9月の新刊:カフカのプラハ[改訳決定版]

2022年 9月 26日 コメントは受け付けていません。

書影_カフカのプラハカフカのプラハ[改訳決定版]
クラウス・ヴァーゲンバッハ(著)
須藤正美(訳)

判型:A5判変形上製
頁数:133頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0669-0 C0098
装幀:滝澤和子
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カフカが目にしたプラハの街並み
《プラハは放してくれない。この小母さんには鉤爪がついている。》――カフカが生まれ、育ち、暮らしたプラハは、一体どんな所だったのか? カフカの伝記研究の第一人者が、カフカの文章とともに、プラハの街並みを復元する。当時の貴重な写真を含めた図版100点、ファン必携のカフカ・ハンドブック!



目次

まえがき
カフカのプラハ
カフカの生涯
住居
公務員カフカが通った道
お気に入りの散歩道
文学にゆかりのある場所と娯楽施設
訳者あとがき

著者について
クラウス・ヴァーゲンバッハ(Klaus Wagenbach)
1930年、ベルリンに生まれ、2021年、同地に没した。複数の出版社に勤務した後、独立して出版社を興す。『若き日のカフカ』(1957年)、『自己証言によるカフカ』(1964年)、『流刑地にて』(1975/95年)、『写真で見る生涯』(1983/94年)などのカフカ関連の自著の他、優れた作家たちの作品を精力的に出版した。

訳者について
須藤正美(すとうまさみ)
1956年、栃木県に生まれる。東京都立大学大学院博士課程満期退学。ユダヤ系ドイツ語作家を中心に研究。現在は中央大学、明治大学、慶應義塾大学で非常勤講師を務める。訳書に、M・アマンスハウザー『病んだハイエナの胃のなかで』(水声社、2002年)、H・オルトナー『ヒトラーの裁判官フライスラー』(白水社、2017年)、N・オーラー『ヒトラーとドラック――第三帝国における薬物依存』(白水社、2018年)などがある。

関連書
山尾涼/カフカの動物物語/4000円+税
池田あいの/カフカと〈民族〉音楽/3500円+税

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