12月の新刊:ホワイトノイズ《フィクションの楽しみ》

2022年 12月 8日 コメントは受け付けていません。

ブログ_ホワイトノイズホワイトノイズ
《フィクションの楽しみ》
ドン・デリーロ(著)
都甲幸治+日吉信貴(訳)

判型:四六判上製
頁数:337頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0681-2 C0097
装幀:宗利淳一
12月下旬発売!

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知れば知るほど、死は育っていく。

甚大な空中汚染事故、消費社会の猛威、情報メディアの氾濫、オカルトの蔓延、謎の新薬〈ダイラー〉の魔手、いびつな家族関係、愛の失墜、そして、来るべき《死》に対する底なしの恐怖……。
日常を引き裂くこの混沌を、不安を、哀切を、はたして人々は乗り越えられるのか?
現代アメリカ文学の鬼才ドン・デリーロの代表作にして問題作、そして今なお人間の実存を穿つポストモダン文学随一の傑作が、より深く胸を打つ魅力的な〈新訳〉として装いも新たに登場!

***

ついに映画化!!
2022年12月、全国劇場&Netflixにて公開!
監督:ノア・バームバック/主演:アダム・ドライバー



目次

第一部 波動と放射
第二部 空中毒物事件
第三部 ダイラーの大海

訳者解説 都甲幸治

著者について
ドン・デリーロ(Don DeLillo)
1936年、ニューヨークに生まれる。アメリカ合衆国を代表する小説家、劇作家の一人。1971年、『アメリカーナ』で小説家デビュー。代表作に、本書『ホワイトノイズ』(1985年)の他、『リブラ――時の秤』(1988年/邦訳=文藝春秋、1991年)、『マオⅡ』(1991年/邦訳=本の友社、2000年)、『アンダーワールド』(1997年/邦訳=新潮社、2002年)、『堕ちてゆく男』(2007年/邦訳=新潮社、2009年)、『ポイント・オメガ』(2010年/邦訳=水声社、2019年)、『ゼロ・K』(2016年)、『沈黙』(2020年/邦訳=水声社、2021年)などがある。

訳者について
都甲幸治(とこうこうじ)
1969年、福岡県に生まれる。現在、早稲田大学文学学術院教授(アメリカ文学)。主な著書に、『偽アメリカ文学の誕生』(水声社、2009年)、『生き延びるための世界文学――21世紀の24冊』(新潮社、2014年)、『教養としてのアメリカ短篇小説』(NHK出版、2021年)など、訳書に、ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』(共訳、新潮社、2011年)、ドン・デリーロ『ポイント・オメガ』(水声社、2019年)などがある。
日吉信貴(ひよしのぶたか)
1984年、愛知県に生まれる。現在、明治学院大学等非常勤講師(現代英語文学)。翻訳家。主な著書に、『カズオ・イシグロ入門』(立東舎、2017年)、『カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』を読む――ケアからホロコーストまで』(共著、水声社、2018年)など、訳書に、キャサリン・バーデキン『鉤十字の夜』(水声社、2020年)、ドン・デリーロ『沈黙』(水声社、2021年)などがある。

ドン・デリーロの本
ポイント・オメガ/都甲幸治訳/1800円+税
沈黙/日吉信貴訳/2000円+税

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予告
アメリカの大富豪ロス・ロックハートは、死病に冒された愛する妻の身体を凍結し、未来の医療に託そうと目論んでいた。しかし彼は苦悩する。独り現世に取り残された自分はどうなるのか。医療技術の進歩は肉体の復活と愛の再生を約束しうるのか。いっそのこと、みずからも彼女のあとを追い、己を凍結すべきなのではないか……? 愛は時を超えるのか。愛は絶対零度の世界でも生き長らえるのか――
混迷を深める日常にあって愛の形もまた翻弄される現代社会にドン・デリーロが突きつける、至福と絶望と再生のラブストーリー『ゼロ・K』(Zero K)は翻訳快調! 来春小社より刊行予定!!

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