7月の新刊:スペイン文明論集Ⅰ[文学・言語篇]

2025年 7月 25日 コメントは受け付けていません。

スペイン文明論集1_書影スペイン文明論集Ⅰ
[文学・言語篇]
アメリコ・カストロ(著)
本田誠二(編訳)

判型:A5判上製
頁数:663頁
定価:10000円+税
ISBN:978-4-8010-0842-7 C0022
装幀:齋藤久美子
7月下旬発売!

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セルバンテス、ロペ・デ・ベーガ、サンタ・テレーサ…
20世紀スペイン屈指の歴史家=文芸批評家が、西欧文明とイスラーム文明の狭間で育まれた特異な〈スペイン性〉の輝きを、黄金世紀文学や神秘主義的著作の精読を通じて描き出す。



目次
スペイン文明の意味
サンタ・テレーサと他のエッセー
16世紀・17世紀の名誉の概念についての若干の考察
言語・教育・文学(抄)
ラプラタ諸国の言語学的特殊性とその歴史的意味
イタの主席司祭の『良き愛の書』
セルバンテスは『嫉妬深いエストレマドゥーラ男』のなかで、我々の手からすり抜ける
我が未知なりしスペイン(抄)

著者について
アメリコ・カストロ(Américo Castro)
1885年、ブラジルのカンタガーロに生まれ、1972年、スペインのジローナ近郊にて没する。現代スペインを代表する歴史家・文芸批評家。おもな著書に、本書のほか、『セルバンテスの思想』(1925年。本田誠二訳、法政大学出版局、2004年)、『歴史のなかのスペイン』(1948年。本田誠二訳、水声社、2020年)、『セルバンテスへ向けて』(1957年。本田誠二訳、水声社、2008年)、『セルバンテスとスペイン生粋主義』(1967年。本田誠二訳、法政大学出版局、2006年)などがある。

編訳者について
本田誠二(ほんだせいじ)
1951年、東京に生まれる。東京外国語大学大学院外国語学研究科(ロマンス語系言語)修了。神田外語大学名誉教授。専攻、スペイン黄金世紀文学。おもな著書に、『セルバンテスの芸術』(2005年)、『セルバンテスの批評』(編著、2018年)などが、おもな訳書に、カルロス・フエンテス『テラ・ノストラ』(2016年)、『セルバンテス全集』(共訳、2016年-2018年、以上いずれも水声社)などがある。

関連書
アメリコ・カストロ——スペイン史学のドン・キホーテ 本田誠二/3000円+税
セルバンテスへ向けて——『わがシッドの歌』から『ドン・キホーテ』へ アメリコ・カストロ/本田誠二訳/10000円+税
スペイン人とは誰か——その起源と実像 アメリコ・カストロ/本田誠二訳/8000円+税
歴史のなかのスペイン アメリコ・カストロ/本田誠二訳/8000円+税
スペインの歴史的現実 アメリコ・カストロ/本田誠二訳/8000円+税

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