11月の新刊:鏡のある館

2021年 11月 17日 コメントは受け付けていません。

鏡のある館鏡のある館
アントニオ・ムニョス・モリナ(著)
大河内健次(訳)

判型:四六判上製
頁数:410頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0603-4 C0098
装幀:齋藤久美子
11月下旬発売!

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灰になった原稿を求めて
過去・現在・未来の物語が反射し合い、ひとつの殺人事件の真相が浮かび上がる実験的推理小説。フランコ政権下の1969年、左翼思想を持った大学院生で作家志望のミナヤは、27年世代の幻の詩人ハシント・ソラナの散逸した作品の調査を行い、博士論文にすることを思いつくのだが……。


著者について
アントニオ・ムニョス・モリナ (Antonio Muñoz Molina)1956年、スペイン、グラナダ州ハエン県ウベダに生まれる。フランコ政権反体制運動に参画後、公務員やコラムニストを務める傍、文筆活動を開始する。本書でPremio Icaro 賞を受賞。主な作品に、El invierno en Lisboa (1987, Seix Barral), Beltenebros (1989, Seix Barral), Sefarad (2001, Alfaguara) などがある。

訳者について
大河内健次 (おおこうちけんじ)
1938年、福島県二本松市に生まれる。東京外国語大学イスパニア語科(国際専修)卒業。東京銀行に入行後、ブラッセル支店、ミラノ支店、マドリッド支店、ブラジル東京銀行などで勤務する。退職後は国際基督教大学高等学校でスペイン語を教える。

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