7月の新刊:ルネ・ドーマル――根源的な体験《シュルレアリスムの25時》第2期

2019年 7月 22日 コメントは受け付けていません。

書影_ドーマルルネ・ドーマル
根源的な体験
《シュルレアリスムの25時》
谷口亜沙子(著)

判型:四六判上製
頁数:287頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0306-4 C0398
装幀:宗利淳一
7月25日頃発売!

確信をたどるように生き、確信が灯るように話す。
聖なる山の登攀をめざすユーモラスな冒険小説『類推の山』を書いたルネ・ドーマルは、いかにしてあの清澄な筆致にたどり着いたのか。彼岸体験で得た確信を導きに生と言葉に一切の偽りを許さなかった詩人の歩みから、真に人生を照らすポエジーが立ち現れる!

いつだって難しいのは、いくつもの生を同時に送ることです。というよりも、たったひとつの中心にある生の光に照らされるようにして、一瞬一瞬の、あらゆる小さな生を生きることです。そんなことは、ほとんど不可能です。それでも、この〈ほとんど〉という小さな一語にこそ、人間にとってのあらゆる希望がひそんでいるのです。「序章」より


目次
序章 光
第1章 不可視のもの
第2章 一なるもの
第3章 神という語
第4章 四人の師
第5章 『反=天空』から『聖戦』へ
終章 詩
付録 ルネ・ドーマル詩文選
 スピノザの非=二元論あるいは哲学のダイナマイト(抄)
 糧を探して
 性生活のクロニクル――接触なしに生じる遺精の六つのケース(抄)
 顔のない体と体のない頭部(抄)
 根源的な体験〔決定的な思い出〕
 聖戦

註/略年譜/書誌/あとがき

著者について
谷口亜沙子(たにぐちあさこ)
1977年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。パリ第7大学文学博士号取得。現在、明治大学准教授。専攻、20世紀フランス文学。主な著書に、『ジョゼフ・シマ 無音の光』(水声社、2010)、主な訳書に、ルネ・ドーマル『大いなる酒宴』(風濤社、2013)、ギュスターヴ・フローベール『三つの物語』(光文社、2018)などがある。

シュルレアリスムの25時(第2期)
全巻一覧のページはこちらです。


Comments are closed.