7月の新刊: 岸田劉生――実在の神秘,その謎を追う

2018年 8月 6日 コメントは受け付けていません。

岸田劉生岸田劉生
実在の神秘,その謎を追う
ふくやま美術館・豊橋市美術博物館(編著)

判型:B5判変型並製
頁数:160頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0353-8 C0070
ブックデザイン:宗利淳一
7月下旬発売!


没後90年を迎え,ふくやま美術館,豊橋市美術博物館で開催される《岸田劉生展――実在の神秘,その謎を追う》の公式図録。
岸田劉生は39歳という短い生涯ではあったが,日本の近代美術にとり根本的な課題であった西洋の新しい表現と日本の伝統美術との相克に立ち向かった画家であった。風景画《橋》,肖像画《自画像》,《画家の妻》,麗子像《二人麗子図》,《麗子肖像(麗子五歳之像)》などをはじめ青年期から晩年までの作品94点を掲載。岸田夏子のエッセイほか論考3本を付す。

目次
写実に欠如についての考察  岸田夏子 
Ⅰ 風景画・初期
Ⅱ 肖像画
Ⅲ 麗子像
Ⅳ 静物画
Ⅴ 風景画
Ⅵ 版画・日本画
劉生の写実――草土社時代を中心に 丸地加奈子
綻びと繕い――1920年代に岸田劉生が求めたもの 谷藤史彦
パリに展示された麗子像――1922年国民美術協会サロン日本美術展への出品 鈴木一生
関連年表
主要参考文献
作品リスト

執筆者
岸田夏子(きしだなつこ)画家
丸地加奈子(まるちかなこ)豊橋市美術博物館主任学芸員
谷藤史彦(たにふじふみひこ)ふくやま美術館相談員
鈴木一生(すずきいっせい)ふくやま美術館学芸員

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