12月の新刊:ラカン リアニメイテッド――アニメが明かす享楽の精神分析

2025年 12月 16日 コメントは受け付けていません。

ラカン リアニメイテッド書影ラカン リアニメイテッド
アニメが明かす享楽の精神分析
久保田泰考(著)

判型:46判上製
頁数:264頁
定価:2800円+税
ISBN:ISBN978-4-8010-0949-3 C0011
装幀:宗利淳一
12月下旬発売!

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アニメは、享楽の新しい回路を開く
『言の葉の庭』、『心が叫びたがってるんだ。』、『若おかみは小学生!』、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、『シン・ヱヴァ』、『竜とそばかすの姫』、『君の名は。』、『青ブタ』、『聲の形』、『リズと青い鳥』……

精神分析の諸概念を鮮烈にリアニメイト=再起動し、享楽する「症状」へと変成する現代のアニメを通じて、セクシュアリティ・身体、そして「こころの病理」を新たな地平から読み替える!



目次

イントロダクション 

第1章 ヒステリーは再びアニメ化される 
――『言の葉の庭』
第2章 一般化するトラウマ 
――『心が叫びたがってるんだ。』、『若おかみは小学生!』
第3章 享楽の手紙 
――『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
第4章 「症状」としての父 
――『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』
第5章 科学と性関係 
――『君の名は。』
第6章 強迫神経症者は「三人目の女」の夢を見ない 
――『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』
第7章 自閉症、あるいはひとりで歌うこと 
――『竜とそばかすの姫』
第8章 ふたつであること/ひとつでありえない(わたしたちの望みは) 
――『聲の形』、『リズと青い鳥』

注 

これから本書を読まれる方のために――あとがきに代えて

著者について
久保田泰考(くぼたやすたか)
1967年生まれ。精神科医、臨床心理士。現在、滋賀大学保健管理センター教授。主な著作に『ニューロサイコアナリシスへの招待』(共著、誠信書房、2015年)、『ニューロ ラカン』(誠信書房、2017年)、『フーコー研究』(共著、岩波書店、2021年)、『ミシェル・フーコー『コレージュ・ド・フランス講義』を読む』(共著、水声社、2021年)。

関連書
狂気の愛、狂女への愛、狂気のなかの愛/ 立木康介/ 2500円+税
メランコリーのゆくえ/ 藤井あゆみ/4500円+税
ベンヤミンと精神分析/三原弟平/2500円
言語と狂気/熊谷哲哉/4500円
精神病院と社会のはざまで/フェリックス・ガタリ/2500円
アンチ・オイディプスの使用マニュアル/ステファヌ・ナド―/3800円

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