7月の新刊:スペイン文明論集Ⅱ[歴史・文化篇]

2025年 7月 25日 コメントは受け付けていません。

スペイン文明論集2_書影スペイン文明論集Ⅱ
[歴史・文化篇]
アメリコ・カストロ(著)
本田誠二(編訳)

判型:A5判上製
頁数:734頁
定価:10000円+税
ISBN:978-4-8010-0843-4 C0022
装幀:齋藤久美子
7月下旬発売!

試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎

レコンキスタ、サンティアゴ騎士団、異端審問…
20世紀スペイン屈指の歴史家=文芸批評家が、〈衰退するスペイン〉への危機意識のもと、スペイン民族の核心を把握し直すべく、キリスト教徒・ユダヤ教徒・イスラム教徒の共存と対立の中で編まれたスペインの歴史の独自性を多角的に論じる。



目次
スペイン的生の諸相
二つのエッセー
スペインのサンティアゴ
過去は過去であり、操作できないものである
イベロアメリカ
周縁のスペイン人
最晩年の論考

著者について
アメリコ・カストロ(Américo Castro)
1885年、ブラジルのカンタガーロに生まれ、1972年、スペインのジローナ近郊にて没する。現代スペインを代表する歴史家・文芸批評家。おもな著書に、本書のほか、『セルバンテスの思想』(1925年。本田誠二訳、法政大学出版局、2004年)、『歴史のなかのスペイン』(1948年。本田誠二訳、水声社、2020年)、『セルバンテスへ向けて』(1957年。本田誠二訳、水声社、2008年)、『セルバンテスとスペイン生粋主義』(1967年。本田誠二訳、法政大学出版局、2006年)などがある。

編訳者について
本田誠二(ほんだせいじ)
1951年、東京に生まれる。東京外国語大学大学院外国語学研究科(ロマンス語系言語)修了。神田外語大学名誉教授。専攻、スペイン黄金世紀文学。おもな著書に、『セルバンテスの芸術』(2005年)、『セルバンテスの批評』(編著、2018年)などが、おもな訳書に、カルロス・フエンテス『テラ・ノストラ』(2016年)、『セルバンテス全集』(共訳、2016年-2018年、以上いずれも水声社)などがある。

関連書
アメリコ・カストロ——スペイン史学のドン・キホーテ 本田誠二/3000円+税
セルバンテスへ向けて——『わがシッドの歌』から『ドン・キホーテ』へ アメリコ・カストロ/本田誠二訳/10000円+税
スペイン人とは誰か——その起源と実像 アメリコ・カストロ/本田誠二訳/8000円+税
歴史のなかのスペイン アメリコ・カストロ/本田誠二訳/8000円+税
スペインの歴史的現実 アメリコ・カストロ/本田誠二訳/8000円+税

Comments are closed.