12月の新刊:『私の作家遍歴 II 小島信夫批評集成 第5巻』

2010年 12月 21日 コメントは受け付けていません。

……小島は決して「物語られた物語」を褒め称えているのではない。
語られたものについて語りながら、むしろ語る行為をそこに発見しつづけるのだ。
そのためには語り続けなければならず、語りを凍結してはならなかった。
——宇野邦一




近代化の途にある《日本》の謎を、来日外国人の視点から
問い直そうとする著者の試みは、ついに、
巨人・トルストイとの格闘にいたる……。
《批評》にして《精神史》である畢生の試みもいよいよ佳境へ。

kojimanobuo_5_cover『私の作家遍歴 II 小島信夫批評集成 第5巻』

A5判上製468頁/定価6000円+税
ISBN978-4-89176-815-7 C0395   12月24日頃発売!

解説=宇野邦一
月報=田中和生、岩崎正太、井上謙治、
三浦清宏、坂内正、中西裕





*全巻ご購読者特典として、
もれなく非売品の『小島信夫読本』をプレゼント。
くわしくは内容見本をご覧ください。
(いよいよ締切せまる!=2010年12月末日消印有効)


*内容見本は全国の書店で配布中です。直接お申し込みいただくには、
小社営業部へお願いいたします。郵便切手80円分を同封のうえ、
〒112-0002 文京区小石川2-10-1-202 水声社営業部・内容見本係 まで。

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