煙滅書評情報

2010年 4月 1日 コメントは受け付けていません。

ますますご好評いただいております『煙滅』が、またもやさまざまな媒体に紹介されました。
ありがとうございます!(編集部 Ka)

郷原佳以氏(2010年3月20日付図書新聞)
→文字の欠落こそが物語を成立させるこのテクストの逆説的な力強さが、
悲劇的な筋をユーモアで押さえ込むことに成功している。


野崎歓氏(『フリースタイル11』)
→〔『煙滅』は〕日本語の歴史においての一大事件とさえ言うべきかもしれない。脱帽。

久保昭博氏(『ふらんす』2010年4月号)
→ジェノサイドを喚起する戦争小説であり、言語に実存を賭す20世紀自伝文学であり、
〔……〕要するに「語り得ぬもの」を主題とする戦後小説の傑作である。


笠間直穂子氏(『週刊朝日』2010年4月9日増大号)
→形式ばった実験文学? とんでもない。〔……〕ユーモラスで不気味な雰囲気を醸し出す、
渾身の名訳。


豊崎由美氏(『婦人画報』2010年5月号)
→私に文体の愉悦を教えてくれた本。ひねりの効いたミステリーであり、
〔……〕小説好きにはこたえられません。

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