2月の新刊:エドゥアール・グリッサン——〈関係の詩学思想〉《知の革命家たち》
2026年 2月 16日 コメントは受け付けていません。
エドゥアール・グリッサン
〈関係の詩学思想〉
《知の革命家たち》
中村隆之(著)
判型:四六判上製
頁数:166頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0966-0 C0398
装幀:宗利淳一
2月中旬発売!
血縁や国家と結びつき、いまなお他者の支配を正当化する〈同一なるもの〉を退け、未知なるもの、不確定なものを称揚する〈関係〉は、西洋の近代知の安定的枠組みを根底から揺るがす。
グリッサンの詩・小説・哲学を横断し、そこに現れる「詩学思想」を通して、来たるべき共同体を構想した作家の全容を明らかにする。
【人物紹介】
エドゥアール・グリッサン(Édouard Glissant)
1928年にマルティニック島の集落ブゾダンに生まれ、2011年にパリに没した。作家・思想家。詩・小説・哲学を横断する多様な作家活動のほか、「マルティニック学院」や「全‐世界学院」を組織し、文化や言語の多様性が相互に関係し合う国際的な思想・文化交流の場を築いた。主な著書には、『カリブ海序説』、『〈関係〉の詩学』、『痕跡』などがある。
【目次】
グリッサンの生涯と作品
歴史――来たるべき共同体の問い
関係――詩学思想の方法と実践
生態――生物の棲むテクスト
翻訳――世界の渦のなかで
【著者について】
中村隆之(なかむらたかゆき)
1975年、東京都に生まれる。東京外国語大学大学院博士課程修了。現在、早稲田大学教員。専攻、フランス語圏カリブ海文学・環大西洋文化研究。主な著書に、『ブラック・カルチャー――大西洋を旅する声と音』(岩波新書、2025年)などがある。