12月の新刊:存在の冒険――ボードレールの詩学

2021年 12月 16日 コメントは受け付けていません。

存在の冒険_書影存在の冒険
ボードレールの詩学
小林康夫

判型:四六判上製
頁数:245頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0616-4 C0098
装幀:齋藤久美子
1月上旬頃発売!

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乏しき時代の《現代性》
ボードレールの詩のひとつひとつに深く刻み込まれた〈傷〉を手がかりに、『悪の華』から『パリの憂愁』に至る詩人の冒険を、存在という観点から剔抉する。



目次
存在の冒険――ボードレールの詩学

補遺
イマージュⅠ――記号とその影 
イマージュⅡ――仮面とその影 
イマージュⅢ――鏡とその影 
劇(ドラマ)――読むことについて 
希望の詩学――清水昶と吉増剛造 
回帰する原点――〈あとがき〉にかえて 

著者について
小林康夫(こばやしやすお)
1950年、東京都に生まれる。東京大学名誉教授。哲学者。主な著書には、『不可能なものへの権利』(書肆風の薔薇/水声社、1988年)、『表象の光学』(未来社、2003年)、『君自身の哲学へ』(大和書房、2015年)、『絵画の冒険』(東京大学出版会、2016年)、共編著には、『知の技法』(東京大学出版会、1994年)、主な訳書には、ジャン゠フランソワ・リオタール『ポスト・モダンの条件』(水声社、1989年)などがある。

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