7月の新刊:レーモン・クノー伝

2019年 7月 26日 コメントは受け付けていません。

レーモンクノー伝レーモン・クノー伝
ミシェル・レキュルール(著)
久保昭博・中島万紀子(訳)

判型:A5判上製
頁数:445頁
定価:7000円+税
ISBN:978-4-8010-0366-8 C0098
装幀:滝澤和子
7月下旬頃発売!

数学者として、作家として、「手のひらの中のわずかばかりの埃」として……
シュルレアリスム影響を受けた青年期から、物書き狂人の研究、コレージュ・ド・パタフィジック参加やウリポの創設などを経て、いかにして規格外の言語遊戯作家になったのか。『文体練習』や『地下鉄のザジ』で知られる作家の、知られざる生涯を描く、伝記研究の泰斗による、決定版評伝。

著者について
ミシェル・レキュルール
1941年、フランスのドーヴィルに生まれる。ル・アーヴル大学元教員。伝記作家、ノルマンディ研究家。マルセル・エメの伝記を執筆するほか、エメの選集やプレイヤード版著作集の編纂に関わるなど、多岐にわたる活動で知られる。

訳者について
久保昭博 (くぼあきひろ)
1973年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。パリ第三大学博士課程修了(文学博士)。現在、関西学院大学教授。専攻、フランス文学、文学理論。主な著書に、『表象の傷』(人文書院、2011)、主な訳書に、レーモン・クノー『地下鉄のザジ』(水声社、2011)、ジャン=マリー・シェフェール『なぜフィクションか?』(慶應義塾大学出版会、2019)などがある。
中島万紀子(なかじままきこ)  
1973年、神奈川県鎌倉市生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。リヨン第二大学DEA課程修了。現在、早稲田大学講師。専攻、フランス文学。主な著書に、『大学一・二年生のためのすぐわかるフランス語』(東京図書、2005)、訳書に、レーモン・クノー『サリー・マーラ全集』(水声社, 2011)セバスチャン・ロファ『アニメとプロパガンダ』(共訳、法政大学出版局、2011)などがある。

関連書
レーモン・クノー・コレクション

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