フェリスベルト・エルナンデス『案内係』刊行記念イベントのお知らせ

2019年 10月 10日 コメントは受け付けていません。

浜田和範×柴田元幸
フェリスベルト・エルナンデス『案内係』刊行記念イベント
〜フェリスベルト・エルナンデスへの案内係〜

日時:2019年11月6日(水)
場所:本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
開場:19:00~21:00 (18:00開場)
参加費:1,500円+1 drink 500

※参加をご希望の方は、本屋B&Bのウェブサイト(http://bookandbeer.com/event/20191106/)をご覧ください。

案内係 書影《1950年にフェリスベルト・エルナンデスを読んでいなかったら、私は今日のような作家にはなっていないだろう》とガルシア・マルケスに言わしめたウルグアイの作家、フェリスベルト・エルナンデスをご存知でしょうか。今年6月に『案内係』(浜田和範訳、水声社)として作品集が翻訳されたことにより、日本ではじめて本格的に紹介されることになりました。
親密で謎めいた独自の世界をどこまでも追い求めるその作風は、ともすれば読者を戸惑わせる捉えどころのないもの。しかし一方でこの「誰とも似ていない作家」(イタロ・カルヴィーノ)が、数々の作家を魅了し、熱狂的なファンを獲得してきたのも確かです。
今回のイベントでは、本書の訳者・浜田和範氏と、翻訳が刊行される前からwebマガジン『考える人』でフェリスベルトを紹介されていた柴田元幸氏をお迎えして、この作家の魅力を存分に語っていただきます。
フェリスベルト・エルナンデスを読まれていない方も、すでに読まれている方も、最高の案内人たちによる本イベントに、ぜひ足をお運び下さい。


登壇者について
浜田和範(はまだかずのり)
1980年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、慶應義塾大学ほか非常勤講師。専攻、現代ラテンアメリカ文学。主な著書には、『抵抗と亡命のスペイン語作家たち』(共著、洛北出版、2013年)などがある。

柴田元幸(しばたもとゆき)
1954年、東京都生まれ。米文学者・東京大学名誉教授。翻訳家。『生半可な學者』(白水社、1992年)で講談社エッセイ賞受賞。『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会、2005年)でサントリー学芸賞受賞。トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。翻訳の業績により早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。アメリカ現代作家を精力的に翻訳するほか、著書も多数。文芸誌「MONKEY」の責任編集を務める。

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