4月の新刊:ポール・クローデルの黄金の聖櫃——〈詩人大使〉の文化創造とその遺産

2022年 3月 22日 コメントは受け付けていません。

書影_クローデルの黄金の聖櫃ポール・クローデルの黄金の聖櫃
〈詩人大使〉の文化創造とその遺産
ミッシェル・ワッセルマン(著)
三浦信孝・立木康介(訳)

判型:四六判上製
頁数:248頁+別丁16頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0636-2 C0098
装幀:滝澤和子
4月上旬頃発売!

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日仏文化交流の貴重な証言
詩人と外交官、二つの道を歩んだポール・クローデル。駐日フランス大使として日仏文化交流の要となり、日仏会館・関西日仏学館の創設に至ったその足跡を、第一級の史料をもとに辿り直す。「ヴィラ九条山」の設立を通じてクローデルの遺志を受け継いだ著者による、渾身のドキュメント。


目次

序文――ポール・クローデルの日本、遺産とその継承(三浦信孝)

はじめに
第一章 日仏会館
第二章 関西日仏学館
第三章 戦争とその影
第四章 ヴィラ九条山

【付録1】在日フランス人レジスタン――ジャン゠ピエール・オーシュコルヌ
【付録2】日仏会館の建物の歴史  
【付録3】ヴィラ九条山25周年――クリスチャン・メルリオとの対談

注  
人名索引  

訳者あとがき(立木康介)

著者について
ミッシェル・ワッセルマン(Michel Wasserman)
1948年生まれ。東京藝術大学の客員教授、日仏会館研究員などを経て、関西日仏学館館長(1986〜94年)、ヴィラ九条山館長(1992〜94年)。立命館大学名誉教授(文化交流史)。著書にD’or et de neige : Paul Claudel et le Japon(Gallimard, 2008)、共著に『ベアテ・シロタと日本国憲法』(岩波書店、2014年)などがある。

訳者について
三浦信孝(みうらのぶたか)
1945年生まれ。中央大学名誉教授(現代フランス研究)。著書に『現代フランスを読む―共和国・多文化主義・クレオール』(大修館書店、2002年)、編著に『ポール・クローデル 日本への眼差し』(共編、水声社、2021年)、共訳書にB・ベルナルディ『ジャン゠ジャック・ルソーの政治哲学』(勁草書房、2014年)などがある。
立木康介(ついきこうすけ)
1968年生まれ。京都大学人文科学研究所教授(精神分析)。著書に『精神分析の名著』(編著、中公新書、2012年)、『露出せよ、と現代文明は言う』(河出書房新社、2013年)、『狂気の愛、狂女への愛、狂気のなかの愛』(水声社、2016年)、『女は不死である』(河出書房新社、2020年)がある。


関連書
クローデル小喜劇集/ティエリ・マレ編/4000円+税
詩人大使ポール・クローデルと日本/2500円+税
ポール・クローデル 日本への眼差し/大出敦・中條忍・三浦信孝編/6000円+税

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