3月の新刊:マン・レイ——逆光のポートレート《知の革命家たち》

2026年 2月 26日 コメントは受け付けていません。

【知の革命家たち】マン・レイ書影マン・レイ
逆光のポートレート
《知の革命家たち》
木水千里(著)

判型:四六判上製
頁数:172頁+4C別丁2頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0974-5 C0370
装幀:宗利淳一
3月中旬発売!

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鋲が突き出たアイロン、目玉のついたメトロノーム、光を直接捉えた写真……ユーモアに溢れた作品で、シュルレアリスムの発展に貢献した一方、ニューヨークとパリの狭間でもがき、美術界の周縁に追いやられた芸術家は、いわば前衛芸術のネガを体現していたのではないか? 複製とオリジナル、アイデンティティとジェンダーといった問題から知られざる相貌に光を当てる。

人物紹介
マン・レイ
1890年にフィラデルフィアに生まれ、1976年にパリに没した。シュルレアリスムを代表する画家、写真家、映画監督、オブジェ作家。デュシャンとともにニューヨーク・ダダを開始、フランスに渡りシュルレアリスム運動に参加する。特に写真においては革新的な表現技法を発明したほか、モード写真でも知られる。主な作品には、絵画に《天文台の時刻に――恋人たち》、写真に《アングルのヴァイオリン》、映画に『エマク・バキア』、オブジェに《イジドール・デュカスの謎》、自伝に『セルフ・ポートレート』などがある。



目次

マン・レイの生涯と作品
写真から映画へ、そして再び写真へ――視覚芸術の越境と回帰
周縁の中心へ――西海岸のモダニズム
複製という創造――複数のオリジナル
包まれた出自、解かれた謎、制度に縛られて――《イジドール・デュカスの謎》とアイデンティティの再配置
見られる女/語られない女――前衛芸術とジェンダーの視線

著者について
木水千里(きみずちさと)
1976年、香川県に生まれる。パリ第一大学大学院博士課程修了。博士(芸術学)。専攻、近現代美術史・フランス文化論。現在、フェリス女学院大学准教授。主な著書には、『マン・レイ 軽さの方程式』(三元社、2018年)、『アンドレ・マルローと現代――ポストヒューマニズム時代における「希望」の再生』(共著、ぎょうせい、2021年)などがある。

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