6月の新刊:中村真一郎手帖16

2021年 6月 23日 コメントは受け付けていません。

書影_中村16中村真一郎手帖16
中村真一郎の会(編)

判型:A5判並製
頁数:160頁
定価:1500円+税
ISBN:978-4-8010-0572-3 C0091
装幀:齋藤久美子
6月下旬頃発売!

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戦後文学の旗手・中村真一郎の業績を顕彰する研究・活動を続けている〈中村真一郎の会〉の機関誌第16号。本号では,特集1〈中村真一郎と三島由紀夫〉と題して,長大な小説を構想し,創作に打ち込んだ二人の交錯に迫る。また,膨大な中村作品から,これぞという一冊を9名が紹介する,特集2〈中村真一郎,この一冊〉を掲載! 中村文学への格好の手引き。

目次

■特集《中村真一郎と三島由紀夫》
ドミニク・パルメさんに聞く――『夏』と『仮面の告白』の翻訳を通して 聞き手=井上隆史
円周上のふたり――真一郎と三島 井上隆史
中村真一郎と三島由紀夫――エロスと能をめぐって 鈴木貞美

■特集《中村真一郎,この一冊》
戦争体験の意味――長編小説『死の影の下に』へ 池内輝雄
『死の影の下に』の覚悟 近藤圭一 
「空に消える雪」を朗読して 松岡みどり
中村真一郎の「薔薇」を追って――短篇「虚空の薔薇」と初期の詩 朝比奈美知子
ネルヴァル『幻想詩篇』からの創造――『時のなかへの旅』 田口亜紀
『時のなかへの旅』の試み 渡邊啓史
『夏』再読 小林宣之
『頼山陽とその時代』をめぐる旅 木村妙子
『木村蒹葭堂のサロン』を読む 大藤敏行

■中村真一郎を読む
翻訳家・中村真一郎――その偏愛の訳語について 三枝大修

■コロナ禍のなかで……
コロナ禍を逆手に取る 山崎吉朗
チリメン本のこと 山村光久
疫病禍のなかで 松岡みどり

■追悼 山崎剛太郎
ピュア,シンプル,コンパッシオン――山崎剛太郎さんの生き方 小山正見

■中村真一郎の会
短信/趣意書/会則

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