3月の新刊:モホイ゠ナジ・ラースロー——越境の芸術家《知の革命家たち》
2026年 2月 26日 コメントは受け付けていません。
モホイ゠ナジ・ラースロー
越境の芸術家
《知の革命家たち》
井口壽乃(著)
判型:四六判上製
頁数:172頁+4C別丁4頁
定価:1800円+税
ISBN:978-4-8010-0971-4 C0370
装幀:宗利淳一
3月中旬発売!
ダダイズム、シュプレマティズム、構成主義など同時代の前衛芸術を吸収し、絵画・デザイン・写真・映画の垣根を越えて「光の造形」を探求した芸術家。ハンガリーからドイツ、オランダ、イギリス、そしてアメリカへと国境を越えながら、新しい時代の視覚表現が人間に何をもたらすのかを一貫して問い、作品化・理論化していった。「レオナルド的」とも称されるその多面的活動の全貌を写し出す!
【人物紹介】
モホイ゠ナジ・ラースロー
1895年にオーストリア゠ハンガリー帝国南部のバーチボルショードに生まれ、1946年にシカゴに没した。前衛芸術家、写真家、デザイナー、タイポグラファー、視覚理論家。バウハウス、ニュー・バウハウス、スクール・オブ・デザイン、インスティチュート・オブ・デザインで教鞭を執り、後進に多大な影響を与えたほか、〈バウハウス叢書〉全14巻を企画して最先端の芸術理論の普及に努めた。主な著書には、『材料から建築へ』、『ザ・ニュー・ヴィジョン』、『ヴィジョン・イン・モーション』などがある。
【目次】
越境の芸術家
初期絵画と中欧のアヴァンギャルド
造形思想の共有か、引用か
モホイ゠ナジの写真――光の造形
思想家としてのモホイ゠ナジ
光、運動、音楽の総合
「生命中心主義」と「生物工学」
一九二九年の「ニュー・タイポグラフィ」展と「映画と写真」展
モホイ゠ナジの映画
機械時代の芸術――光の絵画
モホイ゠ナジのデザイン教育観――スクール・オブ・デザイン
日本におけるモホイ゠ナジ芸術の受容
メディアアート史におけるモホイ゠ナジ
【著者について】
井口壽乃(いぐちとしの)
1959年、静岡県に生まれる。埼玉大学名誉教授、NPO法人デザイン史リサーチセンター東京理事長。専攻、二十世紀前衛芸術。主な著書に、『ハンガリー・アヴァンギャルド――MAとモホイ゠ナジ』(彩流社、2000年)、『アヴァンギャルド宣言――中東欧のモダニズム』(共編著、三元社、2005年)、『中欧のモダンアート――ポーランド・チェコ・スロヴァキア・ハンガリー』(2013年)、『中欧の現代美術――ポーランド・チェコ・スロヴァキア・ハンガリー』(2014年、いずれも共著、彩流社)、『西洋美術の歴史8 二十世紀』(共著、中央公論新社、2017年)などがある。