1月の新刊:ジル・ドゥルーズ——思考のイメージ《知の革命家たち》

2025年 12月 24日 コメントは受け付けていません。

ジル・ドゥルーズ_書影ジル・ドゥルーズ
思考のイメージ
《知の革命家たち》
堀千晶(著)

判型:四六判上製
頁数:195頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0965-3 C0310
装幀:宗利淳一
1月中旬発売!

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芸術や科学といった異なる領域を縦横無尽に通過して、概念の衝突と共鳴のはてに新たな思考と文体を哲学にもたらした思想家は、映像が思考を席巻する世界をも見つめていた。知覚や行動、情動、身体、記憶、言葉について、空間論から物語論、俳優論、ジェンダー論まで、美学・批評・政治が交叉する『シネマ』を紐解き、まだ見ぬ思考のイメージを映し出す。

【人物紹介】
ジル・ドゥルーズ
1925年にパリに生まれ、1995年に同地に没した。人文科学の枠を越えあらゆる分野に多大な影響を与え続けている、20世紀を代表する哲学者・思想家。主な著書には、『差異と反復』、『意味の論理学』、『プルーストとシーニュ』、『フランシス・ベーコン──感覚の論理学』、『シネマ1・2』などがある。また、精神分析家・活動家のフェリックス・ガタリとの協働でも知られ、共著には、『アンチ・オイディプス──資本主義と分裂症』、『千のプラトー──資本主義と分裂症』、『哲学とは何か』などがある。



目次

思想と生
映像のマテリアリズム
弁証法的崇高
夢の終焉のあとで
世界線のほうへ
魂の空間
身体の映画――サスペンスの身振り
記憶‐都市‐脳
言葉、抵抗

著者について
堀千晶(ほりちあき)
1981年生まれ。現在、立教大学ほか兼任講師。専攻、フランス文学。主な著書には、『ドゥルーズ キーワード89』(共著、せりか書房、増補新版、2015年)、『ドゥルーズ 思考の生態学』(月曜社、2022年)、主な訳書には、ジル・ドゥルーズ『ザッヘル゠マゾッホ紹介』(河出文庫、2018年)、ロベール・パンジェ『パッサカリア』(水声社、2021年)などがある。

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