化が進行する現在のメディア状況のなかで、
おそらくもっとも流布しているキータームです。
これは、映像であれ楽曲であれテキストであれ、その作り手と受け手との
あいだをとりもつメディアが発達し、多様化した結果、
逆説的に売り買いされることになった作品の、「中身」「実質」「意味」を
あらわす言葉ですが、では、その「コンテンツ」を「批評する」とは、
具体的にどういうことでしょうか?
今回は、アメリカ文学者の波戸岡景太さんの新著、
『コンテンツ批評に未来はあるか』(水声社)刊行※を記念して、
いま論壇にもっとも精力的に発言している社会学者・大澤真幸さんをゲストに、
アニメ化も話題のゲーム『シュタインズ・ゲート』から、
アメリカ現代文学の最高峰トマス・ピンチョンの世界に至る、
幅広いコンテンツの〈群れ〉を対象に、
新世紀の「批評」を対話的に実践する試みとなります。
波戸岡景太(はとおか・けいた)
1977年、神奈川県に生まれる。明治大学准教授。専攻、アメリカ文学。
著書に、『ピンチョンの動物園』(水声社)、『オープンスペース・
アメリカーー荒野から始まる環境表象文化論』(左右社)がある。
大澤真幸(おおさわ・まさち)
1958年、長野県に生まれる。社会学者。月刊誌『THINKING「O」』主宰。
著書に『身体の比較社会学』(I・II、勁草書房)、『増補 虚構の時代の果て』
(ちくま学芸文庫)、『文明の内なる衝突』(NHKブックス)などがある。