1月の新刊:カールハインツ・シュトックハウゼン——私は音になる《知の革命家たち》

2025年 12月 24日 コメントは受け付けていません。

カールハインツ・シュトックハウゼン_書影カールハインツ・シュトックハウゼン
私は音になる
《知の革命家たち》
松平敬(著)

判型:四六判上製
頁数:187頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0961-5 C0373
装幀:宗利淳一
1月中旬発売!

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電子音楽、空間音楽、モメント形式、直観音楽、フォルメル技法など、様々な作曲技法を展開し、20世紀音楽の革新を牽引した変革者。その特異な結婚生活から神的なものへの傾倒、そして宇宙へと向かう意識がいかに作品に結びついたかを描き出し、謎多き作曲家の全貌を明らかにする!

【人物紹介】
カールハインツ・シュトックハウゼン
1928年にドイツ、ケルン近郊のメードラートに生まれ、2007年にキュルテンに没した。20世紀を代表する現代作曲家。現代音楽にかぎらず、ビートルズやマイルス・デイヴィス、ビョークなど、幅広い音楽家に多大な影響を与えた。主な作品には、《ヒュムネン》、《モメンテ》、《光》、《クラング》などがある。



目次

シュトックハウゼンの生涯
音の組織化――セリー技法
メロディーへの回帰――フォルメル技法
飛翔する音̶̶空間音楽
一つの音を聴く
シュトックハウゼンと時間
神に感謝を――シュトックハウゼンと精神性
作品を遺す

著者について
松平敬(まつだいらたかし)
1971年、愛媛県宇和島市に生まれる。東京藝術大学卒業、同大学院修了。声楽家。現在、聖徳大学、文教大学、武蔵野美術大学非常勤講師。著書には、『シュトックハウゼンのすべて』(アルテスパブリッシング、2019年。ミュージック・ペンクラブ音楽賞受賞)が、主な録音作品には、『MONO=POLI』(2010年、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞受賞)、『オトコト』(コジマ録音、2024年)などがある。

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