2月の新刊:ロマン・ヤコブソン——詩学の探究者《知の革命家たち》

2026年 2月 16日 コメントは受け付けていません。

ロマン・ヤコブソン_書影ロマン・ヤコブソン
詩学の探究者
《知の革命家たち》
大平陽一(著)

判型:四六判上製
頁数:196頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0963-9 C0398
装幀:宗利淳一
2月中旬発売!

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〈言語に関するものにして我に無縁のものなし〉――言語の基本的機能とは何かを探究し、文学・哲学・人類学などの広範な分野における言語的構造分析を開拓して、レヴィ=ストロースへの影響を通じてフランス構造主義の震源となった言語学者の、革命と東西冷戦に翻弄された波乱の生涯を辿るとともに、その膨大な知的遺産を、なかでも彼の関心の原点にある言語の〈詩的機能〉の分析を中心に読み解く。

【人物紹介】
ロマン・ヤコブソン
1896年にモスクワに生まれ、1982年にマサチューセッツ州ケンブリッジに没した。言語学者。プラハ学派の代表的存在として構造主義音韻論の確立に貢献。一般言語学、スラヴ言語学、言語病理学、記号論などの分野に多くの業績を残したが、最も情熱を傾けた分野は詩学であり、特に詩的機能を含めた〈言語の六機能モデル〉で知られる。主な著書には、『最新ロシア詩』、『ロシア語の音韻進化に関する考察』、『幼児言語、失語症および一般音法則』、『大脳と言語』、『言語音形論』(共著)、論文には、「言語学と詩学」などがある。



目次

ヤコブソンの生涯
ヤコブソンの言語学と詩学
投影の原理と平行法
伝記主義から象徴体系へ、象徴体系から芸術記号論へ
隠喩と換喩、類像性と近接性

著者について
大平陽一(おおひらよういち)
1955年、三重県に生まれる。東京外国語大学大学院修士課程修了。天理大学名誉教授。専攻、戦間期チェコにおける亡命ロシア文化。主な著書には、『都市と芸術の「ロシア」』(共著、水声社、2005年)、『映画的思考の冒険』(共著、世界思想社、2006年)などが、訳書には、『ロシア・アヴァンギャルド③/キノ――映像言語の創造』(共訳、国書刊行会、1995年)、『子どもたちの見たロシア革命――亡命ロシアの子どもたちの文集』(共訳、松籟社、2019年)などがある。

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