12月の新刊:サッカーチームはいかに構成されるか——アフェクトと習得の人類学
2025年 12月 16日 コメントは受け付けていません。
サッカーチームはいかに構成されるか
アフェクトと習得の人類学
相原健志(著)
判型:A5判上製
頁数:323頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0950-X C0030
装幀:齋藤久美子
12月下旬発売!
一つのチームになる
「戦術的ピリオダイゼーション」というトレーニング方法論をもちいてひとつの〈チーム〉になろうとするポルトガルの小さな地域クラブの育成年代に迫る異色の民族誌。
【目次】
はじめに
第1章 集合、アフェクト、習得の問題系
第2章 戦術的ピリオダイゼーション――いかにして諸個体を集合させるか
第3章 Fというクラブ
第4章 敵を含む〈私たち〉――恐怖に抗する自己比較の実験
第5章 現在のなかの過去と未来――習得の時空間
終章 戦術的ピリオダイゼーションと/の人類学
注
参考文献
索引
あとがき
【著者について】
相原健志(あいはらやすし)
1982年、神奈川県に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了。博士(学術)。現在、関東学院大学国際文化学部比較文化学科准教授。主な著書に『よくわかるスポーツ人類学』(共著、ミネルヴァ書房、2017年)、論文に「不確定性に抗する闘い――学習過程の時間性と現在的経験の潜在性についての人類学的考察」『人文学会紀要』144(2021年)、「人類学の存在論的転回における概念創造の条件と問題――創造から他律的変容へ」『言語・文化・コミュニケーション』49(2017年)などがある。
【関連書】
市民社会と政治社会のあいだ――インド、ムンバイのミドルクラス市民をめぐる運動/田口陽子/4000円+税
不信の支える信仰共同体――ネパールのプロテスタンティズムについての民族誌的研究/丹羽充/4000円+税