1月の新刊:ピエール・ブルデュー——作品科学から象徴革命へ《知の革命家たち》

2025年 12月 24日 コメントは受け付けていません。

ピエール・ブルデュー_書影ピエール・ブルデュー
作品科学から象徴革命へ
《知の革命家たち》
石井洋二郎(著)

判型:四六判上製
頁数:173頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0963-9 C0330
装幀:宗利淳一
1月中旬発売!


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常に弱者への共感と連帯に突き動かされた〈闘う知識人〉。「文化資本」や「社会空間」などの概念を提唱して現代社会学の基礎を築くにとどまらず、文学・芸術作品を相互的ネットワークの中に置き直すことで、創造性や作者性をめぐる神話を徹底的に解体し、作品の新たな捉え方を切り開いた。膨大な著作のなかから『芸術の規則』をとりあげ、その思想のアクチュアリティに迫る!

【人物紹介】
ピエール・ブルデュー
1930年にフランス、ベアルン地方ダンガンに生まれ、2002年にパリに没した。社会学者。社会科学高等研究学院教授、教育文化社会学センター所長、コレージュ・ド・フランス教授等を歴任。主な著書には『ディスタンクシオン――社会的判断力批判』、『実践感覚』、『国家貴族――エリート教育と支配階級の再生産』、『芸術の規則』、『世界の悲惨』(編著)などがある。



目次

寒村生まれの社会学者
闘う知識人として
文学と社会学のあいだ
『感情教育』の社会空間
文学場の変遷過程
作品科学に向けて
成功した象徴革命

著者について
石井洋二郎(いしいようじろう)
1951年、東京都に生まれる。東京大学名誉教授、中部大学名誉教授、京都先端科学大学特任教授。専攻はフランス文学・思想。主な著書には、『ロートレアモン――越境と創造』(筑摩書房、2008年、芸術選奨文部科学大臣賞)、『ブルデュー『ディスタンクシオン』講義』(藤原書店、2020年)、『リベラルアーツと芸術』(編著、水声社、2025年)などがある。

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