12月の新刊:一九二二年を読む——モダンの現場に戻って

2021年 12月 23日 コメントは受け付けていません。

1922年を読む書影一九二二年を読む
モダンの現場に戻って
マイケル・ノース(著)
中村亨(訳)

判型:A5判上製
頁数:448頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0600-3 C0098
装幀:滝澤和子
1月上旬頃発売!

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モダニズム文学の代表作『ユリシーズ』、『荒地』の誕生から100年
1922年に焦点をあて、ジョイス、エリオット、ウィトゲンシュタイン、フロイト、ヴァージニア・ウルフ、マリノフスキー、ガートルード・スタイン、リップマン、そしてチャップリンらの著作をとおして、モダニズム文学が政治、経済、社会、文化の事象といかにかかわったかを包括的に読み解く。



目次

目次

まえがき

序章

第一章
翻訳、誤訳、そして『論理哲学論考』

第二章
公共の無意識

第三章
世界の映像の時代における旅行者

第四章
分水嶺を超えて

第五章
良い妻は皆そんなふうなものだ

結論




索引



訳者あとがき



著者について
マイケル・ノース(Michael North)
1973年スタンフォード大学卒業、1976年コネチカット大学修士号、1980年コネチカット大学博士号取得。現在、カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授。主な著書に The Dialect of Modernism: Race, Language, and Twentieth-Century Literature (Oxford UP, 1994), Camera Works: Photography and the Twentieth-Century Word (Oxford UP, 2005), Machine-Age Comedy (Oxford UP, 2009), Novelty: A History of the New (University of Chicago Press, 2013)。主な編著にThe Waste Land: A Norton Critical Edition (Norton, 2001)などがある。

訳者について
中村亨(なかむらとおる)
1966年、京都府に生まれる。1995年、青山学院大学大学院博士後期課程満期退学。現在、中央大学教授。専攻、アメリカ文学。主な著書に、『ヘンリー・ミラーを読む』(共著、水声社、2007年)、『アーネスト・ヘミングウェイ――21世紀から読む作家の地平』(共著、臨川書房、2011年)、『ターミナル・ビギニング――アメリカの物語と言葉の力』(編著、論創社、2014年)、主な訳書に、ヘンリー・ミラー『友だちの本』(共訳、2014年)、『対話/インタヴュー集成』(共訳、2016年、ともに水声社)などがある。

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